だがしや楽校ひとりごとダイアリー

 

だがしや楽校支援活動避難所の子どもたちに

山形県米沢市発

 

2011年4月19日(火曜日)時々強く降る のち午後4時頃から

【避難所の子どもたちに・・・】
 私(山口)がコーディネートしたことで、文部科学省・国立教育政策研究所からご支援、及び日本玩具協会などから協力で、“だがしや楽校”(だがしや楽校だがしや倶楽部)は、避難所の子どもたち向けへの支援物資(おもちゃなど)を譲り受けることができました。
 この支援物資については、“だがしや楽校”に共感する人たち(NPO・ボランティア・市民活動団体をはじめ、それらの団体によって構成されたプロジェクトやコンソーシアム、そのほか様々な形態)によって、山形県を中心に、宮城県や福島県で、着々と活用され、子どもたちを元気付けています。
 ここでは、山形県米沢市での活用状況をご報告・ご紹介します。

 米沢市には、原発などで、福島県南相馬市などから避難された人たちが来られています。避難所は、米沢市役所に近い米沢市営体育館や置賜総合文化センターなどです。
 その後、新学期が始まり、米沢市内の学校に通う関係で、一部の人たちは万世地区などに移りました。このため、米沢市営体育館で生活している避難者は、一時の半数近くとなりましたが、米沢市営体育館から通う小・中学生、そして高校生は、まだ多数おります。きょうも午後4時頃には、小学生の子どもたちが体育館に帰ってきました。

 さて、米沢では、そんな子どもたちとボランティアのお兄さん・お姉さんとの交流の中で、支援物資が活かされていました。
 きょうは、フラフープで遊んでいました。このフラフープも支援物資のひとつです。
 お兄ちゃんより子どもたちの方が上手かな。

  

 そうしたら、別のお兄ちゃんがやってきて、3つのフラフープを同時に回しました。これでお兄ちゃんたちの株は上がったかな・・・と思ったら

 避難されたお子さんの中に、フラフープ名人がおりまして、あっさり3本回しを披露。長時間にわたり回し続けました。写真は3本の内1本落ちた後ですが、2本回しもしばらく続きます。これには皆さんビックリ。体育館内に大きな拍手が響きました。

  

 いっぱい遊んだあとは、おもちゃのプレゼント。おもちゃのプレゼントには、フラフープで遊んでくれた女のお子さんが手伝ってくれました。
 別室で開かれているお絵描きのお部屋でも、いっぱいお絵描きしてくれた子どもたちに、おもちゃをプレゼントしました。

 この時間帯、体育館や置賜総合文化センター内は、静かです。避難された人たちの多くが外出されているのでしょう。これが逆に、子どもたちにとって、ボランティアのお兄さん・お姉さんとタップリ遊ぶことができるのかもしれません。
 子どもたちの元気な様子に、私もホッとしました。

 なお、ご紹介した活動については、米沢市社会福祉協議会の協力によって行われていることをご報告します。

 

報告者:山口充夫(だがしや楽校コーディネーター)

 

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