だがしや楽校・ひとりごとダイアリー

 

2014年2月23日(日曜日晴れ時々曇り一時小雪

【楽描きだがしや楽校@やまがた市民活動まつり】
 第6回“やまがた市民活動まつり”(主催:山形市市民活動支援センター連絡協議会 共催:山形市、山形市市民活動支援センター)が山形市内(霞城セントラル1階アトリウム)にて開かれました。
 これは、山形市内で活動するNPOなど市民団体の活動を一般市民に知っていただくこと、市民団体と一般市民との交流の場を設けることで、市民団体への理解を深め、しいては活動への参加を促すことなどを目的に開いているものです。
 今回は、ブースを設けての参加が22団体、ステージ発表が8団体、ポスター展示での参加が8団体の計43団体が参加しています。さらに11団体が運営での参加です。

 第6回“やまがた市民活動まつり”は、12時30分からのオープニングセレモニーでスタートしました。それでは、写真で会場の様子をご紹介します。

  

 上の写真左は、会場を2階から撮影したものです。左奥でオープニングセレモニーが開かれています。会場は上の写真右のように、大勢の市民でにぎわいました。

 参加団体の一部をご紹介します。

 下の写真左は、日本ダウン症協会山形県支部、ダンスパフォーマンスJDSによりステージ発表です。日本ダウン症協会山形県支部は毎回参加しています。

  

 上の写真右は、エンパワメント山形です。いじめ、セクハラ、DVのない、人と人とが尊敬しあえる社会を目指して活動しています。DVについて紹介するステージから一変し、突然のダンスパフォーマンスです。主宰のKさん(写真の手前の方です)には、先日(2月18日)の“One Coin 地域力 カフェ”でもお世話になりました。

  

 上の2つの写真は、ごみ減量・もったいないねット山形です。ブースではゴミ分別に関するクイズを、また子どもたちによるステージ発表も行いました。

  

 上の2つの写真は、NPO法人論語に学ぶやまがたです。こちらもブースだけでなく、イベントスペースでの発表も行いました。

  

 イベントスペースでは、未来のエネルギーを考える会(上の写真左)による発表もありました。発表では、原発問題にも触れていました。
 会場では、山形市のマスコットキャラクター“はながたベニちゃん”(上の写真右)が、盛り上げに一役買っていました。

  

 上の2つの写真は、NPO法人環境ネットやまがたです。ブースでは、家庭での省エネの取り組みを尋ねるアンケートを行っていました。私も答えてみました。結果は、かなり省エネに努めている項目もありましたが、まだまだ不十分な項目もありました。
 アンケートに答えると、ガラガラ抽選です。なんと、私の次の人が、2本しかないという1等(ボールペン)を当てていました。

 下の写真左は、NPO法人山形県喫煙問題研究会です。スタッフの方から言われたのが、受動喫煙の問題です。「本人が喫煙していなくても、喫煙しているのと同じです」というのです。私もファミレスなどでの分煙に疑問を持っている一人で、スタッフの方も「分煙が問題になりつつあります」と語っていました。

  

 上の写真右は、お馴染みこんにゃく道場による玉コンのおみせです。就労支援に取り組むNPO法人山形自立支援創造事業舎みちのく屋台こんにゃく道場が出店しました。

  

 上の2つの写真は、NPO法人障がい者情報支援ネットワークあいむネットとやまがたトークアイです。やまがたトークアイは、人生半ばで視覚に障がいを持った人たちによる会です。
 あいむネットのスタッフの方が「医師はよく視覚障がい者を両手を持って誘導しますが、これは視覚障がい者にとっては3歩も歩くととても不安になります。片腕をつかんでもらうやり方で誘導してください」と言います。これは高齢者介護にも通じることです。勉強になりました。

  

 上の2つの写真は、NPO法人未知が運営するクリエイティブハウス未知のブースです。未知では、地域活動支援センターと就労継続支援B型事業(クリエイティブハウス未知)に取り組んでいます。ブースでは利用者が作られたお菓子やグッズなどを販売しています。私もお菓子を購入しました。

  

 上の2つの写真は、NPO法人障害者の地域生活を支援する会が運営するサポートスクエアぱおぱおのブースです。同NPO法人では、はとぽっぽ倶楽部という活動も行っています。
 ブースでは、豆腐屋はとぽっぽによる豆腐や自然卵養鶏法による卵が販売されていましたが、私が訪ねた時には、卵は完売していました。それで、家族が大好きな豆腐を購入しました。

 上の写真の左から、山形市健康づくり運動普及推進協議会、山形県女性医師ネットワーク、山形市(企画調整課)のブースです。
 ほかには、NPO法人日本ファイナンシャルプランナーズ協会山形支部、東北応援めぐり隊CoSMoS、IVY Youth、東北RELATIONSHIP、NPO法人モルヒネ友の会、山形心体表現の会が参加しています。

 それでは、だがしや楽校をご紹介します。Rさんら楽描きだがしや楽校の皆さん(5人)によるおみせです。きょうは、マツボックリツリーとスライムのおみせです。

   

 写真のとおり、皆さん楽しそうです。
 だがしや楽校の仲間で、現在は中間支援NPOのスタッフとして活動しているKさんら、多くの人が見学していきました。私は、山形県のIさんから、最近の“だがしや楽校”について尋ねられ、楽描きだがしや楽校の皆さんが毎月2回は山形市内で“だがしや楽校”を開いていることなどをご紹介しました。

   

 なお、山形県のNPO担当であるIさんとは、最近のNPO活動や避難者支援に関して、私が感じていることなども談義しました。

 きょうの“やまがた市民活動まつり”の最後のステージを飾ったのは、Mountain ash YAMAGATA の皆さんによりマーチングバンド・パフォーマンスです。(下の2つの写真)

  

 幅広い年齢層で活動していますが、演奏・パフォーマンスの質の高さに、会場からは「すごい」という声が聞かれました。

 下の写真は、スタンプラリーの抽選ブースです。ブースを巡って、スタンプ5個を集めますと、くじ引き抽選ができます。ブースのスタッフは、山形市立商業高等学校・産業調査部の生徒さんです。同生徒さんたちは、きょうの“やまがた市民活動まつり”で、ボランティア協力として参加していました。

  

 午後3時30分、第6回“やまがた市民活動まつり”は盛況の内に終了しました。最後は皆さんで集合写真(上の写真右)です。

 会場の霞城セントラル1階アトリウムは、一般の通行人が通るところです。それで、“やまがた市民活動まつり”開催を知らないで通り掛かった人も相当いたようです。
 それらの人の反応は、「何をやっているんだ」となんらかの興味を示す人、「通行できないようなので迂回しよう」と関心を示さない人、会場を通り過ぎようとするもののスタッフからの声がけには耳を貸さない人など、さまざまです。
 これはこれで仕方ないことかもしれません。ひとりでも多くの人に興味・関心を持ってもらえば、きょうの“やまがた市民活動まつり”は成功と言えます。
 しかし、その一方で、興味・関心を示さない人がいることも気になります。なぜなら、本来人間社会とは、人と人とが支え合って成り立っているからです。そして、地域とは、そこに住んでいるみんなでつくっていくものです。
 そのことがわからず、「自分ひとりでも生きることができるんだ」「自分は誰の世話にもなっていないんだ」と思っている人がひとりでもいるとすれば・・・。

 

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