だがしや楽校・ひとりごとダイアリー

 

とつかのおもちゃ箱 vol.8

“おみせ”でふれあい だがしや楽校(リベンジ)

 

2014年3月1日(土曜日)横浜の天気:曇り一時小雨

【とつかのおもちゃ箱 vol.8 “おみせ”でふれあい だがしや楽校(リベンジ)】
 とつかのおもちゃ箱実行委員会×川上小学校放課後キッズクラブ presents 『みんなで作る みんなが主役の 年に一回 大イベント! とつかのおもちゃ箱 vol.8 “おみせ”でふれあい だがしや楽校(リベンジ)』 (主催:とつかのおもちゃ箱実行委員会 共催:川上小学校放課後キッズクラブ〈NPO法人教育支援協会〉「保護者のつどいの場づくりモデル事業」)が、きょう(2014年3月1日)、横浜市立川上小学校(横浜市戸塚区秋葉町203-2)にて開催されました。

 当初の開催予定だった2014年2月15日は、関東甲信地方や東北地方の太平洋側を、歴史的な豪雪・大雪が襲いました。横浜市戸塚区も例外ではありませんでした。横浜アメダスの積雪は28cmでしたが、戸塚では、私が実際に見た感じで30〜40cmは積もっているように見えました。
 雪が積もっても除雪しない横浜です。これでは、少々の天候異変にも強い(かな?:笑)“とつかのおもちゃ箱”も、さすがに開催することができませんでした。とりあえず中止です。
 中止で最もガッカリしたのは、開催に向けて準備したり、楽しみにしていた戸塚の皆さんです。でも、私も相当ガッカリです。なぜなら、開催中止が決まった2月15日の朝には、横浜にいたからです。でも、天候異変ですので、やむを得ません。
 2月15日は、大雪が積もって大混乱の横浜・戸塚を、歩いて川上小学校に行きました。川上小学校には、主催者代表のKさんら10名ほど皆さんが、中止によって発生した処理などのお仕事を行っていました。そこでは、戸塚の人たちと、いつもとは違った交流をすることができて、中止は非常に残念でしたが、ある意味良かったとも感じました。

 中止が決まったあと、すぐに延期の話となりました。そして、2日後(2月17日)には川上小学校の了解を得ることができ、リベンジを2週間後の3月1日に開くことになりました。この素早い動きには脱帽です。
 それだけ、戸塚の人たちは“とつかのおもちゃ箱”を楽しみにしていたのでしょう。
 私も再び横浜・戸塚を訪問することにしました。

 今回も横浜には前日入りです。今回は雪も心配はありません。東京もですが、横浜も雪はまったく残っていません。2週間前(2月15日)がウソのようです。
 そして、当日を迎えました。天気は曇りです。僅かにですが、小雨が降っています。昨日(2月28日)が暖かかったこともあり、寒さが戻った感じです。良い天気とは言えませんが、2週間前に比べれば、良い方です。

 東戸塚駅を降り、川上小学校へ向かいます。2週間前と比べながら、歩いてみましょう。

  

 上の写真は、東戸塚駅西側のロータリーです。2週間前(2月15日)は、雪で埋もれ、車が動けなくなっていました(写真右)が、きょう(写真左:午前9時03分撮影)はこのとおりです。

  

 東戸塚駅から川上小学校へ向かう途中の交差点も、2週間前と違って、きょうは(写真左:午前9時05分撮影)まったく雪は残っていませんでした。

  

 川上小学校・南側の道路です。2週間前は、横断歩道付近で撮影したものです。きょうは、午前9時25分撮影です。2週間前は、タイヤの跡はありますが、車は底面を雪でこすられながら、歩くより遅いほど、ゆっくり走行していました。

  

 2週間前(2月15日)は、道路全面が30cmほどの積雪によって、私が『ほだこざき』した川上小学校・東側の道路です。きょうは、午前9時26分撮影です。
 きょうは、ここまでスムーズに歩くことができました。

  

 川上小学校の校庭です。きょうは、午前9時31分撮影です。2週間前には、家庭科室の脇にあったかまくらも無くなっていました。

 校舎側・昇降口を入りますと、数人のスタッフの人たちが受け付けをしています。実行委員会代表のKさんもいました。Kさんは「二度にわたり、遠路遙々足を運んでくださり、ありがとうございます」と、チョッピリ申し訳なさそうに挨拶されました。でも、これは天候(自然現象)なので、仕方ありません。

 Kさんの案内で、体育館側の入口から中に入りました。そして、会場を一通り見て回りました。皆さん、午前10時のスタートに向け、準備中です。
 “たのしいくじのお店”を出す小学5年生の男のお子さん(R君)は、私の顔を見るなり「オッと、今年も来た。一昨年(厳密には2011年12月です)からだよね」と言います。私もR君は憶えており、1年前も同じようなことを言われました。それにしても、R君が憶えていてくれるだけで嬉しいです。
 フレンド工房の白岩さんは「お元気そうで何よりです」と言ってくださいました。きょうも楽しそうなおみせを出されるようです。

 いよいよ待ちに待った“とつかのおもちゃ箱 vol.8 “おみせ”でふれあい だがしや楽校(リベンジ)”がスタートです。
 ところで、今回は、次の2つの視点に特に注目しながら、取材することにしました。

