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2018年4月1日〜4日


2018年4月4日(水曜日)曇り のり晴れ薄雲浮かぶ 午後曇り差す 夜にかけて小雨弱い雨降る

※地震のデータ(2018年1月1日〜)はこちらをご覧ください

【東日本大震災:臨時災害放送局・59回目の情報:最終回】
 2018年3月31日にお伝えして以来の東日本大震災によって運用されている臨時災害放送局(災害FM)についての情報です。

 福島県富岡町が郡山市に開設して運用・放送してきた“とみおかさいがいエフエム(愛称:おだがいさまFM”が3月30日に放送を終了・閉局したことで、累計で31局開設された東日本大震災による臨時災害放送局はすべての局が閉局・廃止となりました。
 そして、総務省東北総合通信局は、3月25日に閉局した福島県南相馬市の“みなみそうまさいがいエフエム(愛称:南相馬ひばりFM)”とともに、3月31日付けで、2局を廃止にしました。

 これで東日本大震災による臨時災害放送局はすべての局が廃止・失効となりました。
 というわけで、東日本大震災直後から約7年間にわたりお伝えしてきた東日本大震災:臨時災害放送局の情報は、今回が最終回です。
 私たちが経験したこともない未曾有の大災害である東日本大震災。3月24日から25日に視察した岩手県陸前高田市を見ても、復興はまだまだ途上です。さらに、原発事故に関しては、とても収束したとは言えず、「放射線による不安が解消された」とはとても言い難いです。
 それを考えますと、「臨時災害放送局の役割は終えた」とは、とても思えません。しかし、臨時災害放送局の免許人は市・町・村であり、市・町・村の意思で存続が決まるのです。
 現地からは資金の問題による存続の厳しさが伝えられましたが、加えて、放送内容についても、いろいろな意見があったようです。大ざっぱに言えば、コミュニティ放送局のような内容になっていた局も少なくありません。情報が限られ、再放送が多くなった局もありました。
 そういう意味では、臨時災害放送局について、ここでもう一度考える必要があると感じます。

 それでは、臨時災害放送局のリストをご紹介します。
 リストでは、すでに臨時災害放送局を廃止してコミュニティFMへ移行した局、またはこれからコミュニティFMへ移行することを計画している・予定している局について、関係する記載の部分を紫色で表記します。

●岩手県
〈1〉奥州市:2011年3月12日《コミュニティFM》奥州エフエム放送(株)・奥州エフエム おうしゅうさいがいエフエム JOYZ2N-FM(150W 77.8MHz で放送)→2011年3月29日で廃止。通常のコミュニティFMとして運用
〈2〉花巻市:2011年3月11日《コミュニティFM》えふえむ花巻(株)・FM One はなまきさいがいエフエム JOYZ2O-FM(78.7MHz で放送。電波は3ヵ所から送信。送信所1:花巻市矢沢から100W。送信所2:花巻市大迫から100W。送信所3:東和町毒沢から20W)→2011年4月3日廃止。その後は通常のコミュニティFMとして運用
〈3〉宮古市:2011年3月19日(放送開始3月22日)《イベント放送開設準備中の団体(みやこコミュニティ放送研究会)》みやこさいがいエフエム JOYZ2U-FM(20W 77.4MHz で放送)(放送時間 9:30〜13:00、14:00〜16:00)(放送場所:宮古市宮町一丁目 陸中ビル3F)→2013年8月25日放送終了、2013年8月26日廃止 2013年8月15日、宮古エフエム放送株式会社がミュニティ放送局の免許を取得、8月26日コミュニティFM(みやこエフエム:みやこハーバーラジオ)開局。
〈4)宮古市:2011年5月31日《イベント放送開設準備中の団体(みやこコミュニティ放送研究会)》みやこたろうさいがいエフエム JOYZ2AJ-FM(10W 77.4MHz で放送)(放送場所:宮古市田老字向新田148)(みやこさいがいエフエムの再送信)→2013年8月25日放送終了。ただし、この時点では廃止にせず、みやこハーバーラジオの番組を放送する。2014年3月31日廃止。
〈5〉大船渡市:第1送信所(大船渡市猪川町):2011年3月28日《臨時の放送局》おおふなとさいがいエフエム JOYZ2Z-FM(30W 78.5MHz で放送)→2013年3月30日閉局・3月31日廃止  第2送信所(大船渡市末崎町):2011年4月7日《臨時の放送局・・・陸前高田市への情報伝達のために開設》おおふなとさいがいエフエム JOYZ2Z-FM(20W 80.5MHz で放送)→第2送信所は2011年12月9日廃止。 2013年3月28日、特定非営利活動法人(NPO法人)防災・市民メディア推進協議会がコミュニティ放送局の免許を取得、4月5日コミュニティFM(FMねまらいん)開局。
〈6〉釜石市:2011年4月7日《臨時の放送局》かまいしさいがいエフエム JOYZ2AC-FM(2011年4月25日エリア拡大のため送信所変更)(FM岩手の協力により、釜石市内の支局に演奏所を設置)出力30W。周波数:親局86.0MHz=釜石市中心部、中継局3局80.1MHz=甲子町大松地区、鵜住居町田郷地区、唐丹町小白浜地区で放送。→2017年3月31日をもって廃止
〈7〉陸前高田市:2011年12月10日《臨時の放送局》りくぜんたかたさいがいエフエム JOYZ2AK-FM(20W 80.5MHz で放送)(NPO法人陸前高田市支援連絡協議会 Aid TAKATAが運営)(2012年5月7日、送信所・演奏所設置場所変更)(2013年12月12日までに放送免許を更新し、2015年3月まで臨時災害放送局として放送するとしていたが、2016年度、さらに2017年度も継続することになる)(2018年3月16日をもって放送終了・閉局、3月22日付けで廃止)
〈8〉大槌町:2012年3月28日(放送開始3月31日)《臨時の放送局》おおつちさいがいエフエム JOYZ2AL-FM(10W 77.6MHz で放送)(運営:特定非営利活動法人〈NPO法人〉まちづくり ぐるっとおおつち)(演奏所:大槌町小鎚第27地割3-4シーサイドタウンマスト内、送信所:大槌町大槌第29地割字大野沢76)→2016年3月18日廃止。コミュニティ放送局移行についても検討したが、運営資金見通し立たず、断念。

