だがしや楽校・ひとりごとダイアリー

 

 

2014年5月17日:チャリティーコンサート&だがしや楽校:1日目

 

2014年5月31日(土曜日晴れ

【チャリティーコンサート&だがしや楽校:2日目】
 東日本大震災復興支援“チャリティーコンサート&だがしや楽校”(主催:東日本大震災復興支援チャリティーコンサート&だがしや楽校実行委員会)が山形市内(霞城セントラル 1F アトリウム)にて開かれました。5月17日の1日目に続いての開催です。

 開催趣旨は5月17日の1日目の報告(ひとりごとダイアリー)でお伝えしていますので、今回は早速、会場の様子をご紹介しましょう。

 この日の山形市は最高気温が30.8℃(13時19分:平年より6.6℃高い)となり、4日連続の真夏日です。会場内は、その暑さに負けないほどの熱い思いがいっぱいです。

 午前10時30分すぎ、Ita-neeさんの司会でスタートです。
 きょうのコンサートに参加したミュージシャンは、丹波恵子さん、ゆき彦さん、Ita-neeさん、チェリーズのお二人、一人ともちゃん、五十周一さん、ベゴにげだバンド(米谷智和さん・吉見勝義さん・ゆき彦さん)、ミニミニキューピー、母娘ユニットひふみ です。

 トップバッターは、米谷智和さん・吉見勝義さん・ゆき彦さんによるベゴにげだバンドです。米谷さんは尺八奏者(尺八米谷流総師範)、吉見さんは第50代山形県民謡王座です。3人での“ベゴにげだバンド”や吉見さんの“故郷賛歌”、米谷さんの“アメイジング・グレイス”、吉見さん・米谷さんによる“最上川舟歌”などバラエティーの飛んだステージでした。

  
ベゴにげだバンド                チェリーズ

 一人ともちゃんはチェリーズのメンバーで、午前中はソロでフラダンスを3曲披露しました。チェリーズは、実行委員会のメンバーでもあります。ともちゃんは、ステージだけでなく、このあとご紹介します美味しいものの販売や募金活動でも活躍されていました。
 午後は、楽団ひとりさんが加わり、チェリーズとしてのコンサートです。ゆずの“雨のち晴レルヤ”や“いつでも夢を”などを披露しました。途中、楽団ひとりさんによるエレキギター・パフォーマンスもありました。
 その楽団ひとりさんは、きょうもビデオカメラ撮影している私のために、わざわざ照明を持ってきてくださいました。

 ギター・浅沼ヒロシさんとボーカル・エミさんによるミニミニ・キューピーは、午前・午後と2回のステージです。6人編成のキューピー・バンドからのお二人ということで、きょうはスペシャル・ユニット“ミニミニ・キューピー”としてのパフォーマンスです。
 キューピー・バンドはユーミンの曲を中心に演奏しているそうで、きょうの演奏曲目も“飛行機雲”や“卒業写真”などユーミンの曲が中心です。

  
    ミニミニ・キューピー          Asanuma&Ita-nee ブルーズバンド

 その浅沼ヒロシさんは、根っからのブルーズマンです。午後には急遽結成された?Ita-neeさんとのバンド“Asanuma&Ita-nee ブルーズバンド”による電撃ライブが行われました。Ita-neeさんはブルーズハーモニカです。さらに浅沼さんによるブルーズ・ソロ・パフォーマンスもありました。

※私にもこだわりがあって、『ブルース』ではなく『ブルーズ』と表記しました。

  

 母娘ユニットひふみは、仙台から駆け付けてくださいました。丹波恵子さんがインターネットで“母娘ユニットひふみ”のことを知り、山形に招きました。ところが、娘さんと丹波恵子さんの娘さんが同級生であることがわかり、お母さんと丹波さんは学校で会っていたこともわかりました。“ひふみ”のお母さんは憶えていたそうですが・・・。世の中、狭いです。
 ステージは、お母さんが手話によるサイン・ボーカル、娘さんがボーカルです。“花は咲く”では途中でカラオケが不調になりましたが、アカペラで歌い上げ、さらに感動を呼んでいました。

  
母娘ユニットひふみ              五十周一さん

 今朝になって急遽歯科通院を余儀なくされたという“森のたんぼ”の五十周一さんは、きょうも午前と午後のステージです。午前はオリジナル“ひまわりのように”などを、午後はきょうも沖縄からの曲を演奏していました。

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 ここでコンサートから離れて、ほかの様子もご紹介しましょう。

 会場では“絣(かすり)屋”の「だんご」と“森のたんぼ”の「おにぎり」を販売しました。
 5月17日の1回目には参加することができなかった“絣屋”さん店主・東海林文明さん。きょうは自ら販売です。スタート前に東海林さんと談義しました。
 丹波さんのお誘いで参加したとのことです。お店の場所は西バイパスから少し西に入った山形市飯塚町です。きょうは“だんご”のほかに“幸運を呼ぶ・幸せどら焼き”を販売しました。
 談義では東海林さんから“だがしや楽校”のことを聞かれました。どうやら“だがしや楽校”は初めてご覧になったようです。
 その東海林さん、調べますと、縦横無尽の活躍で、県外出張も頻繁のようです。東北六魂祭当日も千葉県出張だったそうです。

   
       絣屋(写真左の左が東海林さん)              森のたんぼ 

 演奏にステージに忙しい“森のたんぼ”の五十さん。きょうも美味しい“おにぎり”は好調に売れていました。

   