《1》みんないっしょ
 おみせを出す人たち、遊びに来た人たちなど、“とつかのおもちゃ箱”に集ったみなさんが、立場を越えて、いっしょになって楽しんでいるのかに注目しました。
 “とつかのおもちゃ箱”は「年齢・性別・国籍・障がい・立場・・・そんな『カベ』をとっぱらい、今日からみんなトモダチ! さあ、今日1日で、何人の新しいトモダチができるかな?!」というのが基本コンセプトです。
 私がこのところ、特に避難者支援で気になっているのは、支援する側と支援される側を区別しているのではないかと思われる考え方が見られることです。それは「避難者の自立」という言葉からも感じます。しかし、私が多くの人たちから支援されているのと同じで、みんな、互いに支え合って生きているのです。

《2》お手伝い体験
 昨年(2013年)10月、被災地石巻市での“こどものまち”を取材しました。
 “とつかのおもちゃ箱”には“はろ〜わ〜く”が設けられ、子どもたちはおみせでお手伝いができる仕組みがあります。
 それで、“こどものまち”と“とつかのおもちゃ箱”の共通点や相違点をチェックすることで、子どもたちが社会の一員として関わること、子どもたちにとってのお手伝いや働くことの意味、お金(地域通貨)をとおして、生きることにつなげる意味などを探ることです。
 “こどものまち”は、1979年の“ミニ・ミュンヘン”から始まりました。日本では2002年に千葉県佐倉市で開催されたのが最初です。現在、日本には約30の“こどものまち”があります。私は数年前に静岡で観ているほか、昨年は、先にご紹介しましたが、偶然にも宮城県石巻市で取材することができ、その後も“こどものまち・いしのまき”の関係者と交流させていただいたことから、“とつかのおもちゃ箱”でのお手伝い体験に注目することにしました。

 それでは、『みんなで作る みんなが主役の 年に一回 大イベント! とつかのおもちゃ箱 vol.8 “おみせ”でふれあい だがしや楽校(リベンジ)』の模様をご紹介しましょう。

 なお、延期によって、おみせの内容で一部変更があったそうです。特に注目は“とつかのおもちゃ箱”名物のカレー屋さんに・・・?!

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▼ピーチーズ バトンクラブ(発表のおみせ)

 午前10時のスタート前、オープニング・ステージ・パフォーマンスで盛り上げたのは、今回も“ピーチーズ バトンクラブ”の子どもたちです。“ピーチーズ バトンクラブ”は平成11年から活動している平戸小学校・平戸台小学校に通う子どもたちによる地域のバトンクラブです。現在は品濃小学校・川上小学校の児童も加わり、平戸小学校体育館で楽しく練習しています。3月23日の発表会を控えて、子どもたちはハッスルしています。
 今回は、ステージ・パフォーマンスだけでなく、おみせも出しています。

  

 ピーチーズ バトンクラブによるステージ・パフォーマンスが終わり、午前10時になりました。今回から“ひよこ”になったKさん(上の写真右)の「はじまるよ〜」の合図で、とつかのおもちゃ箱 vol.8 “おみせ”でふれあい だがしや楽校(リベンジ)はスタートしました。


▼受付&はろ〜わ〜く
 “とつかのおもちゃ箱”へ遊びに来た人は、昇降口に設けられた場所で受付(下の写真左)をします。

 

 受付の脇には“はろ〜わ〜く”(上の写真右と下の写真)が設けられています。子どもたちは、おみせが出した求人票(下の写真左)で、お手伝いの内容を確認します。そして、“はろ〜わ〜く”で受付(下の写真左)してもらったら、おみせに行って、20分間お手伝いします。お手伝いしますと、エコマネー“とぷれ”2枚もらえます。

 

 受付&はろ〜わ〜くを担当しているのは、川上小学校放課後キッズクラブの皆さんです。“川上小学校放課後キッズクラブ”とは、2013年3月1日に、これまでの“川上小学校はまっ子ふれあいスクール”から名称が変更になったものです。
 横浜市は、“はまっ子ふれあいスクール”を「放課後、通い慣れている小学校施設を活用して、安全で健やかな放課後の居場所づくりを促進し、異年齢児間の遊びや交流を通じて、子どもたちの創造性、自主性、社会性などを養うことを目的として実施しています」と、また“放課後キッズクラブ”を「すべての子どもたちを対象に、小学校施設を活用して『遊びの場』と『生活の場』を兼ね備えた安全で快適な放課後の居場所を提供することを目的として実施しています」と説明しています。そして、対象児童は「原則として、当該実施校に通学する1~6年生で、参加を希望する児童」としています。開設時間は、“はまっ子ふれあいスクール”が原則午後6時まで、“放課後キッズクラブ”が原則午後7時までです。なお、川上小学校放課後キッズクラブでは午後5時以降は有料としています。
 川上小学校放課後キッズクラブが開いたおみせは、ほかにもあります。後ほどご紹介します。


▼たのしいくじのお店(図書室)

 

 品濃小学校5年生Aomura君ら男子4人組による棒くじ(1回50円)のお店です。3年生の時から3回連続の出店です。すっかり手慣れた感じです。Aomura君は私(山口)のことをしっかり憶えています。嬉しいです。今回の1等賞は貯金箱(下の写真左)です。

 

 また、アイロンビーズキーホルダー(1個50円)(上の写真右)は、1週間かけて、みんなで作りました。カードも販売しています。出るようで出ない1等賞です。Aomura君の元気な声が響きます。


▼トモ☆ミサ(図書室)

 

 品濃小学校・女子5年生2人(トモさん・ミサさん)によるおみせです。おみせでは小学3年生の女のお子さん(妹さんと思われます)もお手伝いしています。

 

 私のインタビューに2人から返ってきた答えは、なんと「女子力があげられるおみせ」。おみせでは、2人が作った「女の子が付けられる」マスク・ブレスレット・ボタンなどを売っています。2人で小物を作っている内に「女子力アップのおみせにしよう」となったそうです。