●宮城県
〈9〉大崎市:2011年3月15日《コミュニティFM設立準備中の団体》おおさきさいがいエフエム JOYZ2P-FM(50W 79.4MHz で放送)〔コミュニティFM設立準備中であった団体が市に設備を貸与して開設〕(放送時間:13時〜14時、15時〜16時、17時〜18時 不定期の場合があり)(スタジオ送信所:大崎市古川大宮)→2011年5月14日廃止 →2013年6月7日、コミュニティ放送局(特定非営利活動法人〈NPO法人〉おおさきエフエム放送)に放送免許交付。6月15日“Bikki FM”開局。NPO法人によるコミュニティ放送局は宮城県では初。
〈10〉登米市:2011年3月16日《コミュニティFM》(株)登米コミュニティエフエム・H@!FM〔はっとエフエム〕 とめさいがいエフエム JOYZ2Q-FM(100W 76.7MHz で放送)→2013年3月14日閉局・3月15日廃止。通常のコミュニティFMとして運用
〈11〉石巻市:2011年3月16日《コミュニティFM》石巻コミュニティ放送(株)・ラジオ石巻 いしのまきさいがいエフエム JOYZ2S-FM(100W 76.4MHz で放送)石巻市役所から無線機を活用して放送していましたが、2011年8月11日、演奏所を石巻市鋳銭場(石巻市役所の東約100m、JR石巻駅の南側駅前)に変更。→2015年3月25日廃止。通常のコミュニティFMとして運用
〈12〉塩釜市:2011年3月18日《コミュニティFM》エフエムベイエリア(株)・BAY WAVE しおがまさいがいエフエム JOYZ2T-FM(100W 78.1MHz で市役所より臨時災害放送局として放送)→2013年9月26日(15時30分)廃局。通常のコミュニティFM(BAY WAVE)として運用
〈13〉岩沼市:2011年3月20日《コミュニティFM》(株)エフエムいわぬま・ほほえみ いわぬまさいがいエフエム JOYZ2V-FM(100W 77.9MHz で放送)→2014年3月31日廃止。通常のコミュニティFMとして運用
〈14〉亘理郡山元町:2011年3月21日《臨時の放送局》やまもとさいがいエフエム“りんご ラジオ” JOYZ2W-FM(30W 80.7MHz で放送中)〔開設にはFMながおかが協力〕(放送時間:午前7時〜午後7時)(山元町役場の1Fロビーにて放送)→2017年3月31日をもって廃止
〈15〉気仙沼市:2011年3月22日(放送開始:3月23日)《臨時の放送局》けせんぬまさいがいエフエム JOYZ2X-FM(30W 77.5MHz で放送)〔登米コミュニティエフエムの協力で開設〕(2011年8月6日、送信所と演奏所を、気仙沼市赤岩五駄鱈・気仙沼本吉広域防災センターから気仙沼市松崎萱に変更しました)→2017年6月27日をもって廃止(2017年7月1日、コミュニティFM:ラヂオ気仙沼〈ぎょっとエフエム〉開局)
〈16〉亘理郡亘理町:2011年3月24日《臨時の放送局》わたりさいがいエフエム“FM あおぞら” JOYZ2Y-FM(30W 79.2MHz で放送)〔開設にはFMながおかが協力〕(2011年4月2日、周波数を78.6MHz→79.2MHzへ変更)(放送時間:午前7時〜午後7時)(演奏所:亘理町役場臨時庁舎→2012年2月13日町立郷土資料館へ変更、送信所:2012年2月13日中央公民館へ変更)→免許が2016年3月末で切れること、亘理町では一定の役目を終えたとして、2016年3月24日16時00分閉局。運営したNPO法人FMあおぞらはコミュニティFM移行を目指したいと、町に要望書を提出するも、運営見通し立たず、実現せず。3月31日失効。
〈17〉名取市:2011年4月7日(放送開始:4月10日)《臨時の放送局》なとりさいがいエフエム“なとらじ はちまる・いち” JOYZ2AE-FM(50W 80.1MHz で放送)(放送時間:午前9時~午後5時)→2015年2月28日廃止。 →2015年2月28日、特定非営利活動法人(NPO法人)エフエムなとりは、コミュニティ放送局(コミュニティFM)の放送免許を取得。3月1日、コミュニティ放送局“エフエムなとり なとらじ801”が開局、放送開始。周波数は同じ 80.1MHz
〈18〉女川町:2011年4月21日(放送開始:4月22日)《臨時の放送局》おながわさいがいエフエム JOYZ2AG-FM(79.3MHz 20W)→2012年4月20日、休止。2012年7月1日、放送再開・送信所変更。2014年4月9日〜19日、放送中断。送信設備不具合のため。2014年4月20日、再開。→2016年3月29日の正午で放送終了、閉局・廃止。
《19》気仙沼市本吉町地区:2011年4月22日(放送開始:4月22日)《臨時の放送局》けせんぬまもとよしさいがいエフエム JOYZ2AH-FM(76.8 MHz 20W、その後 77.5MHz 20Wで放送)→2017年6月27日をもって廃止(2017年7月1日、コミュニティFM:ラヂオ気仙沼〈ぎょっとエフエム〉開局)
〈20〉南三陸町:2011年5月17日《臨時の放送局》みなみさんりくさいがいエフエム JOYZ2AI-FM(80.7MHz 10W)(ラジオ関西が機材を提供し、FMながおかが周波数を調査、アンテナを設置)(当初は出力30Wでしたが、不感地帯解消のため、2011年7月21日、送信所を変更し、それに伴って出力を10Wに変更しました)→2013年3月31日閉局・廃止。

