だがしや楽校ひとりごとダイアリー

 

タントクルだがしや楽校東根市発

日時:毎月第3日曜日 10:00〜12:00
場所:さくらんぼタントクルセンター(山形県東根市)

 

2011年7月17日(日曜日)東根の天気:晴れ

【タントクルだがしや楽校:東根市発】
 山形県のほぼ中央に位置する東根市は、サクランボの産地です。また、山形の空の玄関・山形空港は東根市内にあります。
 東根市では、子育てしやすいまちづくりに取り組んでいます。その一環として開設されているのが東根市総合保健福祉施設・さくらんぼタントクルセンターです。
 さくらんぼタントクルセンターは、東根市のシンボルである“大けやき”のもとに自然に人々が集まるように、この施設を子どもから高齢者まで世代を越えた様々な人々が訪れるための交流の場として捉え、子育て支援・保健福祉の地域活動の拠点となる施設です。
 特に人気なのが、子どもたちが思いっ切り遊ぶことができる“けやきホール”です。県内はもとより、宮城県からもたくさんの子どもたちが遊びに来ていました。さらに、東日本大震災以降は、外で思いっ切り遊ぶことができない福島県の子どもたちや、関東地方からも訪れる人がいるほどの人気ぶりです。

 このさくらんぼタントクルセンターを運営しているのが、東根市のNPO法人クリエイトひがしねです。クリエイトひがしねでは、子育て健康部会、まちづくり部会、芸術文化・情報部会を設け、多様な活動を展開しています。
 その内、“だがしや楽校”に関係するのが子育て健康部会です。クリエイトひがしねでは、以前から“だがしや楽校”に関心を持っていただき、2007年にはさくらんぼタントクルセンターにて大々的に“だがしや楽校”を開いております。
 その後も何度か“だがしや楽校”を開かれた後、2010年からは小さくても良いので、毎月定期的に開く“だがしや楽校”として続けております。それが“タントクルだがしや楽校”です。
 “だがしや楽校”とは特別なものではなく、普段の生活の中に溶け込んでいるものであることを実践されたのです。

 きょうは、久々に“タントクルだがしや楽校”を拝見することにしました。
 さくらんぼタントクルセンターの駐車場は満杯です。きょうも県外ナンバーの車が数多く停まっています。“けやきホール”では、大勢の子どもたちが遊んでいます。
 “タントクルだがしや楽校”は“けやきホール”手前のコーナーで開かれていました。

 

 この日の“タントクルだがしや楽校”ではSさんを中心に、昔遊びのおみせが開かれていました。遊びに興じていたのは大人ばかり。Sさんによりますと、私が着く前は、たくさんの子どもたちでいっぱいだったそうです。その子どもたちが“けやきホール”へ移動。今度は大人の皆さんが遊ぶ番です。
 お手玉の後は、竹遊びです。数本の竹を手に乗せて、向きを同じにします。私も子どもの頃やったことがある遊びで、本当に懐かしくなりました。
 そこへ再び子どもたちも加わって、遊びました。

 

 今度はおとうさんが得意のけん玉を披露。そこへ、これまたけん玉得意のお子さんが、妙技を披露。周りから大きな拍手・歓声が挙がりました。

 “タントクルだがしや楽校”は、こんな小さな“だがしや楽校”ですが、ここに“だがしや楽校”の原点を見たような気がします。
 子どもも、大人も、ゆったりコミュニケーションしながら遊ぶことができる“だがしや楽校”。ここに人と人とのつながりが生まれます。

 “昔遊び=だがしや楽校”ではありません。でも、昔遊びを通して、人とのつながりが生まれ、遊びとは何かを知り、そこからいろんな遊び(方)を工夫し、人生を楽しく生きる・・・それも“だがしや楽校”です。

 “タントクルだがしや楽校”は、このあとも、毎月第3日曜の午前10時〜正午まで、さくらんぼタントクルセンターにて開かれます。

 

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