▼鉄道模型の走行会(図書室)
 鉄道子ども会のおみせです。“とつかのおもちゃ箱”には毎回参加している鉄道子ども会は「鉄道に興味のある子どもたちにもっと鉄道のことを知ってもらいたい」という趣旨で2009年から活動していますが、「鉄道以外のいろいろなことも吸収して大きくなっていってもらいたい」という思いもあり、博物館や車両基地などの見学会をとおして、年齢の違う友達と一緒に行動することで、ルールや決まりなども学んでいくことを大切にしています。

 

 きょうの“とつかのおもちゃ箱”では、Nゲージ運転会を開きました。インターネット上できょうの“とつかのおもちゃ箱”について最も早く開催告知をしていたのが鉄道子ども会です。


▼ダンスキッズ(発表のおみせ)

 

 私が見ることができたパフォーマンスだけでも5曲です。レパートリーの多さに感心しました。

 

 就学前のお子さんから小学生までの女のお子さんたちで構成しています。ヒップホップを中心にしたダンスを楽しんでいます。

 川上小学校・川上北小学校・東戸塚地区センター等で毎週土曜日に練習しているそうです。


▼かわいいシュシュとちいさなおかしやさん(視聴覚室)

 

 品濃小学校の仲良し女の子5年生3人(teradaさん・shibataさん・okuboさん)によるおみせです。たまたま私が取材した時には、3人のお子さん、おみせにいませんでした。会場内をまわっているようです。“だがしや楽校”は、それで良いんです。おみせやさん同士の交流も大切だからです。

 

 それで、おみせ番しているおかあさんたちにインタビューしました。おかあさんたちは「私たちに教えてもらいながら子どもが一生懸命編んだシュシュと、やはり私たちと子どもがいっしょになって作ったクッキーなどを販売しています。“とつかのおもちゃ箱”には時々参加しています」と答えていました。


▼フレンド工房(視聴覚室)

 

 都筑区でもお会いしている“デザイン自由空間・フレンド工房”白岩秀勝さんのおみせです。
 お馴染み“写真入りキーホルダー”のほかに、ボールのチェーン付きモールで、かわいいワンちゃん(下の写真左)を作ります。チェーン付きなので、カバンやバックに付けることができます。

 

 白岩さんは横浜市の18区すべての区民活動センターに登録しており、子どもたちの遊び体験を大切にしています。きょうの白岩さんは、オープンの午前10時から、終了の午後3時をすぎてまで、ほとんど休みなく、子どもたちと触れ合っていました。

 ところで、白岩さんと話していますと、“とつか区民活動センター”の方々(3名)が視聴覚室に入ってこられました。(右の写真)
 私は先月(2月)15日に“とつか区民活動センター”を訪問し、Tanabeさんと談義しましたので、私から声がけしました。そして、山形(米沢市)から来たことを紹介しますと、私が“だがしや楽校コーディネーター”として、インターネット上で全国の“だがしや楽校”を紹介していることをご存じでした。そこからしばらくだがしや談義です。
 談義では、“とつか区民活動センター”の方々から『石巻市立湊小学校』という言葉が飛び出しました。これは、2011年4月22日の石巻市立湊小学校での“だがしや楽校”のことです。“とつか区民活動センター”の人たちからは「すごいですね〜」と言われました。
 まさかここで『湊小学校』という言葉が出てくるとは思いませんでしたので、ちょっとビックリしましたが、私からは“だがしや楽校”を開くまでの当時の経緯やその後の展開(私が映画上映会を開催したことなど)を紹介しました。


▼ルルとララの手作り屋さん&フリマ(視聴覚室)

 

 “とつかのおもちゃ箱”では毎回出店し、お馴染みとなった佐々木家のおみせです。

 

 洋服や小物などのほかに、手作りのお菓子として、チーズケーキ、マカロン(下の写真右)、マドレーヌ(上の写真左)、シュークリーム、スイートポテトを販売しています。その内、チーズケーキとマカロンは、今回初めて作りました。そのチーズケーキは午前11時前には売り切れていました。大人気です。

 

 マカロンについて佐々木さんは「色合いが地味すぎたかもしれません」と言っていましたが、私との会話が終わりますと、直後にマカロンを買い求める風景が見られました。


▼ミニョンのおしゃれショップ(視聴覚室)
 こちらもお馴染み“ミニョン”のおみせです。“ミニョン”は川上小学校5年生の女のお子さんとおかあさんたちによるサークルです。“とつかのおもちゃ箱”では毎回出店しています。

 

 私のインタビューにお子さんは「ここは好きな材料を選んでもらい、それでパッチンピンやヘヤゴムを作るおみせです」と答えてくださいました。

 

 おみせは大人気で、おかあさんのひとりで、“とつかのおもちゃ箱”のコアスタッフでもあるTさんは「おみせには200人以上が来てくれました。特に川上小学校の子どもたちが多く来ました。続けてきて良かったと思いました」と話していました。


▼超たのしいウルトラ玉入れ&パワフルボーリング(体育館)

 

 JUJU太とCOCCO(じゅじゅたとこっこ)という品濃小学校4年生の男のお子さん2人と弟さん(小学2年生)やおかあさんたち6人のおみせです。“とつかのおもちゃ箱”は前回に続いて2回目の参加です。

 

 ウルトラ玉入れやパワフルボーリングで遊びますと、おもちゃ・カード・お菓子などの景品がもらえます。おみせの内容は「2人で考えました」と男のお子さんが答えてくださいました。


▼ペットボトルで貯金箱を作ろう(体育館)
 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社横浜お客様サービスプラザ(スタッフはMさん・Iさん)のおみせです。“とつかのおもちゃ箱”には、今回で3回目の参加です。