●福島県
〈21〉福島市:2011年3月16日《コミュニティFM》福島コミュニティ放送(株)・FM ポコ ふくしまさいがいエフエム JOYZ2R-FM(100W 76.2MHz で放送)→2011年3月25日より休止→2012年2月29日廃止。現在は通常のコミュニティFMとして運用
〈22〉いわき市:2011年3月28日《コミュニティFM》(株)いわき市民コミュニティ放送・SEA WAVE FM いわき いわきさいがいエフエム JOYZ2AA-FM(100W 77.5MHz で放送)→2011年5月27日に廃止。現在は通常のコミュニティFMとして運用
〈23〉相馬市:2011年3月29日《臨時の放送局》そうまさいがいエフエム JOYZ2AB-FM(30W 76.6MHz で放送中)(定時放送:9時、13時、17時  ※緊急性のある放送については随時放送します)(相馬市役所から放送)→2014年3月31日廃止
〈24〉須賀川市:2011年4月7日(本放送開始:2011年4月10日)《臨時の放送局》すかがわさいがいエフエム“すかがわエフエム” JOYZ2AD-FM(30W 80.7MHz で放送)(須賀川市中町から放送)→2011年6月6日に廃止(東北総合通信局は「8月7日に廃止」と発表
〈25〉南相馬市:2011年4月15日(本放送開始:4月16日午後1時)《臨時の放送局》みなみそうまさいがいエフエム(南相馬ひばりFM) JOYZ2AF-FM(2012年10月8日までは、50W 79.5MHz で放送していた)(運営主体:栄町振興組合)(南相馬市役所・西庁舎3F会議室にて放送)(定時放送:午前9時、午後1時、午後5時から約60分間)→2012年10月9日、不感地帯解消のため送信所及び周波数・空中線電力の変更(20W 87.0MHz)(送信所:南相馬市原町区本町→南相馬市原町区高倉へ変更(2018年3月25日をもって放送終了・閉局、2018年3月31日付けで廃止)(コミュニティFMへの移行意思はあるも、具体的動きにはいたらず)
〈26〉富岡町:2012年3月9日(放送開始:2012年3月11日 12:00)《臨時の放送局》とみおかさいがいエフエム“おだがいさまFM”(10W 76.9MHzで放送)(演奏所・送信所:仮設住宅内の“おだがいさまセンターに設置:郡山市富田町若宮前32)(この放送局は福島第1原発事故の影響で郡山市に役場機能を移転している富岡町が郡山市に避難している住民にきめ細かな災害対策情報や生活関連情報を提供するため)(富岡町社会福祉協議会・ふくしまFMなども協力)(2018年3月30日をもって放送終了・閉局、2018年3月31日付けで廃止)

●秋田県
〈27〉横手市:2011年3月12日 よこてさいがいエフエム JOYZ2M-FM(20W 77.4MHz で放送)(2010年9月〜12月:イベント放送“よこてにぎわいイベントエフエム”、2011年1月27日〜2月28日:豪雪災害による臨時災害放送局“よこてさいがいエフエム”を開設、2月28日でいったん休止したが東日本大震災発生により、東日本大震災による臨時災害放送局“よこてさいがいエフエム”として放送再開。2011年3月30日をもって廃止。2011年4月1日:横手コミュニティFM放送“横手かまくらエフエム”が開局

●茨城県
〈28〉鹿島市:2011年3月12日《コミュニティFM》エフエムかしま市民放送(株)・FM かしま かしまさいがいエフエム JOYZ3M-FM(50W 76.7MHz で放送)→2011年6月1日より休止→2011年7月11日廃止。現在は通常のコミュニティFMとして運用
〈29〉つくば市:2011年3月14日《コミュニティFM》つくばコミュニティ放送(株)・ラヂオつくば つくばさいがいエフエム JOYZ3N-FM(80W 84.2MHz で放送)〔FMチャッピーが臨時災害放送用送信機を提供〕→2011年4月16日より休止。関東総合通信局は「5月13日廃止」と発表。現在は通常のコミュニティFMとして運用
〈30〉高萩市:2011年6月8日《臨時の放送局》たかはぎさいがいエフエム JOYZ3O-FM(20W 76.8MHz で放送)(市川エフエム放送とFMながおか、茨城放送が協力)→2013年3月31日廃止 2013年4月1日コミュニティFM“たかはぎFM”開局。運営は特定非営利活動法人(NPO法人)たかはぎFMです。
〈31〉取手市:2012年8月1日《臨時の放送局》とりでさいがいエフエム JOYZ3P-FM(10W 89.4MHzで放送)(演奏所・送信所:茨城県取手市寺田5139番地 )(午前8時30分から午後5時の放送時間のうち、正午からと午後4時からの1時間ずつは、放射線情報などのほか、市内のお役立ち情報などを放送)→2013年1月31日にて閉局・廃止。再開の予定もなし。

 

【日中ポカポカ陽気も夕方以降急激に気温下がる】
 下の写真は午前8時52分撮影の松が岬公園です。青空に雲が浮かんでいます。朝は曇りでしたが、この時間は青空が広がってきました。昼すぎにかけてはこんな感じの天気が続き、気温も上昇しました。

  

 午後1時をすぎて、急に曇りの天気となりました。薄暗くなりました。午後2時頃には日が差すようになり、明るくなりました。しかし、午後3時をすぎて、分厚い雲が現れるようになり、風向きが北西となり、気温が下がり始めます。小雨も降り出します。
 午後2時には20.6℃だった気温は、午後5時で10.0℃となり、夜9時には5℃を下回る4.9℃です。急激に寒くなりました。風は夜にかけて強く吹き、その冷たい風に乗って、小雨や弱い雨が断続的に降り続きます。春爛漫の陽気から、冬に逆戻りです。

 写真ではお堀の内側に人影が写っています。これは桜のライトアップのための照明設備を設置している人たちです。予定より大幅に早い作業開始です。


【日本列島夏冬同居】
 下の図や画像は、気象庁発表の気象衛星写真、気象庁発表のアメダスから日照時間、国土交通省・防災情報提供センター・リアルタイムレーダー画面、気象庁発表の天気図です。

    
 12時00分        12時までの1時間        12時00分         18時00分

 米沢の急激な天気の変化は、寒冷前線の通過によるものです。朝は東北地方南部にあった寒冷前線、きょう(4月4日)はゆっくり南下し、夜には関東地方南部にかかりました。
 前線の南側は夏のような陽気、前線の北側は冬の陽気です。日本列島は夏と冬が同居しました。
 前線より少し北側で雨雲が横たわりました。北海道や東北地方から山陰地方にかけて雲に覆われました。一部では、午前中から雨や雪が降りましたが、午後になりますと降り方がやや強くなりました。九州地方でもところどころで雨が降りました。
 1時間降水量では、秋田県、岩手県、富山県、石川県、兵庫県、福岡県、佐賀県で、午後1時台から頃6時にかけて、7ミリ以上の雨が降りました。
 北海道と東北地方北部では雪が降りました。特に青森県で湿った雪が降りました。23時までの24時間降雪量は、青森県の八戸で9cm、十和田で8cm、三戸6cmです。岩手県は、奥中山8cm、葛巻6cmです。北海道では、(上川地方)音威子府で6cm、(上川地方)層雲峡・(根室地方)羅臼・根室地方(中標津)で5cmです。

