おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー

 

東日本大震災!復興支援チャリティーコンサート

うたうべねット山形!!2015

歌とマルシェと遊びの広場で応援!!

 

2015年6月6日:1日目

2015年6月7日:2日目

 

 

2015年6月6日(土曜日)未明 朝から午後にかけて小雨一時時々曇り 午後3時前から差しあり、夕方以降晴れ

【東日本大震災!復興支援チャリティーコンサート うたうべねット山形!!2015:1日目】
 第4回“東日本大震災!復興支援チャリティーコンサート”が山形市・霞城セントラル(1階)アトリウムにて開催されました。
 このチャリティーコンサートは、2011年4月に第1回を開催して以来、今回が第4回となるものです。ただし、今回から装いを新たにしました。

 前回(2015年5月開催)までは“東日本大震災復興支援“チャリティーコンサート&だがしや楽校”(主催:東日本大震災復興支援チャリティーコンサート&だがしや楽校実行委員会)として開催してきましたが、今回からは、山形在住のミュージシャンたちが中心になって立ち上げた“うたうべねット山形”が主催する形での開催です。
 “うたうべねット山形”の代表は、お馴染み・丹波恵子さん(山形市在住のシンガー・ソングライター、主婦)です。副代表は Ita neeさん(ミュージシャン:丹波恵子さんとは幼なじみだそうです)です。また、ひとりともちゃんも主要メンバーです。
 それから、今回は2日間連続の開催です。

 コンサートではありますが、サブタイトルが『歌とマルシェと遊びの広場で応援!!』となっているとおり、1日目のきょう(6月6日)は、周りで“だがしや楽校”による遊びの広場が開かれたほか、同時開催として“さくらマルシェ”も開かれました。

 丹波恵子さんは宮城県の被災地を訪問しました。それが今回のチャリティーコンサートへの思いにつながっています。被災地ではコンサートを行ってきたそうです。
 また、丹波恵子さんは、ミニアルバムですが、3作目のCDを発売したばかりです。
 新たなアレンジで収録した“娘より”は、自身が母親になったことで募らせた母親への思いを曲にしたもので、家族の絆を歌っています。復興と言われますが、本当の復興は“絆”があってのこと・ものです。

 コンサートは、予定より遅れ、午前11時すぎにスタートしました。
 今回もコンサートにも多くのミュージシャンが集いました。ご紹介します。

 なお、コンサート写真は、私(山口)のコンサートを応援したいという思いと、主催者からの協力依頼により、オフィシャルに撮影した映像からご紹介するものです。

  
Ita nee&丹波恵子                  丹波恵子

 丹波恵子さんは、午前と午後の2回ステージです。ギターを弾きながらのパフォーマンスもあれば、CDに収録されている新たなアレンジでの演奏(カラオケ)をバックに“娘より”を歌うシーンもありました。

  
Ita nee                 比呂美

 Ita neeさんは相変わらず力強い歌を聴かせます。
 比呂美さんは、長井市からの参加です。初参加ですが、コンサート・スタッフとして最後まで精力的に動いていました。長井の音楽事情について談義しましたが、なかなかシビアな見方をされており、少なくても私(山口)は共感しました。

  
ひとりともちゃん

 主催者の主要メンバーであるともちゃん。きょう(6月6日)は相棒が北陸地方へ出張されているため“ひとりともちゃん”としてのステージです。歌とフラダンスを披露しました。

 それではここで、周りの様子をご紹介します。

  

 上の写真左と中は、大江町の0さんによるお馴染み・紙で作るブーメランです。
 上の写真右は、天童市のAさんによるパステル画のコーナーです。いずれも大人気です。

  

 上の写真左は、山形市のRさんたちによるまつぼっくりツリー作りです。
 上の写真中は、輪投げコーナーです。輪投げは、ゆき彦さん(きょうは音響係です)が持ってこられたものです。Rさんたちの声がけで、おおいに盛り上がっていました。
 上の写真右は、募金の様子です。通り掛かりに人たちが募金してくださいました。

  

 上の写真左は、丹波恵子さんの新作ミニアルバム(CD)を販売するコーナーです。売上の一部はチャリティーとなります。
 上の写真中は、Fujimakiさんのお店です。洋服や小物を販売しています。丹波恵子さんのお知り合いという Fujimakiさんは、洋服などを山形市内の美容院やお店に委託して販売しています。
 上の写真右で、Ita neeさんと話しているのは、Mukaidaさんです。おみせでは Mukaidaさんご自身が作られた小物・アクセサリー・数珠・ブレスレットなどを販売しています。東京の障がい者が描かれたミニ絵画も展示しています。Mukaidaさんの作品は、山形市内のギャラリー万華鏡で展示・販売しています。『くるくる変わる癒しの空間』というギャラリー万華鏡では、ほかにもいろいろな方々の作品を展示・販売しています。そのギャラリー万華鏡に、丹波恵子さんの新作ミニアルバム(CD)を置いたことでの縁で、きょうの出店となりました。