  

 ペットボトルでかわいいブタさんの貯金箱を作ります。作ったお子さんには、お小遣い帳をプレゼントしています。これで「お金のやりくり」を学んでもらいます。
 スタッフのIさんと談義していますと、貯金箱を作っている女のお子さんが、笑顔で私に声をかけ、挨拶してくださいました。礼儀に感心しました。


▼Happy!ヤッピー!バル〜ン♪(体育館)

 

 隣りのおみせは風船がいっぱいです。スタッフと思われる若いお兄ちゃんにインタビューしてみましょう。そのお兄ちゃん、アクションたっぷりに、次のように答えてくださいました。

 こちらは“Happy!ヤッピー!バル〜ン♪”と申しまして、風船でバ〜トミントンをするブースでございま〜す。か〜ちましたら、ここにランキングがの〜りま〜す。そして、ルールはこちら3つです。円の中で戦います。コートの外に出たり、床に落ちたら負けでございます。そして、3点とったら、見頃、ウィナ〜〜!! みんなの挑戦、待ってま〜す〜!
(私たちは)正式名称を“横浜アクションプランナー”と申しまして、この地元横浜を盛り上げるNPOでございま〜す!

 

 横浜アクションプランナーは昨年の“とつかのおもちゃ箱”でもおみせを出しています。横浜アクションプランナーの特徴は、普通の若者(20〜30代)が活動していることです。おみせでは、バルーンアートでも遊びました。


▼夢売り屋台(体育館)

  

 今年も石川博美さんの“夢売り屋台”が開かれています。「相変わらず(戸塚駅西口の旭町商店街のお店で)がんばっています」という石川さんは「今回はキーホルダーを数多く用意しましたので、たくさんの子どもたちが来てくれると嬉しいです」と笑顔で話してくださいました。

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 ところで、上の写真右では、お手伝いの子どもたちが写っています。ここでお手伝いの子どもたちの様子をご紹介します。

  

 お手伝いの内容は、写真のような会場内を巡ってのPRのほかに、おみせ番・おみせのお手伝いもあります。受付のお手伝いもあり、多岐にわたります。


▼がくどう あそびば ランド(体育館)
 私も訪問したことがある東戸塚学童クラブのおみせです。川上小、品濃小、川上北小、名瀬小、東品濃小の児童が通っています。NPO法人教育支援協会が運営しています。
 おみせは2つの遊びです。子どもたちが説明してくださいました。

 

 1つは“キャラクター釣り”です。「1分間にキャラクターを何体釣れるかを競い合うゲームです。キャラクターは学童でみんなで作りました」と紹介してくれました。

 

 もう1つは“ストラックアウト”です。「ビンゴになるとスーパーボールなど豪華景品がもらえます」と元気に説明してくださいました。


▼紙芝居(キッズルーム)
 4人のおかあさんたちのグループ“てんとうむし”による紙芝居です。だがしやさんの脇での口演です。私が拝見した時には“アンパンマン”のお話でした。
 川上小学校では金曜日、全学年の保護者(おかあさんたち)がローテーションを組んで、学校に入り、読み聞かせをしています。そこで出会ったおかあさんたちが“てんとうむし”として活動を始めました。
 前田ハイツや川上小学校放課後キッズクラブ、地域の公民館などで、紙芝居・昔話・絵本の読み聞かせなどの活動を行っています。
 4人のおかあさんたちのお子さんはすでに川上小学校を卒業していますが、現在も次につなげるために、川上小学校での活動をサポートしています。
 「山形にも民話や昔話がたくさんあるのでしょうね。聞いてみたいです」「山形には民話や昔話を語る活動を行っている人たちは、たくさんいますか?」などの談義をしました。


▼川上小学校特別合唱クラブ&秋葉中学校吹奏楽部(発表のおみせ)

 川上小学校特別合唱クラブは3年生から6年生の歌うことが大好きな子どもたちで明るく元気に活動しています。

 毎回クオリティの高い演奏を披露する秋葉中学校吹奏楽部。(2014年3月1日)現在は1年生15名・2年生10名で活動しています。秋葉中学校は川上小学校の南約550メートルに位置します。私(山口)も前を通ったことがあります。同じ敷地に秋葉小学校もあります。秋葉中学校には川上小学校・秋葉小学校・品濃小学校を卒業した子どもたちが通っています。

 きょうの“とつかのおもちゃ箱”では、川上小学校特別合唱クラブと秋葉中学校吹奏楽部の“夢のコラボレーション・コンサート”が実現しました。

 

 発表(ステージ・パフォーマンス)が終わりますと、いつものように、秋葉中学校吹奏楽部による楽器体験のおみせです。

  

 発表のおみせ(ステージ・パフォーマンス)を観る人たちの様子もご紹介します。上の写真左はピーチーズ・バトンクラブの発表、上の写真右は川上小学校特別合唱クラブ&秋葉中学校吹奏楽部の発表の時の様子です。


▼カレー屋さん(家庭科室)
 正午をすぎて、そろそろお腹が空いた私は、家庭科室へ直行です。
 そうそう、“とつかのおもちゃ箱”の名物と言えば、品濃小学校PTA役員会の皆さんによる“しなの食堂”の手作りカレーライスです。そう思いながら家庭科室に入りますと、カレー屋さんがありました。でも、ちょっと・・・? メンバーは川上小学校の皆さんです。

 