 全国のアメダスでの第1位です。
◎1時間降水量・・・富山県大山:11.0ミリ(16時19分まで)
◎3時間降水量・・・兵庫県柏原:17.5ミリ(18時10分まで)、秋田県湯の岱:17.5ミリ(16時50分まで)
◎24時間降水量・・・秋田県湯の岱:21.5ミリ(24時00分まで)
◎きょう1日の総降水量・・・秋田県湯の岱:21.5ミリ
◎最大風速・・・北海道(宗谷地方)宗谷岬:17.7m/s(西北西:08時08分)
◎最大瞬間風速・・・北海道(石狩地方)浜益:22.3m/s(西北西:21時27分)
◎23時の積雪量・・・青森県酸ケ湯:286cm
◎23時までの24時間降雪量・・・青森県酸ケ湯:14cm

 下の図左は、気象庁発表の最高気温分布図です。全国の気温を観測しているアメダス等929地点の最高気温をプロットし、分布図にしたものです。
 下の図右は、同じく気象庁発表の最高気温平年差分布図です。全国の気温を観測しているアメダス等929地点の最高気温の平年差をプロットし、分布図にしたものです。

  

 米沢アメダスでの最高気温は22.2℃(12時23分:+10.3℃)です。3日連続で20℃超えのポカポカ陽気です。また、2日連続で平年より10℃以上(平年より大幅に)高いです。山形県の気温を観測しているアメダス22地点では、高畠(22.4℃:12時38分:+10.3℃)に次いで2番目に高いです。
 一方、山形県の北部では、米沢より早く冷たい風が吹き込んだことで、最高気温は平年より低いです。酒田は9.9℃(10時22分:-2.4℃)、飛島は8.4℃(08時34分:-3.2℃)、差首鍋は6.6℃(01時39分:-3.5℃)、新庄は10.9℃(00時05分:-0.2℃)です。

 最高気温は、東北地方南部から九州地方にかけて平年より大幅に高いです。特に、東北地方南部と関東甲信地方では、7月並みの気温となった地点が数多く出るなど、夏のような暑さになりました。
 7月並みの気温になった地点です。
 福島県は、石川:26.5℃(14時15分:+12.8℃:7月上旬並み)、東白川:25.7℃(15時02分:+11.6℃:7月上旬並み)、白河:24.7℃(13時39分:+11.8℃:7月上旬並み)の3地点です。
 茨城県は、大子:27.1℃(14時20分:+11.3℃:7月上旬並み)、笠間:26.8℃(14時12分:+10.8℃:7月上旬並み)、水戸:26.6℃(14時15分:+11.3℃:7月上旬並み)など8地点です。
 栃木県は、佐野:27.7℃(14時59分:+11.3℃:7月上旬並み)、小山:27.1℃(14時23分:+10.4℃:7月上旬並み)、宇都宮:26.8℃(14時50分:+10.7℃:7月上旬並み)など8地点です。
 群馬県は、西野牧:28.7℃(14時02分:+13.7℃:7月下旬並み)、館林:28.6℃(14時18分:+11.3℃:7月上旬並み)、桐生:28.1℃(14時31分:+11.7℃:7月上旬並み)、前橋:27.3℃:14時14分:+10.9℃:7月上旬並み)、草津:21.0℃(12時36分:+12.8℃:7月上旬並み)など6地点です。
 埼玉県は、鳩山:27.7℃(15時54分:+10.9℃:7月上旬並み)、秩父:27.4℃(15時05分:+11.1℃:7月上旬並み)など4地点です。
 東京都は、八王子:27.7℃(15時07分:+11.3℃:7月上旬並み)、青梅:27.6℃(15時25分:+11.7℃:7月上旬並み)など3地点です。
 千葉県は、茂原:26.9℃(12時57分:+10.3℃:7月上旬並み)など2地点です。
 長野県は、上田:27.7℃(13時08分:+12.4℃:7月上旬並み)、立科:25.5℃(12時49分:+12.4℃:7月上旬並み)の2地点です。
 山梨県は、大月:29.1℃(13時33分:+12.9℃:7月中旬並み:全国のアメダス928地点で最も高い)、山中:23.4℃(14時08分:+11.7℃:7月上旬並み)の2地点です。
 なお、長崎県小値賀の23.3℃(12時56分:+7.1℃)は2003年の統計開始以来4月の観測史上1位タイです。 

 米沢アメダスでの最低気温は3.9℃(24時00分:+2.6℃)です。夕方から夜にかけて急激に気温は下がりましたが、それでも平年より高いです。
 最低気温も東北地方南部から九州地方で平年より高いです。東京都青梅は13.0℃(05時33分:+8.3℃)、東京都新島は18.3℃(05時05分:+8.6℃)です。

 気象庁はきょう(4月4日)、次の地点で桜(ソメイヨシノ)の開花を発表しました。
◎山形:平年より11日早く、昨年より10日早い

 気象庁はきょう(4月4日)、次の地点で桜(ソメイヨシノ)の満開を発表しました。
◎仙台:平年より12日早く、昨年より9日早い


2018年4月3日(火曜日)米沢の天気:薄日薄曇り のち晴れ薄雲浮かぶ 夜晴れ 郡山の天気:晴れで午後薄雲浮かぶ

※地震のデータ(2018年1月1日〜)はこちらをご覧ください

【米沢の最高気温は23℃】
 下の写真は午前6時47分撮影の松が岬公園です。薄曇りです。私が米沢を発ち、福島県郡山市へ向かったのは午前9時頃です。この時には霞みはありましたが、晴れの天気でした。夕方米沢に戻りましたが、夕日が鮮やかでした。この時間も霞みはありましたが、晴れていました。

