だがしや楽校・ひとりごとダイアリー

 

2013年12月22日(日曜日)山形市の天気:曇り時々小雪 一時強くする も差す

【楽描きだがしや楽校・年末だからこそまったりの巻】
 楽描き(だがしや楽校)は毎月第2日曜日に開かれるのですが、今回は主宰のRさんのお仕事の関係で、第4日曜日のきょう、開かれました。年末も押し迫り、冬至の日の“楽描き”です。
 仮に“楽描き”がいつものように12月の第2日曜日(12月8日)に開かれていたら、その日の私は福島市出張でしたので、“楽描き”にはお邪魔することができなかったことになります。“楽描き”は10月・11月もお邪魔することができませんでしたので、9月8日が私にとっての今年最後の“楽描き”訪問になるところでしたので、きょうへの変更は、私個人的には「ラッキー!」という感じです。

 私が山形市に出掛けるのは12月1日以来3週間ぶりです。めずらしく間が空いたことに気付きました。本格的な雪降りがあった以降では、初めての山形市ですので、米沢・山形間の途中の様子もご紹介します。

 米沢アメダスでのきょうの積雪量は28cm(13時)です。ただ、米沢市内を見ますと、道路の両側には除雪で押っつけられた雪などで、50cm以上積もっているところが至るところに見られます。
 下の写真左は南陽市です。激しい雪降りとなり、周囲の山々が見えなくなりました。道路の両側には、写真のように、除雪で押っつけられた雪がかなりの高さになっており、積雪量は米沢とあまり変わらない感じです。南陽市でも、きょうは“だがしや楽校”が開かれました。

  

 上の写真右は上山市内です。積雪量は10cm未満です。田畑は一面白くなっていますが、数cmの積雪に見えます。米沢や南陽市に比べて、かなり少ないです。
 そして、山形市です。山形市の積雪は気象台観測で10〜12cmです。見た目には、10cmも積もっていないのではないか、という感じです。

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 それでは、楽描きの様子をご紹介します。

 冬期間や雨天時の会場になっている山形市・滝山交流センターに集っているのは、Rさん・Kdさん・Kbさん・学生さん2名、それに私を加えれば6人です。
 私が着いた時には、まったりと「お茶っこ」をしていました。私もまったりに加わります。そこで思い出したのはRさんが“第1回山形まるごとマラソン”(10月6日)のハーフに出場していたことです。それで本人にお聞きしたところ、ハーフ(21.0975km)を約2時間30分で完走したことです。これは大拍手です。
 Rさんには、次は、まだ私が完結していない「米沢・山形間歩き」にトライしていただきたいと勝手にリクエストしたりして・・・。

 おもむろに“楽描き”が始まりました。

   

 Rさん・Kdさんと2人の学生さんは、筆を持って、おしゃべりしながら、思い思いに描いていきます。時には絵の具を垂らしたり、指で描いたりします。
 私は写真撮影しながら、ギャラリー参加のKbさんとおしゃべりします。Kbさん(山形市)はいろんなところでボランティア活動を行っています。

 誰かさんによって、時々寒くなるギャグが飛び出したからでしょうか、雪の降り方が激しくなりました。下の2つの写真は、その時の様子です。

  

 お昼頃でしょうか。中年の男女2人の方が滝山交流センターに入ってきました。そして、住所を示し、「ここに行きたいのですが、行き方を教えてください」と言います。皆さんにとって、まったくの見知らぬ方です。また、示された住所は、地元のRさん・Kdさんも、すぐにはわかりませんでした。このあたりは新興住宅地で、住居表示が変わっているかもしれないからです。だから「わかりません」と言ってしまえば、それでおしまいです。
 でも、悪そうな人ではありません。困っている人を見ますと、なんとかしてやりたいと思うのが人情です。しかも、こちらは1人だけではありません。
 Kdさんがカーナビで調べ始めました。まもなく「わかりました」と言います。そして「私(Kdさん)がその住所までお連れします」と言います。2人はお礼を言って、滝山交流センターを後にしました。
 やがて、Kdさんが戻ってきました。なんでも米沢から来られた方だそうです。そして、お礼にラフランスをいただいたそうです。“楽描き・親切の巻”でした。

   

 お昼をすぎて、大江町の0さんが加わりました。Kbさんと私で0さんの話をしていたところでしたので「噂をすれば・・・」という感じです。
 私が0さんとお会いするのは久しぶりです。0さんは“だがしや楽校”では紙で作るブーメランでお馴染みですが、絵描きも得意です。意外にも楽描きは初参加のようです。Rさんに勧められ、筆をとったOさんは、好きなように描いていきます。(上の写真中・右)

 だいたい描いたところで、お腹も空きましたので、“ひっぱりうどん”を作って食べることになりました。
 山形と米沢では、同じような食文化がある一方で、まったく異なる食文化もあります。
 「同じような」は芋煮や玉こんにゃくでしょうか。ただ、芋煮も厳密には、豆腐を「入れる」「入れない」の違いはあります。でも、牛肉・醤油味というベースは同じです。
 「まったく異なる」の例は、どんどん焼きやひっぱりうどんです。いずれも、山形市にはありますが、米沢にはまったくありません。“ひっぱりうどん”は、私もきょうが2度目です。でも、山形市では家庭でも頻繁に食べているようです。
 乾麺のうどんを鍋で茹でます。茹でたら、鍋がらみ食卓へ持ってきます。湯の中のうどんを箸で取って、自分のお椀に入れます。このうどんを湯から取り出すことを「ひっぱる」と言います。私はきょう初めて知ったことです。勉強になるな〜・・・
 うどんは、醤油納豆やサバ缶を共にして食べます。うどんをひっぱる前にお椀に入れるか、うどんにかけて食べるかは自由です。味が薄いなら、醤油をうどんにかけます。きょうは、ほかにネギも準備されていました。
 皆さん「美味しい」と言いながら食べます。私も美味しくいただきました。うどんが足りなくなり、追加して茹でるほどでした。ただ、米沢の人は、習慣がないこともありますが、「美味しい」と言って食べるかは、なんとも言えない感じです。

 お腹がいっぱいになったところで、クリスマスが近いこともあり、近くのお菓子屋さんからケーキを買って食べることになりました。それで、ケーキを買う人、後片付けする人に分かれます。私も甘党ですが、Oさんも甘党であることがわかりました。男性の仲間がまた1人増えて、嬉しい私です。というわけで、Oさんも買い出し組です。
 こうして、ケーキを囲んでのまったりタイムが続きます。「クリスマスは1人ではいけないの」などの談義が続きます。

 そうこうしている内に、外は薄暗くなり始めました。名残惜しいですが、まったりタイムは、これでおしまいです。みんなで、きょうの楽描きを囲んで、記念撮影です。

 これが、きょうの楽描きです。クリスマスの雰囲気が漂います。

 きょうの私は、夜も山形市にて予定があり、長々と続くまったり楽描きは最高でした。滝山交流センターを後にして、近くのスーパーに立ち寄ったのですが、物凄い客数です。喧騒感さえ漂います。やっぱり年末です。現実に戻された感じです。
 そういう意味でも、年末の忙しい日をまったりと過ごすことができた“楽描き”に感謝です。
 それで、きょうの“楽描き”には、私は勝手に“楽描きだがしや楽校・年末だからこそまったりの巻”と名付けたのでした。

 Rさんをはじめ“楽描き”の皆さんには、1年間大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

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