 実は“とつかのおもちゃ箱”が延期になったことで、品濃小学校の人たちはスケジュールの関係で参加できなくなってしまいました。「どうしよう」となりました。
 そこで立ち上がったのが“川上小学校放課後キッズクラブ”のAさんです。「やってやろうじゃないか」というAさんの思いに、皆さんも立ち上がります。川上小学校放課後キッズクラブでは、毎回“みんなで茶・茶・茶〜♪”という喫茶のおみせを出していますが、今回はそれをお休みにしてカレー屋さんに専念することにしました。
 「何食分作れば良いか」などのノウハウを“しなの食堂”の人たちに聞きながら準備しました。カレーのルーは、“ミニョンのおしゃれショップ”でもご紹介した“とつかのおもちゃ箱”のコアスタッフのひとり・Tさんの協力により提供された、株式会社エム・トゥ・エムの湘南トマトカレーです。これは、藤沢市でトマトだけを作っている農園から提供されているトマトケチャップが入っているルーで、動物性油脂は一切使っていないという身体に良いカレーだそうです。
 ちなみに、湘南トマトカレーは5種類です。また同社からは春の新商品として湘南トマトハヤシも販売されます。
 カレー屋さんでは230食分を作りました。私もいただきました。美味しいです。甘党であり、辛いのが苦手な私には、トマトのうまさが、適度な甘味を引き出していることに加え、アッサリ感があり、さらに美味しく感じました。カレーにも、いろんな味があって良いわけで、これは私好みのカレーです。
 こうして急遽の対応を行ったのですが、Aさんは「皆さんの動きの良さには、イベント慣れしているとは言え、感心しました」と感想を話していました。
 動きの良さは“とつかのおもちゃ箱 vol.8 “おみせ”でふれあい だがしや楽校(リベンジ)”終了後の振り返りの会でも現れました。


▼りんどう亭(家庭科室)
 こちらも“とつかのおもちゃ箱”ではお馴染み“りんどう亭”のうどん屋さんです。
 高齢者食事サービスグループ「りんどう」は、品濃町・川上町・前田町で一人暮らしをしている高齢者あるいは食事の支度が困難な高齢世帯を対象に、毎週水曜日、昼食(お弁当)を調理し、配達する活動を行っているボランティアグループです。


▼にこにこコロッケ(家庭科室)
 東戸塚地区配食サービスの会・にこにこネットワークによる“にこにこコロッケ”もお馴染みになりました。なんと言っても、お肉は平田牧場の三元豚であります。限定150個のコロッケは、今年もお昼すぎ、売り切れてしまいました。

 

 スタッフの方からは「お手伝いのお子さんに感心しました」という感想が聞かれました。子どもたちは自ら「本日限定で〜す!」とPRしました。また、トングでのコロッケの入れ方が上手なお子さんもいたそうです。


▼ピーチーズBC♪かるかる〜桃棒ふりふり(家庭科室)

 ピーチーズ バトンクラブでは今回初めて、発表のおみせ(ステージパフォーマンス)以外のおみせを出しました。そのひとつが“かるかる〜桃棒ふりふり”という軽食屋さんです。

 ピーチーズ バトンクラブの宣伝をかねてのおみせでは、ワッフル、フランクフルト、ハッシュドポテトを販売しています。この内1番目に売り切れたのはワッフルでした。
 おみせでは、メンバーのおかあさんたちの熱意が伝わってきます。


▼ピーチーズBC♪ふりふり桃棒フリマ(家庭科室 → 体育館)
 ピーチーズ バトンクラブでは、もうひとつおみせを出しました。それが“ふりふり桃棒フリマ”というフリーマーケットのおみせです。

 

 先にも登場している“とつかのおもちゃ箱”のコアスタッフのひとり・Tさんの提案もあってのおみせです。Tさんによりますと、ピーチーズでは「新たに衣装を作りたい」という話が持ち上がりました。それで、“とつかのおもちゃ箱”では、オープニングパフォーマンスでおしまいにするのではなく、「おみせを出して資金稼ぎしよう」という話になりました。その話に保護者も乗り、出店が実現しました。
 おみせでは「これは!」と思うものを集めました。また、おかあさんたちの手作り品(下の写真左)も販売しました。おみせには、女のお子さんを中心に、多くの人が集まっていたように見えました。

  

 ただ、Tさんによりますと、おみせの場所が、家庭科室の食べ物屋さんの脇で、しゃがんでの販売だったことで、ちょっと目立たなかったかも、とのことでした。それで、午後からは場所を体育館に移しました。(上の写真右)
 それでも、売れたものもあれば、売れ残ったものもあったそうです。しかし、おかあさんたちは「来年もやりたい。来年はTシャツ(を売ろう)かな」などと話しているそうです。


▼更生保護女性会のビスケット屋さん(家庭科室)
 美味しいあられとさくさくビスケットを販売しています。
 あられは、神奈川県指定銘菓の“美濃屋のあられ”です。美濃屋(株式会社美濃屋あられ製造本舗)と言えば、今年で創業85年目となる横浜の老舗のあられ屋さんです。
 “美濃屋のあられ”は、神奈川県指定銘菓に指定されるほど、神奈川県では高い評価を得ています。
 今回は特別に袋に『社会を明るくする“愛のあられ”神奈川県更生保護女性会連盟 各地区更生保護女性会』と印字してもらった5種類のあられを販売しています。

 

