おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー

 

2019年6月22日(土曜日曇り晴れ間あり(差す)夕方

【One Coin 地域力カフェ・スペシャル】
 令和元年度(2019年)第1回 One Coin 地域力 カフェ(主催:地域力共創推進コンソーシアム)が開かれました。今回は“One Coin 地域力カフェ・スペシャル:移動カフェin蔵王高湯”と題して、久々に開催場所を移動しました。
 主催者発表の概要をご紹介します。

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《内容》
 蔵王の中腹に息づく『歴史と文化の美術館 わらべの里(※)』に足を伸ばして、1,000点に及ぶ美術・工芸品とそれらを保管する歴史的建築物に見え、それらをつくり、残した人たちに想いを馳せ、見い出し、収集し、展示に至るまでに関わった人たちの努力や想いに触れ、参加者ひとりひとりが何かを持ち帰る初夏のひと時を満喫しませんか!!

※:歴史と文化の美術館 わらべの里(行在所・庄屋の蔵・古しえの家・雅の蔵・彌平治亭)
 ・展示品:行在所(http://www.zao.co.jp/warabe/anzai.html)
      庄屋の蔵(http://www.zao.co.jp/warabe/syou.html)
      古しえの家(http://www.zao.co.jp/warabe/inishi.html)
      雅の蔵(http://www.zao.co.jp/warabe/miyabi.html) 
      彌平治亭(http://www.zao.co.jp/warabe/yahei.html) 
 ・案内人(語り部):アドバイザー 佐藤文夫氏

《開催日時・タイムテーブル》
 令和元年6月22日(土)10時30分~14時00分
  ・10時30分~10時45分 開会の挨拶(主催者)、わらべの里の挨拶
  ・10時45分~12時30分 見学(語り部による案内&説明)
  ・12時30分〜14時00分 昼食、質疑&懇談

《開催場所》
 歴史と文化の美術館 わらべの里
   〒 990-2301 山形県山形市蔵王温泉童子平1138
   TEL:023-693-0093
   http://www.zao.co.jp/warabe/ 

《主催》
 地域力共創推進コンソーシアム
  コンソーシアム構成団体
   SKソリューションズ
   AISOHO企業組合
   おきたまラジオNPOセンター
   サポーターズ(地域力倶楽部会員、その他)

 6月9日の山形新聞に掲載された告知記事はこちらです。

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 いつもの“One Coin 地域力カフェ”は、話題提供者による話を聴いて、後半は参加者同士のフリートークを行っていますが、今回は志向を変えて施設の見学を行いました。ただし、見学と言っても、注目はガイドの佐藤さんの語り口や案内の姿勢です。言い換えれば、佐藤さんが話題提供者です。佐藤さんの話を聴くための見学であります。

 はじめに、写真をご紹介します。
 下の写真左は、わらべの里の入口です。下の写真右は敷地内から蔵王山頂を望んだものです。

  

 下の写真は“One Coin 地域力カフェ”の様子です。
 写真左はオープニング、写真中と右は見学の様子です。写真右の右側の方が佐藤さんです。

  

 施設内での撮影は、“わらべの里”の所有者である高見屋旅館さんより、特別に許可を得ております。
 また、今回の“One Coin 地域力カフェ”の様子は、動画サイトにアップしています。これについては、“わらべの里”側の許可及び協力により、主催者メンバーであるおきたまラジオNPOセンターが担うものです。こちらのページからご覧ください。

 見学は予定どおり1時間45分を要しました。1時間45分というと長いように感じますが、そんなことはまったくありませんでした。それだけ中身の濃い1時間45分だったことになります。特に私は、いつもより気を遣いながらのビデオ撮影だったこともあり、アッという間でした。

 見学を終えてのフリートークでは、参加者からの感想を聞くことができました。
 その中で圧倒的に多かった感想は「見学者に寄り添ったガイドだった」であります。
 観光地にはボランティアガイドが案内しているところがあります。ある参加者は「ある観光地ですが『オレの話を聞け』と叱ったボランティアガイドがいました」と話しました。まさに一方通行です。観光で最も大切なことを知らないボランティアガイドです。観光で最も大切なことは・・・人とのつながりです。いくらその場所が貴重だったり素晴らしかったりしても、人とのつながりを築けないようであれば、観光地として失格です。

 佐藤さんの豊富な知識は、佐藤さん自身が自ら学び・勉強して築いたものです。つまり、佐藤さんのガイドは、佐藤さんのパーソナリティであります。
 施設としては、佐藤さんの後継者を育成することが課題だそうです。

 佐藤さんは80歳を超えています。あまりにも生き生きとしたパフォーマンスに、信じられない年齢です。毎朝7時には“わらべの里”にいるという佐藤さん。頭が下がります。

  

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