  

 上の下の6つの写真が“さくらマルシェ”です。“さくらマルシェ”を主催しているのは、私もお世話になっている米沢市のお茶屋さん“桑名園”の井上さんです。“さくらマルシェ”は山形県村山総合支庁が開いている6次産業に関する講座を受講した仲間が開いているもので、生産者ならではの美味しいものが並んでいます。いよいよ旬を迎えたさくらんぼも販売されていました。

  

 “さくらマルシェ”の“さくら”とは井上さんが開いたスイーツ販売や店によっては食事もできるカフェ“茶蔵”からの名前です。山形市内では3店舗目となる霞城セントラル店は1年前オープンです。開店準備作業を行っていた井上さんが昨年5月の“東日本大震災復興支援“チャリティーコンサート&だがしや楽校”をご覧になり、その場にいた私を見つけ、私に相談されたことがきっかけで、新たな交流が生まれました。
 上の写真中が“さくらマルシェ”での井上さんのお店です。美味しいドーナツなどを販売していました。

 コンサートに戻ります。コンサート後半は丹波恵子さんの2回目のステージでスタートです。

  
 ひー・ふ・み                   ミニQP   

 母娘ユニットであるひー・ふ・みは、前回に続いての参加です。私が「きょうは仙台からですか?」と尋ねますと、前日には山形入りしていたそうです。気合いが入っての参加です。 
 前回は2人によるミニミニ・キューピーでしたが、今回は3人によるミニQPです。写真の左からピーコさん(サックス・ヴォーカル)、エミさん(ヴォーカル)、浅沼ヒロシさん(ギター)です。現在のQPバンドは7人編成です。

 
マルシェーズ

 マルシェーズは“さくらマルシェ”出店者による即席バンドです・・・とのことでしたが、侮ってはなりません。コステロの“シー”や“エンドレス・ラヴ”など洋楽曲3曲を見事に歌い上げました。洋楽通の私をうならせました。
 メンバーは餅米、紅大豆など販売している川西町の方、さくらんぼを持ってこられた天童市の方などです。

 上と下の写真はフィナーレです。フィナーレでは、丹波恵子さんと Ita neeさんが1曲ずつリードをとりながら、全員で盛り上げました。
 最後の曲は Ita neeさんの“この大きな空はつながっている”でした。

 きょうは正直、霞城セントラルへの来場者は少ない感じでしたが、それでもコンサートは盛り上がりました。出演者たちの熱い思いが伝わりました。
 今回のコンサートは2日間の連続開催です。この熱い思いは、明日(6月7日)に続きます。


2015年6月7日(日曜日晴れ

【東日本大震災!復興支援チャリティーコンサート うたうべねット山形!!2015:2日目】
 第4回“東日本大震災!復興支援チャリティーコンサート”(主催:うたうべねット山形)の2日目が山形市・霞城セントラル(1階)アトリウムにて開催されました。
 きょうは昨日より出演者が多く、コンサートは午前10時30分頃にスタートしました。

 
りーな花音                  Ita nee&丹波恵子

 初出演のりーな花音は、女性3人によるオカリナ演奏を中心にした音楽を聴かせます。2日目のオープニングアクトでした。会場は、朝からさわやかな雰囲気が漂いました。

  
丹波恵子                          

 コンサートは、主催者である Ita nee & 丹波恵子のデュエット、そして丹波恵子さんのソロステージと続きます。

  
尾関夏馬                五十周一

 りーな花音のステージにも友情出演していた尾関夏馬さんはギターの弾き語りです。なんでも季節ごとに名前を変えるとか・・・?。秋になると「秋馬さん」です。
 五十周一さんは、私(山口)個人的に言いますと、丹波恵子さんを除き、前回(2014年5月)のコンサート以降、コンサート出演者の中では最もお会いしている方です。山形市内のコンサート会場(カフェレストラン)や米沢市で開かれている避難者のためのお茶会などです。

  
ひとりともちゃん

 ともちゃんはきょう(6月7日)もひとりです。昨日と同じく歌とフラダンスを披露しました。

  
オカリーナかづき

 オカリーナかづきは、前回に引き続きの出演です。ただし、今回は Mayumiさんによる即興(インプロヴィゼーション)ダンス・パフォーマンスとの共演です。
 「昨日(6月6日)まで被災地でボランティアをしてきました」というかづきさんと談義しました。山形県内では県民の森などで演奏する機会が多いそうです。

 それではここで、周りの様子をご紹介します。 

  

 上の写真左は、山形市のRさんたちによる“だがしや楽校”です。きょうは、レジン・アクセサリー作りのおみせです。隣りでは輪投げコーナーもありました。
 上の写真中は、Mukaidaさんのお店です。
 上の写真右は、いつもは“さくらマルシェ”に出店している米沢市の方のお店です。木製の用品に名入りのサービスを行っています。

  

