だがしや楽校ひとりごとダイアリー

 

 

2012年8月4日(土曜日晴れ一時曇り

【だがしや楽校@えくぼサマーフェスティバル with 福井の若者たち】
 “夏休み!えくぼサマーフェスティバル”が山形県南陽市(南陽市中央公民館・えくぼプラザ)にて開かれました。このフェスティバルは、夏休みの子どものために、社会教育施設であり、赤湯地区の中心に位置するえくぼプラザにて、楽しい1日を過ごしてもらおうと開かれたものです。

 南陽市では青年教育に力を入れており、数多くの青年グループが、まちづくりや地域活性化などを目的に活動しています。コンペティションを開き、青年グループが報告することで、市民に浸透する仕組みもあります。コンペティションでは市民も審査に参加できるからです。
 青年教育の一環として、平成22年と23年の2年間、“志立だがしや楽校”も開かれました。
 主な青年グループを紹介しますと、子どもたちに大人気となった“南陽宣隊アルカディオン”を生み出した“HOPE:ホープ”、カフェごっこなど実験的イベントを行っている“IGN・いぐね”、カーリングからドーナツまでかぼちゃを使った取り組みを展開する“かぼちゃプロジェクト”、オリジナル米“あまい”を開発した“米部:こめぶ”などです。
 その南陽市では、昨年(2011年)9月、“全国青年まちづくりフォーラム in 南陽”が開催されました。それをきっかけに生まれたのが、南陽と福井県との若者同士の交流です。

 その福井県の若者たちがきょう(4日)、南陽市を訪れました。南陽市の若者と意見交換や交流活動を行うためです。一行は“ふくい若者チャレンジクラブ”の若者16名に福井県(県庁)の人たちが同行しました。
 昨夜福井を出発した一行は、今朝南陽市に到着、きょうは1日南陽市で活動しました。そのひとつが、“夏休み!えくぼサマーフェスティバル”への参加でした。
 フェスティバルで福井の若者たちは、福井をPRするだけでなく、山形名物の芋煮を南陽市の若者と芋煮を作り、振る舞いました。

 さて、“夏休み!えくぼサマーフェスティバル”では“縁日・だがしや楽校”が開かれることになり、“志立だがしや楽校”のメンバーに加え、“だがしや楽校”仲間のIshiさん(中山町)と私(山口)もおみせを出すことになりました。
 というわけで、このあと“だがしや楽校@えくぼサマーフェスティバル with 福井の若者たち”の模様をご紹介しますが、私も“だがしや楽校”のおみせを出した関係で、断片的な取材しかできなかったことを、あらかじめお断りしておきます。

 午前9時すぎ、私がえくぼプラザに到着しますと、南陽市社会教育課の嶋貫さんを中心にミーティングが開かれているところでした。Ishiさんも到着しています。
 ミーティングが終わりますと、みんなで会場設営です。“だがしや楽校”の場所も作りました。きょうも好天で暑くなりますので、テントやブルーシートで日よけを作ります。

 午前10時30分、フェスティバルが始まりますと、大勢の子どもたちが集まりました。オープニングで、南陽宣隊アルカディオンが登場し、フェスティバルの概要を紹介するという工夫も見られました。

  

 昼12時30分からの“南陽宣隊アルカディオンショー”は、写真のように大人気。子どもたちからは「がんばれ!」と応援の声があがっていました。福井の若者たちも注目して観ていました。特にきょうは、5人目のメンバー・アルカイエローお披露目の場となり、さらに盛り上がりました。

  

 Ishiさん(東北芸術工科大学)らのおみせは、寒天を使った遊びです。水の中での寒天の感触は気持ち良さそうです。色の付いた寒天をいろんな形にしました。

  

 “志立だがしや楽校”もメンバーも、いろんなおみせを出しました。その内、写真は“似顔絵”と“ネイルアート”のおみせです。“似顔絵”屋さんでは、本業の美味しいパンも販売していました。
 そして、私が出したのは“まんからゲーム”のおみせです。

  

