おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー

 

2022年5月5日(木曜日・こどもの日晴れ

【大森林祭】
 第14回 大森林祭(主催:特定非営利活動法人美しいやまがた森林活動支援センター)が南陽市にて開催されました。チラシはこちらをご覧ください。
 連休に欠かせないイベントになっていた大森林祭も、新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大で、この2年間は中止でした。まさに3年ぶりに「帰ってきた」大森林祭です。
 今回は感染防止対策に重点を置き、内容を変更しての開催です。メインは散策です。3つのコースを設定し、すべて完全予約制としました。最も長いのは白鷹山の山頂を目指すAコースです。
 ほかには、会場での“森の恵みでものづくり”などがあります。これまでメインとして開催されてきたモリンピックは中止です。
 この内容を拝見し、これまで通り、ふらっと行って良いものか迷いましたが、関係者から歓迎の言葉をいただきましたので、私も3年ぶりに赴くことにしました。
 今回は午前10時からの開式から取材することにしました。

 南陽市荻地区(吉野地区)も快晴です。最高の天気です。3年ぶりの開催を祝うようです。
 開式前から会場は大勢の人です。会場に入りますと、久しぶりの人たちと次々に再会です。Iさんは今回もMCを担当です。そうこうしている内、私はいつの間にかオレンジ色の帽子をかぶっていました。スタッフです。

 午前10時、開式です。下の写真右は、挨拶する主催者の織田理事長です。90歳以上の織田さんはきょうもお元気です。

  

 来賓として招かれた白岩南陽市長は祝辞の中で、ウクライナへの募金を呼びかけ、自らも募金しました。

  

 上の写真右と下の写真左は聖火の点火です。火打ち石を使っての点火です。みなさん、固唾を呑んで見守りました(下の写真右)

  

 開式が終わり、散策の人たちはコース毎に出発しました。
 このあとは、センター駐車場での様子をご紹介します。

  

 上の写真と下の写真は大人気だったウッドバーニングです。木の板に好きな文字や絵をコテを使って描きます。最近注目されている遊びだそうです。はじめに鉛筆で下絵を描き、熱コテでなぞります。下の写真右はハイテクで描いています。

  

 下の写真左は匠の技のコーナーで縄なえ実演です。

  

 上の写真右と下の写真は木工体験です。さまざまな素材から、いろんなものを作ります。

  

 あるお子さんに出来たものを見せてもらいました。ご覧のとおり凄いです。右手(左側)の作品は日本地図です。

 下の写真はグリーンウッドワーク体験です。丸太切りからはじまり、細やかな作業でバターナイフを作ります。

  

 ここでひと息です。周囲の風景をご紹介します。下の写真は、事務所2階からの撮影です。写真左の奥が荻小学校です。周囲の山々は新緑から緑に移り変わっていますが、山桜も咲いています。

  

 近くの吉野公民館では八重桜が満開です。写真右は地区内を流れる吉野川です。

  

 下の写真は、国土防災技術株式会社によるドパスアートです。太古の土によるパステルアート体験です。大森林祭ではお馴染みです。

  

 下の写真はNPO法人環境ネットやまがたによる地球温暖化を考えるブースです。日頃の取り組みをアンケートで答えます。

  

 環境ネットやまがたの0さんとも久しぶりです。しばらくの間、立ち話で、最近の活動の様子など談義しました。環境ネットやまがたもコロナ禍で制限はありましたが、地道に活動を続けてきたことをお聞きしました。また、震災に関連することも話し合いました。Oさんも私も、被災地視察を行っていたからです。

 ほかには、杉の葉で作った線香を紹介するブースもありました。その香りは、子どもの頃の杉の葉の焚き火を思い出すもので、大昔に戻った気分でした。

 散策も順調だったようで、無事に白鷹山の山頂に到着したという連絡が入りました。

 とにかく3年ぶりの開催ということで、多くの人と近況について談義しました。
 みなさん、お元気だったことが、なによりです。
 主催者の美しいやまがた森林活動支援センターは、私にとって思い入れのあるNPO法人のひとつです。それで会員にもなりました。だから、オレンジ色の帽子をかぶっていたのです。
 このNPO法人はご年輩の人たちが多いです。きょうの大森林祭ではお若い人の活躍がみられ、とても心強く思いました。主催者代表はお若い女性の方でした。関係者の1人は「若い女性の先導に自分たちが付いていく形での開催です」と言います。
 感染対策もしっかりしていました。受付では来場者全員の検温・手指消毒・氏名と連絡先の把握を徹底していました。

 いろんな意味で、新たなものを見出すことができた大森林祭でした。
 コロナ禍も、震災も、大変なことでしたし、辛いこと、悲しいことでした。もちろん、無かったに越したことはないです。しかし、私は震災によって、新たな活動を展開し、新たな人との出会いもありました。きょうの大森林祭からも同じようなことを感じました。

 会場がある南陽市荻地区も28℃を超える暑さになりましたが、とても良い時間を過ごすことができました。再会の喜びを感じる場でもありました。みなさんに感謝です。

 

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