  

 日中滞在した福島県郡山市は、米沢と同じように霞みはありましたが、晴れの天気です。午後になって雲が浮かぶこともありましたが、引き続き穏やかに晴れました。
 郡山の最高気温は23.7℃(15時26分:+11.0℃)です。ポカポカ陽気・春爛漫の陽気です。とても気持ち良いです。6月上旬並みの陽気であり、今年の最高気温でもあります。

 下の図や画像は、国土交通省・防災情報提供センター・リアルタイムレーダー画面、気象庁発表の気象衛星写真、気象庁発表のアメダスから日照時間、気象庁発表の天気図です。

    
  09時00分         12時00分        12時までの1時間        18時00分

 きょう(4月3日)も日本付近は高気圧に覆われています。北から寒冷前線が南下しています。夜9時には東北地方を横切っています。
 東北地方南部から南西諸島では晴れた地点が多いです。北日本は前線の影響で曇りの天気です。北海道ではところどころで雨や雪が降りました。

 全国のアメダスでの第1位です。
◎1時間降水量・・・北海道(上川地方)朱鞠内:3.0ミリ(09時14分まで)
◎3時間降水量・・・北海道(上川地方)朱鞠内:5.5ミリ(11時30分まで)
◎24時間降水量・・・北海道(上川地方)朱鞠内:9.5ミリ(24時00分まで)
◎きょう1日の総降水量・・・北海道(上川地方)朱鞠内:9.5ミリ
◎最大風速・・・北海道(宗谷地方)本泊:19.1m/s(南南西:02時24分)
◎最大瞬間風速・・・北海道(宗谷地方)宗谷岬:27.2m/s(南西:03時42分)


【最高気温は全国的に平年より大幅に高い】
 米沢アメダスでの最高気温は23.0℃(15時02分:+11.4℃)です。昨日(4月2日)今年初めて20℃に達したばかりでしたが、きょうは20℃を遥かに超える気温です。もちろん今年の最高気温で、5月下旬並みです。季節外れのポカポカ陽気です。
 山形県の気温を観測しているアメダス22地点で、最高気温は平年より10℃以上高いのは13地点です。今年の最高気温だったのは18地点です。鶴岡は24.0℃(13時33分:+11.5℃:6月上旬並み)です。
 最高気温は、北海道の一部と東北地方から九州地方にかけて、平年より大幅に高いです。主な地点の最高気温は、北海道(網走・北見・紋別地方)宇登呂:16.0℃(10時36分:+11.1℃)、青森県六ケ所:20.5℃(14時16分:+11.3℃)、岩手県山田:23.1℃(11時53分:+11.3℃:7月上旬並み)、岩手県小本:23.0℃(13時12分:+11.6℃:7月中旬並み)、岩手県宮古:22.9℃(13時02分:+11.0℃:7月中旬並み)、岩手県普代:22.5℃(12時57分:+11.1℃:7月上旬並み)、岩手県久慈:21.7℃(12時23分:+10.6℃:7月上旬並み)、宮城県丸森:25.2℃(12時48分:+11.9℃:7月上旬並み)、福島県浪江:25.9℃(14時43分:+12.6℃:7月中旬並み)、栃木県五十里:22.5℃(12時10分:+11.3℃)、群馬県草津:20.7℃(13時08分:+12.8℃)、長野県立科:24.8℃(13時41分:+12.1℃)、長野県上田:26.5℃(15時05分:+11.5℃)、岐阜県神岡:26.3℃(13時21分:+12.9℃:7月上旬並み)、三重県亀山:27.2℃(14時10分:+11.2℃)、新潟県高田:25.4℃(12時32分:+11.1℃)、富山県富山:26.0℃(11時37分:+11.5℃)、滋賀県土山:25.3℃(14時46分:+11.2℃)、京都府福知山:27.1℃(13時58分:+11.0℃)、兵庫県香住:25.1℃(12時16分:+11.1℃)、岡山県新見:25.6℃(14時51分:+11.1℃)、長崎県小値賀:23.3℃(13時49分:+7.3℃:2003年の統計開始以来3月の観測史上タイ)です。

 米沢アメダスでの最低気温は5.5℃(05時23分:+4.4℃)です。
 最低気温は、全国のほとんどの地点で平年より高く、平年よりかなり高い地点も全国に点在しています。群馬県中之条:11.3℃(23時45分:+10.0℃)、島根県海士:16.0℃(00時06分:+11.2℃)です。

 気象庁はきょう(4月3日)、次の地点で桜(ソメイヨシノ)の開花を発表しました。
◎新潟:平年より6日早く、昨年より5日早い

 気象庁はきょう(4月3日)、次の地点で桜(ソメイヨシノ)の満開を発表しました。
◎金沢:平年より7日早く、昨年より5日早い

 

【郡山の桜】
 所用で福島県郡山市を訪ねました。郡山市でも桜が咲き進んでいますので、開成山公園に立ち寄りました。下の8枚が開成山公園での撮影です。

  

 開成山公園の桜は、ほぼ満開もあれば、五分咲き程度もあります。遊歩道は桜のトンネルです。

  

 下の写真左のように、公園の一角では、お子さんたちが元気に遊んでいました。その近くのモニタリングポストの数値は、下の写真右のとおりです。考え方は「人それぞれ」と言いますが、私としては気になる数値です。こんな数値の下で、子どもたちを遊ばせて良いのでしょうか。

  

 下の写真左は、開成山公園から開成山大神宮に向けて撮影したものです。下の写真右は、開成山大神宮の境内です。花はきれいですが・・・。

  

 下の写真左は、きょうの目的地である福島県郡山市片平町地内の桜です。ソメイヨシノは二分咲き程度です。写真右のように咲き進んだ桜もありました。

  

 下の写真は郡山駅前です。写真右、駅前交差点にある桜は満開です。後方が郡山駅です。

  

 桜はきれいでしたが、複雑な思いでもありました。郡山市では過去にも放射線に関することで怖い思いをしたことが蘇りました。


2018年4月2日(月曜日)米沢の天気:晴れ 朝ところによってモヤ 日中一時浮かぶ 福島県相双地方の天気:薄曇り時々曇り 時々晴れ

※地震のデータ(2018年1月1日〜)はこちらをご覧ください

【今年初めての20℃】
 下の写真は午前7時07分撮影の松が岬公園です。よく晴れていますが、霞みがあります。米沢の朝は、場所によってモヤが漂って、霞んでいるように見えます。私が米沢を発った午前8時30分頃も同じような天気でした。ただ、雲は浮かんでいませんでした。