 上の写真左は、山形市内にお店を構えている“絣(かすり)屋”の「だんご」のお店です。私もクルミあんのだんごをいただきました。たまらなく美味しいです。
 上の写真中は、丹波恵子さんの新作ミニアルバム(CD)を販売するコーナーです。きょう(6月7日)も売上の一部はチャリティーとなります。
 チャリティーと言えば、きょうも多くの人が募金に協力してくださいました。(上の写真右)

 

 上の写真左は、やはり山形市内にお店を構えている“森のたんぼ”のおにぎりのお店です。2日間のコンサートでの私の昼食は、このおにぎりでした。
 お店番は五十周一さん(飯豊町)です。でも、五十さんのコンサート中は、上の写真右のように、みんなでお店番をお手伝いします。その隣りでは、コンサートを終えたりーな花音の人たちが募金を呼びかけています。このように、チャリティーコンサートでは、出演者・スタッフみんなが協力し合っていたのです。

  

 そして注目は、上の写真の駄菓子屋さんです。駄菓子屋さんと開いているのはSさんです。
 Sさんは、なんと!東京からの参加です。そのSさん、私(山口)のことをおぼえていてくださいました。“だがしや楽校全国寄り合い”などでお会いしていたからです。
 Sさんは“やおきん”に勤務していました。“やおきん”は“うまい棒”でお馴染みの駄菓子メーカーです。“やおきん”でのSさんは、駄菓子のエキスパートを目指し、経験を積まれました。それで“だがしや楽校全国寄り合い”などにも積極的に参加していたのです。
 1年前(2014年3月)“やおきん”を《卒業》されたSさんは“駄菓子総合研究所”を立ち上げます。それは「日本の未来と子どもたちに何か貢献したい」という思いからです。そして「駄菓子は無限大の夢のツール」をモットーに、駄菓子を活用にした様々な企画・仕掛けをプロデュース・提案する活動を行っています。それはまさに“駄菓子屋楽校”そのものであり、駄菓子・駄菓子屋を通した地域づくりにつながります。
 きょうは丹波恵子さんの呼びかけに、東京から遠路遙々お越しになりました。
 Sさんと談義しました。なんでもSさんは今夜、米沢に泊まるそうです。東北地方にはよく来られるというSさんです。Sさんとの談義から、Sさんに対して、お願いしたいあることを思いついた私(山口)です。連絡を取り合いながら、近々再会することを約束しました。

 コンサートに戻ります。
 実は、きょうのコンサート、出演者が多いため、休憩なしです。それで私もおにぎりを頬張りながらの(ビデオカメラ)撮影です。

  
つっちーブラックモア                時雨      

 初出演のつっちーブラックモアさんは、ボストンやジェフ・ベックなどの曲をエレキギターで演奏しました。
 このあとは、丹波恵子さんの2回目のステージがあり、続いて時雨のステージです。
 時雨の2人は、出演者の中では貴重な20代です。今回も若々しいステージです。

  
ゆき彦                   篠笛の会  

 2日間とも裏方で音響を担当を担当していたゆき彦さん、待ってましたのステージです。2曲目の“ベゴにげだ”では米谷智和さん(尺八米谷流総師範)の尺八が加わっての演奏(下の写真)です。
 その米谷さんが率いているのが篠笛の会です。“花は咲く”などを演奏しました。

 このチャリティーコンサートでは常連と言っても良い太田昌子さんのステージですが、きょうは浅沼ヒロシさん(昨日はミニQPで出演していました)が加わってのステージです。いつもの太田さんの繊細さに加えて、厚みのある演奏になりました。 

  
太田昌子 With 浅沼ヒロシ               冨塚勝  

 山形を代表するブルーズマン・冨塚勝さんは、前回に引き続きの出演です。ビリー・ジョエルの曲とオリジナル1曲を歌い演奏しました。

 そうこうしている内、時刻は午後3時です。思いが詰まった時間は、アッと言う間に過ぎてしまいます。いよいよ、2日間のフィナーレです。
 きょうも、丹波恵子さんと Ita neeさんの歌で締めます。今回も最後は、Ita neeさんが東日本大震災発生直後に作った“この大きな空はつながっている”をみんなで歌い上げました。

 2日目のきょう(6月7日)は、昨日より多くの人たちが霞城セントラルを訪れました。特にきょうはコンサートを楽しむ人が多かったです。

 さて、丹波恵子さんと Ita neeさんたちは「このチャリティーコンサートをこれからも続けていきたい」と言います。なぜなら、まだまだ先の見えない状況が続いているからです。それは、被災地でもそうですし、山形県をはじめ全国各地で避難生活を続けている人たちも同じです。
 ところが、このような現状を無視し、区切りをつけてしまうのではないか・・・と思われる動きがみられます。非常に懸念されます。
 だからこそ、これからも続けていくことが大切です。
 私も可能な限り、応援していきます。

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※追加報告
 主催者である“うたうべねット山形”では6月9日、CDの売上金や来場者からの募金によるチャリティー:55,836円を山形新聞・山形放送 愛の事業団へ義援金として寄贈しました。

 

 

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