 ライフビスケット(Ginbis)の袋には大きく“生”の文字が印字されています。
 戸塚区更生保護女性会の皆様とも顔馴染みになりました。


▼川上小学校PTA 喫茶『グーテ・デ・ロワ』(図工室)
 お食事スペース(右の写真)となった図工室の一角にもおみせが開かれています。『グーテ・デ・ロワ』というおみせです。『グーテ・デ・ロワ』(Gooter de Roi)とは「お茶会」のことです。
 私が「みたらしだんごは“とつかのおもちゃ箱”では初めて見ました」と言いますと「こんにゃくもあります」と応えてくださいました。私はこんにゃくを見ます。なんと!丸いです。
 私は素知らぬふりして「どうしてなんですか?」と尋ねます。すると、ひとりの方が「玉こんにゃくです。山形です。(私が)山寺へ登った時に玉こんにゃくを売っていたんです。玉こんにゃくを1個食べると、山頂まで登っていけるということで“力こんにゃく”とも言われています」と見事な説明をされました。私もビックリですが、ほかのスタッフの皆さんも「すごいね」とビックリされていました。このあとで、私は山形から来ていることを明かしました。

 

 おみせでは、ほかにポップコーン、コーヒー・緑茶・ココア・紅茶などを販売しています。食べ物とドリンクをセットでいただくこともできます。
 私は玉こんちゃくのドリンクセットをいただきました。ピリ辛という玉こんちゃくは芯まで味がしょんでいます(「染み込んでいます」の山形・米沢の方言です)。首都圏でいただいた玉こんちゃくの中ではかなり美味しい方です。
 それでも80点でしょうか。及第点ですが、もうひと息です。ダシ(玉こんにゃく自体)をピリ辛にしたことで、味が若干ながら中途半端になりました。玉こんにゃくに辛子を付けて食べる方が美味しいです。
 首都圏での玉こんちゃくでは、水を入れてしまったのか、味がよどんでいるものがありました。玉こんちゃくは水洗いし、その水をしっかり切った後、スルメや昆布でダシを取りながら、水を入れない生醤油に入れて、煮込みます。これでしっかりした味となります。


▼じっけんのおみせ(理科室)
 当初開催予定だった2月15日のしおりには載っていなかったおみせです。
 おみせを開いたのは“フリースペースみなみ”の人たちです。2011年12月の“とつかのおもちゃ箱”でもおみせを開いていました。
 “フリースペースみなみ”は2004年に横浜市南区とNPO法人教育支援協会が協働で開設したもので、当初は不登校の子どもたちを支援することが目的でしたが、その後は広く放課後の子どもたちを対象に、いろんな活動を行っています。“だがしや楽校全国寄り合い2007 in 横浜”の会場になったのも“フリースペースみなみ”(浦舟複合福祉施設)でした。
 “フリースペースみなみ”の活動のひとつが、カバゴン先生(阿部進さん)直伝の“おもしろサイエンス”です。じっけんのおみせは、その伝統を受け継いでいます。

 

 きょうは、砂糖の量を変えることで、比重の異なる砂糖水を作り、それぞれに色を付けて色水にします。比重の重い順にビーカーへ入れます。それで、カラフルな水を作るという実験です。

 

 ただし、水に気泡が入ったままビーカーへ入れたりしますと、色水が混ざってしまいますので、慎重に行います。小さなお子さんには少し厳しい実験ですが、これも体験です。


▼ラブリー チャーミー キラデコ「ダンス発表」(発表のおみせ)
 川上小学校の女のお子さんたちです。学校の中で知り合った踊り好きの子どもたちです。ず〜っと踊ってきましたので、きょうは発表のおみせでの参加です。たくさん踊ってきた“恋するフォーチュンクッキー”を披露しました。

 

 午前中は秋葉中学校吹奏楽部の演奏をバックに、午後は体育館を盛り上げるために、再びパフォーマンスです。なかなかのパフォーマンスです。

 

 それにしても“恋するフォーチュンクッキー”って、山形・米沢でも、横浜・戸塚でも、人気なんですね。一時期流行った“マル・マル・モリ・モリ!”を思い出しました。


▼だがしやさん
 最後にご紹介するおみせは、やっぱりだがしやさんです。おみせでお手伝いをした子どもたちがエコマネー“とぷれ”を持って、だがしやさんに集います。
 “とつかのおもちゃ箱”のだがしやさんと言えば、“だがしやしなの”ですが、延期になったことで、ここも“川上小学校放課後キッズクラブ”が担うことになりました。
 だがしやさんには、戸塚地域ケアプラザ・ボランティア助っ人隊のおじさんたちがおみせ番を手伝いました。戸塚地域ケアプラザ・ボランティア助っ人隊は、東戸塚で修繕や電気の交換などをやっているボランティアのおじさんたちの集まりです。

 

 きょうは『だがしやのおじさん』として3人がおみせ番しました。おじさんたちの様子は「おじさんペースでノンビリとやっていました。子どもと触れ合う機会が少ないためでしょうか、ものめずらしかったようで、楽しそうでした」とのことでした。

 

 何度もお手伝いしては稼いで、だがしやさんに駆け込んでくる子どもがいました。一方で、ほしいと思った品物を買うには手持ちの“とぷれ”が足りなく、そこでお手伝いをして、だがしやさんに戻ると、数分前にその品物が売れてしまっていたという子どももいたそうです。悲喜こもごものだがしやさんです。

 このように川上小学校放課後キッズクラブは複数のおみせを担いましたので、スタッフだけでなく、NPO法人教育支援協会のスタッフ、保護者の人たち、地域の人たちの協力を得ながら、対応しました。

 こうして、『とつかのおもちゃ箱 vol.8 “おみせ”でふれあい だがしや楽校(リベンジ)』は、楽しい思い出をいっぱい残して、午後3時すぎ、おしまいになりました。

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《振り返り》
 『とつかのおもちゃ箱 vol.8 “おみせ”でふれあい だがしや楽校(リベンジ)』終了後、スタッフの人たちやおみせを出した人たちによる振り返りの会が家庭科室で行われました。そこで皆様から出された話をまじえながら、私なりに『振り返り』をしたいと思います。