  

 米沢へ戻ったのは夜7時頃です。この時はほぼ快晴でした。気象データを見なすと、日中は一時日差しが遮られたようです。でも、きょう(4月2日)の晴れベースの天気でした。のちほどご紹介しますが、米沢アメダスでの最高気温は今年初めて20℃に達しました。
 一方、日中滞在した福島県南相馬市や浪江町は薄雲や雲に覆われる天気でした。昼前後には青空が広がる時間帯はありましたが、午後は再び薄曇りや曇りの天気です。浪江アメダスでの最高気温は16.6℃(平年より3.6℃高い)ですが、これは午前1時49分に観測したもので、日中は12℃前後で推移しました。ちょっと肌寒かったです。

 下の図や画像は、気象庁発表の気象衛星写真、気象庁発表のアメダスから日照時間、国土交通省・防災情報提供センター・リアルタイムレーダー画面、気象庁発表の天気図です。

    
 12時00分        12時までの1時間        18時00分         18時00分

 昨夜青森県を中心に雨を降らせた低気圧は東海上へ移動し、日本付近は高気圧に覆われました。日付がきょう(4月2日)に変わった直後には東北地方北部で1時間に1ミリ程度の雨が降りました。しかし、その後は降水を観測した地点はありませんでした。
 全国的に晴れたところが多いです。ただ、朝は東北地方北部や北陸地方の一部などで日差しが遮られました。その後は東北地方の太平洋側を中心に日差しが遮られています。しかし、雨を降らせるような雲ではありませんでした。

 全国のアメダスでの第1位です。
◎1時間降水量・・・5ミリ以上の地点なし
◎3時間降水量・・・5ミリ以上の地点なし
◎24時間降水量・・・青森県むつ:9.5ミリ(16時20分まで)
◎きょう1日の総降水量・・・5ミリ以上の地点なし
◎最大風速・・・北海道(宗谷地方)本泊:17.1m/s(南南西:23時50分)
◎最大瞬間風速・・・北海道(宗谷地方)本泊:24.2m/s(南南西:23時49分)

 米沢アメダスでの最高気温は20.0℃(14時26分:+8.8℃)です。今年(2018年)初めて20℃に達しました。また、これは昨日(4月1日)に引き続き、山形県の気温を観測しているアメダス22地点の中で、高畠(20.3℃:15時26分:+9.0℃)に次いで2番目に高いです。きょうも山形県では県の南部ほど最高気温は平年より高いです。
 最高気温は、東北地方の北部太平洋沿岸などで平年より低いほかは、全国的に平年より高く、特に東北地方から九州地方にかけて平年より大幅に高い地点が数多く出ました。主な地点の最高気温は、福島県若松:22.4℃(13時54分:+10.0℃)、栃木県五十里:21.2℃(13時02分:+10.4℃)、群馬県沼田:23.9℃(14時10分:+11.0℃)、長野県大町:21.9℃(14時19分:+10.9℃)、岐阜県神岡:24.1℃(14時06分:+11.0℃)、三重県亀山:25.8℃(14時35分:+10.1℃)、富山県富山:24.2℃(12時57分:+10.0℃)、滋賀県東近江:25.1℃(14時30分:+10.1℃)、京都府福知山:25.8℃(14時10分:+10.0℃)、兵庫県生野:24.3℃(13時59分:+10.1℃)、岡山県千屋:23.5℃(13時52分:+10.7℃)、鳥取県茶屋:23.3℃(14時33分:+10.5℃)、佐賀県伊万里:27.0℃(13時51分:+10.1℃)です。

 米沢アメダスでの最低気温は5.3℃(03時48分:+4.5℃)です。
 最低気温は、全国的に平年より高いところが多いです。特に東北地方から九州地方にかけては、平年より高い地点が点在しています。島根県海士は14.8℃(00時52分:+10.2℃)です。山形県では、長井が8.6℃(23時53分:+8.3℃)です。

 気象庁はきょう(4月2日)、次の地点で桜(ソメイヨシノ)の開花を発表しました。
◎長野:平年より11日早く、昨年より12日早い

 気象庁はきょう(4月2日)、次の地点で桜(ソメイヨシノ)の満開を発表しました。
◎福井:平年より7日早く、昨年より5日早い
◎福島:平年より11日早く、昨年より10日早い

 

【南相馬市と浪江町の桜】
 今年初めて、福島県南相馬市と浪江町を訪問しました。
 きょう(4月2日)の訪問は、南相馬市小高区のHさんと面談することが目的です。それは、米沢市内のある団体から依頼されたことがあり、それの事前情報を伝えるためです。ですので、具体的なことは後日になります。
 Hさんの活動拠点を訪問した時は、Hさん不在でしたが、仲間の方に呼んでいただいたところ、近くにいたというHさんがすぐに現れました。そして、私からの事前情報の話だけでなく、相馬野馬追のことや、山形からの訪問が多いことなどをお聞きしました。

 さて、南相馬市や浪江町では、ソメイヨシノなどの桜がほぼ満開です。
 写真でご紹介します。米沢の私にとっては、一足も二足も早い花見です。 

  

 上と下の4つの写真は、浪江町の中心市街地の北側を流れる請戸川の堤防沿いの桜です。浪江町権現堂下川原地内での撮影です。見事に咲いています。

  

 続いて、南相馬市小高区に向かいます。途中立ち寄った小高駅では、部活の帰りでしょうか、高校生たちの駅舎へ入っていく様子が見られました。その写真はこちらです。

  

 南相馬市小高区と言えば、小高神社です。上と下の4つの写真は、小高神社の桜です。シダレヤナギもありますが、いずれも満開です。青空をバックに映えています。とてもきれいです。

  

 下の写真左は、参道(石段)をおりたところからの撮影です。桜の種類が違うようで、右側はピンクが濃いです。

  

 上の写真右は、小高川沿いの桜です。こちらは満開にはいたっていませんでしたが、場所を変えて、南側から見ますと、ほぼ満開に見えます。

  