 誰でもお家で簡単にできる遊びの提案としての“まんからゲーム”ですので、私は極力シンプルなルールにしました。そうしたら、子どもたちにも大受けで、何回も繰り返して遊んでいるお子さんがいるほどでした。おとうさん・おかあさんたちも「おもしろいです」と感心してくださいました。シンプルにすることで、奥深さにもつながりました。また、大逆転の場面を作り出すこともできました。
 おみせでは、お絵描きもできるようにしました。子どもたちは、お絵描きが大好きだからです。

  

 “まんからゲーム”は、福井の若者にも大受けでした。意外なおもしろさにビックリしていたようです。もちろん私は、福井の若者への“だがしや楽校”広報活動は怠りませんでした。

  

 福井の屋台では、福井名物・鯖寿司が振る舞われました。また、山形の芋煮を振る舞う福井の若者たちの姿もありました。芋煮は、南陽と福井県との若者たちが、いっしょになって作りました。一足お先の芋煮でしたが、暑い中でも、とても美味しかったです。
 合間に福井の若者たちにインタビューしました。南陽市の印象を尋ねますと、えくぼプラザ前の通りについて「統一感があって良いです」という答えが返ってきました。

 “だがしや楽校@えくぼサマーフェスティバル with 福井の若者たち”は、午後2時で終了しました。暑さの中で大変でしたが、時より涼しい風も吹き、熱中症にもならず、楽しい時間を過ごすことができました。
 特に良かったのは、この暑さにもかかわらず、大勢の子どもたち・家族連れが遊びに来てくださったことです。私が出した“まんからゲーム”の反響も肌で感じることができました。
 おとうさん・おかあさんたちの子どもに対する適度な関わり方にも感心しました。
 嶋貫さんら主催された人たちの広報活動・会場へ来てもらうための工夫も感じ、とても楽しいひとときを過ごすことができました。

 変わって、夜は真面目に(?)福井と南陽の若者たちによる意見交換会です。意見交換会では、それぞれのお国自慢、青年・若者グループの活動報告などが双方からありました。そして、グループ活動について、活動のよびかけ・活動資金の調達・地域住民との関わり・他団体とのつながり・活動への人の取り込みの5項目について意見交換しました。
 実際には、意見交換というより、それぞれの団体での取り組み方についての報告の場になりましたが、私は画期的に感じました。
 普通、このようなミーティングでは、報告や意見に対して、有識者と言われる人から助言があったり、会をコーディネートするのですが、きょうはそれが一切なかったからです。
 意見交換会のコーディネーターは、南陽市の若者メンバーのひとりでした。そして、まさに若者同士による報告・意見交換の場となったのです。
 若者たち以外で発言があったのは、歓迎の挨拶をされた塩田南陽市長だけです。

 「こんな会で学びにつながるのか」という意見もあるでしょうが、私は「だからこそ大きな学びがあった」と感じております。同じ目線の人たち同士による、意見交換・サポート・支え合いの方が、大きな学びにつながることが多いからです。

 5つの項目については、もう少し整理された方が良かったのではないか、とも感じました。
 また、今回の交流事業から、どのようにして、次の展開につなげていくのかも問われます。このままでは、内輪だけの事業と見られてしまう可能性があります。
 意見交換会は、福井と南陽の若者たちのみの発言でした。それはそれで良いと思いますが、山形からは Ishiさんら南陽市以外の若者たちも参加していました。このあとの懇親会で、その人たちの紹介の場がある、というアナウンスがあったのですが、結局はなしでした。Ishiさんらはそれぞれに交流していましたが、きょうの事業が南陽市以外の若者たちの支えによって開催されていたことを考えますと、ちょっと残念な気もしました。

 とは言え、南陽市の青年たちを中心にした活動・取り組みの素晴らしさを、あらためて感じることができたのは、私にとっても大きな収穫です。そして、何より、普段は聴くことができない福井の若者たちの生の声を聴くことができたのは、大きな学びになりました。
 きょうの交流事業では出ませんでしたが、福井は原発再稼働で揺れています。一方で、きょうの交流事業から、福井では、若者たち・大学生たちによる活動が盛んであることも知りました。そう考えますと、福井とは将来の日本を考えるためのキーになる地域かもしれません。

 “ふくい若者チャレンジクラブ”の一行は、明日(5日)は高畠町の商店街を訪ねます。そのあと、山形市の若者たちと交流を行い、夜は山形市で開かれる花笠祭りに、踊り手として参加することになっています。

 

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