 主催者代表のKさんによりますと、きょう1日で受付した人は600人あまりです。受付しない人もいたと考えられますので、700〜800人の人が集ったのではないかと思われます。それに、スタッフ・出店者側としての参加は、発表のおみせも含め、300人近くです。ということは総勢1,000人ほどが集ったことになります。大盛況です。

 きょうの“とつかのおもちゃ箱”では、いつものように、子どもたちからご年配の人たちまで、たくさんの笑顔を拝見することができました。おみせを出す人も、そこに遊びの来られた人も、それぞれがそれぞれの思いで楽しんでいる様子が、私にもヒシヒシと伝わってきました。おみせの人たち同士の交流もたくさん見られました。
 それは、戸塚という地域のつながりであり、地域力でもあります。敬服するばかりです。

 今年は昨年までよりおみせの数が少なくなりました。一方で、遊びに来られた人は、昨年までの人数に劣らないほどでした。その結果、Kさんが「今までより、たくさんの子どもたちから声を掛けられました」と言うように、子どもたちと大人たちとの交流が例年以上に見られました。

 プログラム的には、午前中が盛りだくさんになりました。
 発表のおみせ(ステージパフォーマンス)は午前中に集中しました。また、午前中だけのおみせもありました。それで、取材しきれない発表のおみせがありました。それは“ラブリー チャーミー キラデコ「ダンス発表」”でした。ただ、午後もパフォーマンスされたことで、結果的には漏れなく取材できましたが・・・。

 午前中が盛りだくさんなプログラムになったことで、逆に楽しい風景・光景が見られました。
 ピーチーズ・バトンクラブのオープニング・パフォーマンスが終わり、Kさんによる「とつかのおもちゃ箱・オープニング宣言」があっても、多くの人はステージ周囲から動きません。それで、一部のおみせでは、お客さんが入りにくい状態になりました。
 動かないのは、次の発表のおみせに出演するダンスキッズの親御さん・家族の人たちです。これって一見しますと「良くないこと」になりますが、私は微笑ましく感じました。これって、人としての正直な行動であります。自分の子どもが出演するとなれば、私だって・・・なのです。
 発表のおみせがあることで、数多くの人たちが“とつかのおもちゃ箱”に集いました。親御さん同士で交流する風景も見られました。地域の人たちの交流が目的である“とつかのおもちゃ箱”です。とても良い風景でした。

 午後になりますと、一部のおみせが閉店しました。その場はちょっと寂しくなりましたが、逆にまったり感が出ました。例年、たくさんのおみせと、大勢の来場者で大にぎわいの“とつかのおもちゃ箱”ですが、今年はゆったりと『おみせでふれあい』ができました。
 きょうの“とつかのおもちゃ箱”は、午前10時から午後3時までですが、「おみせはその時間、開けっ放しにしなければならない」ではありません。途中から始めても、途中で閉店しても、途中でお休みにしても良いのです。自由です。

 あるおみせを取材しようとしたら、あるおかあさんが「子どもたちのおみせなのですが、みんなほかのところに行ってしまい、誰もおりません」と言って、おみせの内容を紹介してくださいました。でも、そのおかあさん、怒っている様子はありません。とても大らかです。おかあさんも楽しんでいる様子です。これが“だがしや楽校”です。良い雰囲気です。

 いくつかのおみせでは、子どもたちががんばっている脇で、数人のおかあさんたちがイスに座って楽しそうにおしゃべりしています。普通なら「おしゃべりしたいなら別の見えない場所で・・・」となるのでしょうが、私は、そうは思いません。なぜなら、そこはおかあさんたちにとって、大切な交流の場だからです。
 普段おかあさん同士の交流の様子がわかりませんので、なんとも言えないところはありますが、お聞きしますと、“とつかのおもちゃ箱”のような場がないと、交流する機会は、なかなかないそうです。だから、おかあさんたちは、話が弾むのです。
 “だがしや楽校”のおみせは「いくら売ったか」ではありません。普段はなかなかできない地域の人たちの交流の場です。おみせの脇で、おかあさんたち同士の交流風景がたくさん見られたことは、本当に良かったです。

 時間は前後しますが、振り返りの会が行われる家庭科室に入りますと、SMBCコンシューマーファイナンスの方お二人が、振り返りの会が始まるのを待っていました。私もそこでしばらく待つことにしました。そして、談義が始まりました。
 私は、山形市で開かれた“市民活動まつり”(2月23日開催)に、ファイナンス関係の団体(日本ファイナンシャルプランナーズ協会山形支部)がブースを出していたことを紹介し、市民活動・NPO活動、あるいは地域とファイナンスとのつながりが大きくなっていることを紹介ました。そして、大切な資産・財産の活かし方について、地域の人たちへさらに伝えていく必要があるのではないかと考え、そうしたことからも“とつかのおもちゃ箱”に参加していただいたことは、とても良いことです・・・とも申し上げました。
 なお、ここで言う「資産・財産の活かし方」とは、単純に投資を勧めることではありません。いわゆる振り込め詐欺が横行している背景には、被害者が「資産・財産の活かし方がわからない」という要因があるから、と思うのです。