 上と下の4つの写真は、相馬野馬追祭場地(南相馬市原町区牛来出口)と雲雀ヶ原陸上競技場(相馬市原町区中太田天狗田)周囲の桜です。上の写真左は、甲冑競馬が行われる馬場脇から撮影したものです。ここもほぼ満開です。

  

 地元の人によりますと、「例年より10日は早い」と言います。ちなみに昨年(2017年)は、4月15日に訪問した際、いずれも満開でした。

 

【3月の天気】
 3月の天気を振り返ります。
 3月に入って、荒れた天気が9日までに3回ありました。この時には、3月としては、記録的降水や記録的風速を観測した地点が大量に出たのであります。3月1日から2日は「北海道で数年に一度の猛吹雪」という気象庁からの発表がありました。3月9日は首都圏で非常に激しい雨が降りました。
 3月中旬後半から下旬前半は、前線が停滞したことで、関東地方以西では愚図ついた天気が続きました。3月19日は四国地方で大雨となり、春分の日の3月21日から22日は関東甲信地方で大雪が降り、3月22日は岩手県でも大雪です。
 このように、荒れた天気があったり、冬に逆戻りになったことはありましたが、3月上旬から6月並みの暖かさになるなど、3月は全般に暖かい月でした。3月中旬は14日と15日、米沢でも平年より大幅に高い最高気温になり、東北地方では季節外れの暖かさとなりました。
 そして、3月24日頃からは全国的に晴天の日が続き、気温も高くなりました。例年になく、安定した晴天が続いています。春は不安定な天気になりやすく、晴天が続くのはめずらしいです。3月27日以降は、3月の最高気温1位を更新した地点が大量に出ました。
 この暖かさで、桜は記録的な早さで開花・満開になっています。

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 米沢アメダスの観測データで3月を振り返ります。
 最高気温の平均値は9.8℃です。これは平年値(7.1℃)より2.7℃高いです。
 最低気温の平均値は-1.8℃です。これは平年値(-1.7℃)より0.1℃低いです。
 最高気温の平均値と最低気温の平均値との差は11.6℃です。これは平年値(8.8℃)より2.8ど大きいです。最高気温と最低気温との差が15℃以上になった日は11日です。3月4日は20.1℃、3月13日は20.0℃です。
 3月の平均気温は3.8℃です。これは平年値(2.5℃)より1.3℃高いです。これは1976年の統計開始以来3月の観測史上高い方から5位です。
 3月29日の最高気温19.9℃は、1976年の統計開始以来3月の観測史上高い方から5位です。
 1ヶ月間の総降水量は80.0ミリです。これは平年値(76.7ミリ)の104%です。
 1ヶ月間の総降雪量は7cmです。これは平年値(98cm)の7%です。
 3月1日の日降水量26.5ミリは、1976年の統計開始以来3月の観測史上5位です。
 1ヶ月間の総日照時間は193.9時間です。これは平年値(139.4時間)の139%です。また、1988年の統計開始以来3月の観測史上1位です。
 3月2日の最大瞬間風速20.6m/s(西)は2009年の統計開始以来3月の観測史上2位です。

 米沢の3月は、最高気温は暖かかったですが、最低気温がほぼ平年並みだったことで、最高気温と最低気温との差が大きくなりました。最高気温と最低気温との差が20℃を超えた日は2日です。
 1ヶ月間の総降水量は平年よりやや多くなりましたが、降雪量は極端に少ないです。3月初めの荒れた天気は米沢にも多くの雨をもたらしました。米沢の3月はまだまだ雪が降るはずですが、今年はほとんど降りませんでした。このため雪融けは進み、3月27日に米沢アメダスでの積雪0cmとなりました。
 日照時間が記録的に長くなりました。3月24日以降の安定した天気によるものです。日照時間が10時間を超えた日は9日です。2017年は1日、2016年は6日です。

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 このあとご紹介する6つの図は、気象庁発表のものです。全国のアメダス観測地点での観測データについて、平年差を地図上にプロットして分布図にしたものです。

 下の図は、平均気温での平年差分布図です。左が3月1日〜30日の30日間で、右は3月2日〜31日の30日間です。全国的に平年より高いです。

 

 下の図は、総降水量での平年差分布図です。左が3月1日〜30日の30日間で、右は3月2日〜31日の30日間です。3月初旬の荒れた天気の影響で、全国的に平年より多くなった地点が多くなりました。新潟県とその周辺や九州地方南部と南西諸島は平年より少ないです。

 

 下の図は、合計日照時間での平年差分布図です。左が3月1日〜30日の30日間で、右は3月2日〜31日の30日間です。東北地方の日本海側南部から山陰地方にかけてと南西諸島では特に平年より多いです。

 

 最後に気象庁が発表した3月の天候をご紹介します。なお、これは主要観測地点153地点の観測データを基にしています。

《概要》
 2018年(平成30年)3月の日本の天候は、南から暖かい空気が流れ込みやすかったため、北・東・西日本で気温がかなり高くなりました。降水量は北日本と東日本太平洋側でかなり多くなりました。日照時間は東日本、西日本、沖縄・奄美でかなり多くなりました。

《本文》
 2018年(平成30年)3月の天候の特徴は以下のとおりです。
●気温は北・東・西日本でかなり高く、沖縄・奄美で高かった
 日本付近は寒気が南下しにくく、南から暖かい空気が流れ込みやすかった。このため、全国的に気温が高く、北・東・西日本ではかなり高かった。東日本の月平均気温は平年差+2.5℃となり、1946年の統計開始以来3月として1位の高温となった。
●降水量は北・東・西日本で多く、北日本と東日本太平洋側ではかなり多かった
 北・東・西日本では、南から湿った空気が流れ込みやすく、降水量が多く、北日本と東日本太平洋側でかなり多かった。東日本太平洋側の月降水量は平年比163%となり、1946年の統計開始以来3月として1位の多雨となった。
●日照時間は全国的に多く、東・西日本と沖縄・奄美ではかなり多かった
 移動性高気圧に覆われやすく、寒気の影響も弱かったため、全国的に日照時間が多く、東・西日本と沖縄・奄美ではかなり多かった。月間日照時間は、東日本日本海側で平年比141%、西日本日本海側で平年比137%、沖縄・奄美で平年比171%となり、いずれも1946年の統計開始以来3月として1位の多照となった。

