おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー

 

2023年5月7日(日曜日 昼前から午後一時曇り小雨

【大森林祭】
 第15回 大森林祭(主催:特定非営利活動法人美しいやまがた森林活動支援センター)が南陽市にて開催されました。チラシはこちらをご覧ください。
 1年前は3年ぶりに「帰ってきた大森林祭」でした。ただ、感染防止対策に重点を置き、内容を変更しての開催でした。これまでメインとして開催されてきたモリンピックは取りやめ、新たなメイン・プログラムとして、3つのコースでの散策を行いました。また、支援センター会場では“森の恵でものづくり”が行われました。

 15回目の今年は、会場を従来の南陽市吉野公民館(森林交流センター)とし、4つのコースの散策をメインに、飲食のお店を復活させるなど、今考えられるフルバージョンでの開催を計画しました。しかし、この日はあいにくの雨模様でした。このため、一部の散策が中止になるなど、プログラムの一部を変更し、吉野公民館の中で開催することになりました。それでも、多くの人たちが集い、会場は大にぎわいでした。

  

 上と下の6つの写真は、午前10時からの開会式です。主催者の織田理事長(90代です)と白岩南陽市長の挨拶があり、理事長代行のSさんによる火打ち石・点火(下の写真右。屋内ですので、模擬パフォーマンスだけです)を行いました。

  

 下の写真左は、NPO法人環境ネットやまがたによる地球温暖化を考えるブースです。「環境を考えよう!地球にやさしく」をテーマに、日頃の取り組みをアンケートで答えます。

  

 上の写真中は次世代型電動車椅子に試乗する私(山口)です。(一社) 山形バリアフリー観光ツアーセンターによるものです。運転操作を教えてもらい、試乗しましたが、運転操作は簡単で、バックで元の位置に戻ることができました。写真は取材の訪れた報道機関の記者さんの写してもらいました。
 同じ部屋では、LUNA(就労継続支援B型)による吉野天然杉葉線香が販売(上の写真右)や駄菓子コーナーもありました。

 下の3つの写真は、南陽高校の生徒さんによるブースです。

  

 下の3つの写真は、国土防災技術株式会社によるドパスアートです。太古(恐竜時代)の粘土や土によるパステルアート体験です。

  

 私にとっては、国土防災技術株式会社の人たちと再会できるのも、楽しみのひとつです。私が特に“だがしや楽校”普及に取り組んでいた時からの交流でした。東京でもお世話になりました。
 ところで、昨年の大晦日に鶴岡市で発生した土砂崩れの現場も視察したそうです。2人が犠牲になった災害です。私が「人の手で山を切り崩したようですが」と言いますと、「人が切り崩せるということは、土壌がやわらかいということです」と話されました。いろいろ話を聞いて、プロの目を感じました。

 下の3つの写真は、ネイチャークラフトです。吉野公園で開く予定でしたが、雨で屋内になりました。山形市市民活動支援センターのAさんががんばっていました。来場者との会話も楽しかったです。

  

 下の写真左と中は木の実などを使った木工クラフトです。

  

 上の写真右は、ウッドバーニングです。木のキャンパス(板)に電熱ペンで好きな文字や絵を描きます。はじめに鉛筆で下絵を描き、電熱ペンでなぞります。木工クラフトとウッドバーニングは公民館入り口の屋根がある屋外でした。同じ場所では木工体験(トレイ作り)も行われました。

 最後にご紹介するのは、けん玉パフォーマンスです。大森林祭では木遊びコーナーが設けられています。木馬や積み木など木のおもちゃで遊ぶコーナーですが、今回は長井市の地域おこし協力隊で、“けん玉ひろばスパイク”を運営するシェルビー・ブラウンさんがけん玉遊びを紹介、そしてパフォーマンスも披露しました。写真のとおり、全身を使ったパフォーマンスに、会場は拍手大喝采でした。

  

 このほか、飲食のお店は、雪室熟成珈琲のお店、和風煮込みハンバーグのお店、パンのお店、ポップコーンのお店、どんどん焼きのお店、玉こんにゃくのお店(みちのく屋台こんにゃく道場)が出店しました。さらに、荻観光わらび園のお店もありました。

 会場をめぐっているうち、「あいにくの雨」という気分は、どこかに吹き飛んでいました。内容盛りだくさんで、それぞれで笑顔がはじけていました。
 雨が降らなければ、森や林は形成されません。恵みの森であれば、恵みの雨でもあります。そのことを私たちは忘れてはなりません。雨でも大森林祭は楽しかったです。多くの人との交流もありました。開催にこぎ着けた関係者の皆さまに敬意を表します。

 

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