だがしや楽校ひとりごとダイアリー

 

2012年2月26日(日曜日曇り時々 も差す

【だがしや楽校@滝山交流センター:山形市発】
 きょうは山形市内(滝山交流センター)にて“だがしや楽校@滝山交流センター”が開かれました。これは毎月“楽描きだがしや楽校”を開いてきました“青春あべNEWだがしや楽校”が、山形へ避難されている人たちのために開いたものです。
 避難されている人たちのための“だがしや楽校”は、昨年(2011年)11月から“だがしや楽校@山形市避難者交流支援センター”としてこれまで3回開いてきましたが、今年(2012年)の1月29日からは“だがしや楽校@滝山交流センター”も開いています。
 このように、できる限り“だがしや楽校”を開くこと、また場所を変えて開くことで、避難されている人たちにとっては、集いやすくなると思います。

 さて、第1回目だった1月29日の“だがしや楽校@滝山交流センター”については、出張により拝見・取材することができませんでしたので、今回が初めての取材です。

 きょうの“だがしや楽校@滝山交流センター”のおみせ(屋台)は3つです。

  
↑松ぼっくりのデコレーション

  
↑ぱたぱた絵本

  
   ↑楽描き(らくがき)              ↑スライム

 “ぱたぱた絵本”は、カラクリ絵本をシンプルにしたもので、2つの場面を作ります。私が作ったのは・・・(1)絵は“雪だるま”です。雪深い米沢です。たくさんの雪が降って・・・パタッ・・・(2)いっぱい雪が積もって雪だるまは見えなくなり、大きな山になりました!
 工作を楽しむ・物語り(2枚紙芝居)を考える・お絵を描くが一度に楽しめる遊びです。

 きょうの“だがしや楽校@滝山交流センター”では、大勢の人が集ったわけではありませんが、のんびり・まったりした“だがしや楽校”になりました。その結果、集った人同士の交流が深まりました。
 ある若いおかあさん同士です。それまでは顔見知りでもありませんでした。どちらともなく「“だがしや楽校@山形市避難者交流支援センター”でお会いしていましたね」となり、そこから話が弾みます。やがて、2人とも同じ年齢のお子さんを持っていることがわかり、意気投合したのでしょう。さらに話が弾みます。いつの間にか、お互いの携帯電話番号を交換されていたのです。
 私まで思わず嬉しくなるシーンでした。
 避難されている人同士の新たな『つながり』が生まれた瞬間でした。

 これが“だがしや楽校”です。これが本当の支援ではないでしょうか。
 よく聞くのは、「支援しなければ被災者・避難者は自立できない。しかし支援しすぎると被災者・避難者は甘えで自立できない。その線引きが難しい」です。いかにも、もっともらしい考えです。しかし、私から言わせてもらいますと、「支援」とか「自立」にこだわるから線引きが難しくなるのです。そんなことを考えずに、きょうの“だがしや楽校”で見られたようなノンビリ・まったりと談義することで、つながりは生まれます。

 

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