1 概況
 日本付近は低気圧と高気圧が交互に通過したが、日本の東で高気圧の勢力が強く、低気圧の通過時には南から湿った空気が流れ込みやすかった。このため、北・東・西日本で月降水量は多く、北日本と東日本太平洋側ではかなり多かった。特に上旬は、低気圧が発達しながら日本付近をたびたび通過し、各地で大雨となったほか、北海道では雪解けが急速に進み、河川の増水などによる被害が発生した。また、東日本太平洋側の月降水量は平年比163%となり、1946年の統計開始以来3月として1位の多雨となった。中旬以降は、日本付近は移動性高気圧に覆われて晴れた日が多く、寒気の影響も弱かった。このため、月間日照時間は全国的に多く、東・西日本と沖縄・奄美でかなり多かった。特に、東日本日本海側では月間日照時間の平年比が 141%、西日本日本海側では平年比137%、沖縄・奄美では平年比171%となり、いずれも1946年の統計開始以来3月として1位の多照となった。
 月平均気温は、日本付近に寒気が南下しにくかったことや、日本の東の優勢な高気圧の縁を回って南から暖かい空気が流れ込みやすかったことから全国的に高く、北・東・西日本ではかなり高かった。東日本では平年差+2.5℃となり、1946年の統計開始以来3月として1位の高温 となった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 北・東・西日本でかなり高く、沖縄・奄美で高かった。名古屋(愛知県)、京都(京都府)など46地点で3月の月平均気温高い方から1位の値を記録し、仙台など14地点で1位タイの値を記録した。



(2)降 水 量
 北日本と東日本太平洋側でかなり多かった。河口湖(山梨県)、千葉(千葉県)など9地点で月降水量の多い方から1位の値を記録した。東日本日本海側と西日本では多かった。一方、沖縄・奄美では少なかった。

(3)日照時間
 東日本、西日本、沖縄・奄美でかなり多かった。金沢(石川県)、神戸(兵庫県)、西表島(沖縄県)など29地点で月間日照時間の多い方から1位の値を更新した。北日本では多かった。

(4)降雪・積雪
 降雪の深さ月合計は北・東・西日本日本海側でかなり少なく、北・東・西日本太平洋側で少なかった。 月最深積雪は、北日本日本海側で多いところが多かった。

 こうしてみますと、3月は記録的な天気だったことがわかります。


2018年4月1日(日曜日晴れ薄雲浮かぶ 夕方薄曇り

※地震のデータ(2018年1月1日〜)はこちらをご覧ください

【薄雲に覆われやすい天気】
 下の写真は午前10時31分撮影の松が岬公園です。晴れていますが、霞みのような薄雲が浮かんでいます。きょう(4月1日)の米沢は、霞みなのか、薄雲なのか、よくわかりませんでしたが、澄んだ青空を見ることはできず、薄雲に覆われやすい天気でした。午後4時頃には全天が薄雲に覆われる時間帯もありました。

  

 下の図や画像は、気象庁発表の気象衛星写真、気象庁発表のアメダスから日照時間、気象庁発表の天気図、国土交通省・防災情報提供センター・リアルタイムレーダー画面です。

     
12時00分        12時までの1時間        18時00分         20時10分

 日本付近は中心が東海上にある高気圧に覆われ、晴れたところが多いです。高気圧がくびれて気圧の谷となった北日本では、そこに発生した低気圧の影響もあり、朝から雲に覆われ、日中から雨が降りました。雨は青森県を中心に北海道南部から東北地方で降りました。山形県でも一部で降りました。小国:0.5ミリ(22時11分までの1時間)です。

 全国のアメダスでの第1位です。
◎1時間降水量・・・青森県湯野川:3.5ミリ(20時34分まで)
◎3時間降水量・・・青森県むつ:5.5ミリ(22時30分まで)
◎24時間降水量・・・青森県むつ:9.5ミリ(24時00分まで)
◎きょう1日の総降水量・・・青森県むつ:9.5ミリ
◎最大風速・・・北海道(日高地方)えりも岬:13.9m/s(北東:19時47分)
◎最大瞬間風速・・・石川県輪島:18.8m/s(南西:12時38分)


【東北南部から九州で高温に】
 下の図左は、気象庁発表の最高気温分布図(22時現在)です。全国の気温を観測しているアメダス等929地点の最高気温をプロットし、分布図にしたものです。
 下の図右は、同じく気象庁発表の最高気温平年差分布図(22時現在)です。全国の気温を観測しているアメダス等929地点の最高気温の平年差をプロットし、分布図にしたものです。

  

 米沢アメダスでの最高気温は19.5℃(13時47分:+8.7℃)です。これは、山形県の気温を観測しているアメダス22地点の中で高畠(19.6℃:14時30分:+8.6℃)に次いで2番目に高いです。
 最高気温は東北地方南部から九州地方にかけて平年よりかなり高いです。中には平年より10℃以上(平年より大幅に)高い地点がありました。栃木県五十里:20.7℃(11時36分:+10.2℃:6月上旬並み)、群馬県みなかみ:21.4℃(14時01分:+11.1℃)、長野県上田:24.9℃(14時39分:+10.7℃)、岐阜県神岡:24.1℃(13時18分:+11.4℃:6月上旬並み)、富山県富山:24.4℃(12時43分:+10.5℃:6月上旬並み)などです。
 「東北地方南部から」の境目は山形県で、村山地方北部・最上地方・庄内地方の一部では平年よりやや高いか、ほぼ平年並みです。米沢は暖かかったので、新庄の最高気温(10.6℃:16時11分:+0.6℃)は意外でした。

 米沢アメダスでの最低気温は4.2℃(05時50分:+3.6℃)です。
 最低気温は、全国的に平年より高く、その中に平年よりかなり高い地点が点在しています。福島県飯舘:8.1℃(06時31分:+9.0℃)、広島県廿日市津田:11.0℃(00時01分:+9.4℃)です。

 気象庁はきょう(4月1日)、次の地点で桜(ソメイヨシノ)の満開を発表しました。
◎彦根:平年より8日早く、昨年より8日早い


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