 SMBCコンシューマーファイナンスの方が「子どもたちのお手伝い体験がうまくいかなかったです」と話されました。それは、お手伝いの内容が小さなお子さんには難しすぎたから、とのことです。
 そこで私が申し上げたのは「お手伝いの内容によっては、対象年齢を設けることもあり」です。これに対して、Kさんからは「“とつかのおもちゃ箱”で行っているのは、『お仕事体験』ではなく『お手伝い』です。つまり、お仕事の『成果』に対しての報酬として、地域通貨の“とぷれ”をあげているのではなく、お手伝いの『がんばり』に対してのご褒美として“とぷれ”をあげています。だから、年齢は関係ありません」と言われました。
 私は「なるほど」とは思いました。しかし、私が言いたかったのは、原則はKさんが言うとおりで、これまでのように自由で良いですが、その中に例外として対象年齢を設けても良いのではないか、ということです。これこそが「なんでもあり」であり、自由な発想であり、優柔不断です。
 ひとつアクセントを付けることで、新たなアイディアが生まれることにもつながります。今回が第8回の“とつかのおもちゃ箱”です。マンネリに対する考え方も必要な時期かもしれません。

 振り返りの会では、これに関連して、ある人が「地域通貨とは、人と人とがつながるためのものです。地域通貨をもらうことで、人の顔が見えてきます。『地域通貨と本物のお金の違いがわからない』という人がいますが、これは地域通貨を『仕事の成果に対するお金』と同じに見てしまうからです」という発言がありました。
 これは物凄い発言です。脱帽です。まさにそのとおりです。
 地域通貨が成功しないのは、このあたりの分析・研究が足りないからです。年1回の“こどものまち・いしのまき”で地域通貨が流通しているのは、子どもたちにとって“こどものまち・いしのまき”でもらった地域通貨が、子どもたちの中に“こどものまち・いしのまき”をよみがえらせ、「また来年も使おう」という思いにいたっているからです。

 ここまで、いつの間にか、事前に注目しようとしていた「みんないっしょ」と「子どもたちとお金との関わり」について振り返っていたことに気付きました。

 子どもたちと大人たちとの関わりが深まったことで、気になる場面が生まれたのも、自然なことです。
 体育館のフロアで、横浜アクションプランナーのお兄ちゃんは、数人の子どもたちに取り囲まれていますが、お兄ちゃんを倒しては、上に乗っかったりするお子さんもいました。ここまでは、私の“お茶会”や“ままカフェサロン”での子どもたちとの関わりと同じです。
 しかし、きょうは一部のお子さんの中に、限度を超えている子がいました。例えば、ある女のお子さんは、お兄ちゃんの耳元で非常に大きな黄色い声を張り上げていたことです。お兄ちゃん、子どもたちにかかられながらも、手で耳をふさいでいました。
 気になったのは、その女のお子さん、しつこいくらい、それを繰り返していたことです。その声は、校舎の図書室や視聴覚室前の廊下まで聞こえたほどです。さらに気になったのは、それを注意する大人がひとりもいなかったことです。
 みんなが立場を越え、なんでもありで、自由に、楽しく過ごすためには、何かは必要です。
 私も“お茶会”や“ままカフェサロン”では、子どもたちの「やられ役」です。しかし、ただやられているわけではありません。

 あるおみせでは、スタッフ(大人)の方が、子どもたちに遊び方を教えていました。でも、子どもたちが行おうとすると、うまくいきません。スタッフの人は「今の子どもは、人の話を聞かないな・・・」とつぶやきながら「よく聞いて!」と子どもたちに強い調子で言っていました。
 しかし、これは、私からしますと「子どもたちへの伝え方に問題がある」と見ました。子どもたちが興味・関心を持つように伝えれば、子どもたちは大人の話を聞きます。子どもたちが自分の話を聞かないことに対して、子どもたちのせいにしてはなりません。
 私が“だがしや楽校”をとおして学んだことは、子どもも大人も、楽しそうにしている人・生き生きしている人には集います・・・ということです。

 実行委員会・副代表のHさんには、中学生の関わりは見えたものの、高校生・大学生の参加がほとんどなかった話をしました。Hさんによりますと、このあたりには高校・大学がないそうです。それで関わりが薄くなっているようですが、「年齢・・・そんな『カベ』をとっぱらい」という“とつかのおもちゃ箱”の理念を考えますと、高校生・大学生への呼びかけは課題のひとつです。
 ただ、逆な視点で言いますと、高校生・大学生への参加を促すことに力を入れすぎますと、本来の“とつかのおもちゃ箱”ではなくなりますので、そのさじ加減は重要です。
 私が初めて“とつかのおもちゃ箱”を拝見・取材して感激・感動した「自然な形での広がり」を大切にしたいです。

 今年は、例年よりおみせの数が少なかったこと、大雪で2週間延期になったことで、これまでとはチョッピリ違った感じの“とつかのおもちゃ箱”になりました。私には、これまで見えなかったことが見えてきた“とつかのおもちゃ箱”でもありました。
 私は、これはこれで、とても良かったと思っています。人とは良いところもあれば、それぞれ必ず課題を持っています。それは当たり前なことです。大切なのは、その課題を、貴重な財産として受け止め、次につなげることができるかであります。
 今回は、“とつかのおもちゃ箱”が抱える貴重な財産を、私なりに垣間見ることができ、大変勉強になりました。子どもたちと関わっている私にとっては、この上ない学びの場でした。

 小学校を会場にしている“とつかのおもちゃ箱”の地域に対する功績の大きさをあらためて感じました。学校とは、本当は地域の拠点です。しかし、地域に対して門戸を閉じてしまう学校があります。それは、やむを得ない事情があるからでしょうが、やはり残念です。なぜなら、学校の安全・安心は、地域全体で守るのが本当の姿だからです。
 “とつかのおもちゃ箱”を会場として提供する川上小学校・品濃小学校は、本当に素晴らしいと思います。“とつかのおもちゃ箱”は、学校と地域をつなぐ役割も果たしています。

 というわけで、Kさんをはじめ、東戸塚の皆様には、今回も大変お世話になりました。
 ありがとうございました。

 

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