 きょうもたくさんの人が募金してくださいました。通りすがりの人から、“だがしや楽校”で遊んだ人、だんごやおにぎりを買った人たちなど、そして丹波さんら顔見知りの人まで、次々に募金していました。

 “だがしや楽校”のおみせをご紹介します。

▼輪投げ

   

 この輪投げ、ゆき彦さんが持ってこられたものでした。小さなお子さんから大人まで、年齢関係なく楽しんでいました。

▼スライム

   

 きょうも多くの子どもたちが遊んでいました。初体験の大人の方は、スライムの不思議な感触に興味津々です。

▼帽子つくり

   

 糸などを使って小さな帽子を作ります。1回目のレジンもそうでしたが、Rさんを中心にした山形の“だがしや楽校”は、仲間が増えたことで、いろいろな遊びを通して、コミュニケーションできるようになりました。素晴らしいです。

▼ブーメラン

   

 大江町のOさんによるお馴染み、紙で作るブーメランです。大人気のおみせで、Oさんはほとんど休みなしです。作ったブーメランの飛ばし方も丁寧に教える0さんです。

▼まつぼっくりツリー

   

 きょうもご年配の人たちの姿がありました。子どもたちからご年配の人たちまで世代を越えたコミュニケーション“だがしや楽校”風景です。

▼パステル

   

 午後からは天童市のAさん夫妻によるお馴染み“パステル倶楽部”のおみせも開かれました。こちらも大人気で、子どもから大人まで、年齢を越えて、たくさんの人が楽しみました。

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 きょうは米沢からNさんがお孫さん2人と共に、会場を訪れました。
 Nさんは毎週1回、避難者支援のボランティアで、私といっしょに活動しています。お孫さんたちは、ブーメランや帽子つくりなどを体験していました。それも長い時間にわたり、じっくり楽しんでいる様子でした。
※追記:後日ですが、Nさんからは「孫たちは『とっても楽しかった』と言っていました』というお話をいただきました。

 もうひとつ余談です。
 会場脇の一角、霞城セントラルに空き店舗がありますが、よく見ますと、6月中旬の開店に向けて、準備作業が行われていました。店舗名を見ますと、本社が米沢のお店です。さらによく見ますと、準備作業を行っていたのは、Iさん社長夫妻です。Iさんには、以前ですが、ミニFMなどで私もお世話になったことがあります。
 それで、店舗内に入り、Iさんに挨拶し、談義です。Iさんによりますと、山形市はこれで3店舗目です。なかなかがんばっています。
 Iさんから逆に「ここで何をしているんですか?」と聞かれます。私が簡単に説明しますと、Iさんが計画しているイベントへの協力をお願いしました。イベントは農家と消費者をつなぐ、六次産業を意識したものです。
 ここは、Rさんと直に話し合っていただいた方が手っ取り早いと思い、Rさんに事情を説明し、IさんにはRさんを紹介します。そして、IさんとRさんには“チャリティーコンサート&だがしや楽校”終了後、話し合ってもらいました。

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 コンサートに戻りましょう。

 ゆき彦さんのソロステージは午後の1回です。「たたかう『力』も必要だが、助け合う『力』、いろんな『力』が大切です」というゆき彦さんは“トマト”“ベーベー”などオリジナルを演奏しました。

  
ゆき彦さん               丹波恵子さん

 本チャリティーの中心メンバーのひとり・丹波恵子さんは午前・午後の2回ステージです。オリジナル“ビリーブ”“存在人”を中心に最後には“翼をください”を演奏しました。

 メインの司会を務めた Ita-neeさん。
 午前は吉田拓郎と泉谷しげるの曲やオリジナル“みんなで考えよう”を演奏しました。今や争っている場合ではないのに・・・と歌うIta-neeさん。しかし、現実は・・・。自分の利益ばかり求めることによって、自らの利益を失ってしまうことを忘れてはなりません。
 午後はコンサートのトリを務めました。オリジナル2曲です。1曲目は“やさしい心”によって世界の平和につながる思いを歌いました。2曲目は忌野清志郎に捧げたという“ねぇ歌ってよ!空の上から”です。

  
Ita-neeさん                 フィナーレ  

 そして、今回も最後は、Ita-neeさんが東日本大震災発生直後に作った“この大きな空はつながっている”をみんなで歌い上げました。

 こうして、午後4時すぎ“チャリティーコンサート&だがしや楽校:2日目”は終了しました。メンバーからは「またやりたいね」という声が挙がっていました。
 それは、東日本大震災や原発事故は現在進行形だからです。震災からの復興はまだまだ途上であり、原発事故は収束どころか、不安を増すばかりだからです。
 ひとりひとりができることは小さいかもしれませんが、仲間が集まりますと、大きな力になります。今回は3年前のチャリティーに集ったみんなの再会の場でもありました。これもひとつのつながりです。この「つながりを大切にしたい」という思いは、次の“チャリティーコンサート&だがしや楽校”につながるはずです。

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※追加報告
 5月17日と5月31日の“チャリティーコンサート&だがしや楽校”では、合計34,628円の募金がありました。
  この大切なお金について、6月2日、山新放送愛の事業団へ義援金として寄贈しました。
 山形メディアタワーでの寄贈は、実行委員会のメンバーのひとり・Kさんが行いました。
 

 

 

2014年5月17日:チャリティーコンサート&だがしや楽校:1日目

 

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