おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー

 

2019年9月22日(日曜日曇り 日中時々薄日差す 夜遅く

【学童保育所しゃぼん玉クラブ だがしや楽校 こどもまつり】
 第4回“だがしや楽校 こどもまつり”(主催:特定非営利活動法人(NPO法人)学童保育所しゃぼん玉クラブ)が山形県米沢市・西部コミュニティセンターで開かれました。

 第4回となっていますが、学童保育所しゃぼん玉クラブの“だがしや楽校”は2008年から行われています。当時は愛宕地区の学童保育所で開催しました。子どもたちには、おみせやさんになったり、お客さんになったりして、楽しみながら、体験を通して、さまざまなことを学んでもらうことが第一の目的でした。また、保護者同士の交流、地域との交流(地域に開かれた学童保育所の実践)も大きな目的です。特に保護者から好評を得たことが継続につながっている大きな要因のひとつになっています。愛宕地区の学童保育所での開催は2015年まで続きました。
 現在の学童保育所しゃぼん玉クラブは、愛宕地区に1ヵ所、西部地区に4ヵ所、窪田地区に1ヵ所の学童保育所を運営しています。これらの学童保育所同士、普段はなかなか交流がありません。そこで、6ヵ所を一堂に会し、職員(支援員)間の交流を深めることを新たな目的に加え、西部コミュニティセンターを会場に開催するようになったのが、2016年からのことです。それで、今回が第4回となります。
 ただ、最近は“こどもまつり だがしや楽校 ”(だがしや楽校はサブタイトル)として開催していましたが、今回は久々に“だがしや楽校”をメインタイトルにしての開催です。これで、開催の意義がより明確になります。学童保育所しゃぼん玉クラブにとっては、地域に対する『自分みせ』の場でもあるからです。
 開催時期ですが、2016年は愛宕地区の学童保育所での開催と同じ11月でしたが、2017年から9月開催です。また、愛宕地区の学童保育所での開催は午前中の2時間でしたが、2016年からは午前から午後にかけての開催となりました。
 ただ、この時期の私は、所用が重なり、最初から最後まで観ることができない年もありました。1年前は、ほかの所用で、途中で抜け出しました。でも、今年はほかの所用はなく、じっくり拝見することができました。また、関係者とも談義することができました。

 それでは、写真で“だがしや楽校 こどもまつり”の模様をご紹介します。

 午前9時45分、オープニングセレモニーで開会です。子どもたちがけん玉を披露。そして、会場を1周する形で、子どもたち・職員・保護者によるリレーけん玉を達成しました。

  

 午前10時、スタートです。例年まずにぎわうのは、バザー(下の写真)です。みなさんが持ち寄ったおもちゃから家庭用品までたくさんの品々がならんでいます。

  

 続いて、作って遊ぶおみせをご紹介します。

▼多面体折り紙

  

▼キラキラバルーン

  

 地域のおじいちゃん・おばあちゃんも作り方に興じています。

▼プラバン(下の写真左・中) ▼スライム(下の写真右)

  

 プラバンやスライムは“だがしや楽校”ではお馴染みのおみせです。

▼レジンマグネ

  

 午前11時、昔語りが始まりました。語ったのは、とんと昔の会のメンバーと、子ども語りの会です。子ども語りの会は、学童保育所しゃぼん玉クラブに通う子どもたちがとんと昔の会からの指導によって活動しています。伝国の杜での発表会もあります。

  

 お昼になりました。フードのおみせをご紹介します。

  

 上の写真は、わたあめ、かき氷、フランクフルトです。心配された天気でしたが、雨はまったく降らず、夏日にもなりましたので、かき氷がよく売れていました。

  

 ほかにも、玉こんちゃく、唐揚げ、おにぎりと焼きそば、チョコバナナなど、いろんなおみせがありました。おみせでは、子どもたちがお仕事体験です。完売を目指し、出張販売する子どもの姿もありました。
 米沢市内の障がい者福祉施設“かにの家”によるパンなども販売されていました。

 下の写真は左から、駄菓子屋コーナー、スーパーボール、バルーンアートです。

  

 駄菓子屋コーナーには、とっつけ(懐かしい言葉です)もあります。バルーンアート、今回は職員さんによるおみせです。

 下の写真は、地域の人によるおみせ、科学コマです。私も、目の錯覚で回すと不思議な模様や形が浮かび上がるコマなどのほか、室内で楽しく遊ぶことができる竹トンボを体験しました。

  

 再び、作って遊ぶおみせをご紹介します。

▼ふしぎカード

  

▼ゴムキン

  

 ゴムキンとは、小麦粉風船人形のことです。触ると気持ち良いそうです。しゃぼん玉クラブ窪田によるおみせです。人気のおみせでした。

 午後3時、地元の市民グループによる人形劇が始まりました。おならが役に立ったというお話です。

  

 こうして午後3時25分、今年の“だがしや楽校 こどもまつり”はおしまいです。
 ここまで5時間を超えましたが、アッという間でした。私自身、ふしぎに思うほどでしたが、楽しい時間は短く感じます。
 特に今回印象に残ったのは、皆さんが楽しんでいることです。時に見られるのが、子どもを急かす親御さんですが、きょうはまったく見られませんでした。親御さんもいっしょに楽しんでいたのです。学童保育所しゃぼん玉クラブの“だがしや楽校”が長く続いているのは、こうした背景があるからでしょう。
 みんなでつくり、みんなで楽しみ、みんなで体験し、みんなで学ぶ、それが学童保育所しゃぼん玉クラブの“だがしや楽校”です。

 

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