だがしや楽校:ひとりごとダイアリー

 

2016年9月11日(日曜日曇り 一時僅かに差すことも 夕方から晴れ間あり

【だがしや楽校@ドラマチック戎市】
 第54回“ドラマチック戎市”(主催:米沢市粡町通り商店会 共催:米沢市・米沢商工会議所)が山形県米沢市(粡町通り)で開かれました。
 米沢市の中心市街地でも北側に位置する粡(あら)町は、周囲の寺町と共に、城下町を支える門前町として、重要な役割を担っていました。私が生まれ育ったところに近いこともあり、その繁栄ぶりは、私の目にも焼き付いています。昭和30年代に開かれていた七夕まつりは仙台七夕に匹敵するほどの豪華さで通りは人・人・人で溢れかえっていました。
 しかし、その後の粡町通りは、ご多分に漏れない状況でした。この状況に危機感をもった地元の若手商店主を中心にした人たちが立ち上がりました。そして、行動に移したのです。こうして始まったのが“ドラマチック戎市”です。“ドラマチック戎市”は、2004年にプレ開催を行い、2005年から本格開催です。昨年(2015年)はちょうど10年目でした。“ドラマチック戎市”は原則、春2回と秋2回の年4回開催です。
 単なるイベントではなく、市民参加の「市」にこだわっています。このため、いろいろなお店、ユニークなお店、生活に密着したお店(テント)が並びます。
 当日は、車両通行止めにして、道路いっぱいにお店が並ぶのも“ドラマチック戎市”です。
 “戎市”の名前は、商店街の一角にある戎神社から来ています。
 昨日(9月10日)、米沢市内のある商店街で最近まで理事長を務めてこられた方と話しました。その方も“ドラマチック戎市”に対して、行動力に感心した上で、「10年間も続いてきたことは凄いことです」と話していました。

 その“ドラマチック戎市”で、鶴岡市の“だがしや楽校”仲間の皆さんによる本格的“だがしや楽校”が初めて開かれたのは、1年前の10月4日のことでした。(1年前の様子はこちらをご覧ください)

 それから1年。今年も“だがしや楽校@ドラマチック戎市”が開かれることになりました。
 阿部さん(NPO法人公益のふるさと創り鶴岡:理事)から私に報告があったのは5月のことです。その際「今年は9月に開くこと」も報告がありました。9月は“ドラマチック戎市”の目玉“サンバ・パレード”が催されるからです。主催者からの紹介があり、9月にしたそうです。
 ただし、阿部さん自身、米沢に来ることはできませんでした。第36回全国豊かな海づくり大会に出席するためです。米沢へ遠征したのは、お子さん8人と阿部さんの奥様ら大人3人です。
 今年は2回目とあって、準備の段階での私のサポートは不要でした。さすがです。

 それでは“ドラマチック戎市”の様子からご紹介します。

  

 曇り空でしたが、強烈な日差しに照らされることもなく、絶好のお出掛け日和となり、粡町通りは大にぎわいです。

   

 上の3つの写真は、お店からのご紹介です。左から“北国うさぎ”“炭火焼き鳥”“アクセルリンク”です。
 北国うさぎ”ですが、今年は5月28日・29日に山形市で開催した“熊本地震救済チャリティコンサート”でお会いしています。高畠町からの出店という“炭火焼き鳥”は、会場でお会いした私の知り合いの方(Kiさん)の推薦です。確かに凄い売れ行きです。“アクセルリンク”は米沢市内にある大学に通う学生さんのボランティアサークルです。9月24日・25日開催の棒杭市(ぼっくいいち)PRです。

  

 会場では、あちこちでパフォーマンスが繰り広げられました。一部をご紹介します。上の写真左は中学生による吹奏楽とダンスパフォーマンスです。

  

 ほかにも吹奏楽、子どもたちや高校生によるダンスパフォーマンス、ジャグリング、アイドルパフォーマンス、バンド演奏などがありました。

  

 特に私が注目したのは、下の写真右です。バンド“メロメ”のメンバー、Kuさんのソロ・ライブです。Kさんの住まいは、粡町通りのすぐ近くです。1週間後の9月18日は、いよいよ“めろめろぱんち”です。「来週もおうかがいします」と挨拶しました。

  

 パフォーマンスと言えば、“ドラマチック戎市”の目玉は“サンバ・パレード”です。本場、浅草からのチームが米沢でのパフォーマンスです。このチーム、今年のコンテストで優勝しました。

   

 それでは、“だがしや楽校@ドラマチック戎市”をご紹介します。 

   

 上と下の6枚の写真は“こどもみせ”です。鶴岡の子どもたち6人が手作りした小物などを販売しています。6人のおみせには、それぞれおみせの名前が付いています。
 写真のとおり、次から次にお客さんが立ち寄ります。下の写真右は、サンバ・ダンサーのお姉さんがおみせに立ち寄っている様子です。

   

 遊びのコーナーは、消しゴムはんこ作りです。ツマヨウジで消しゴムに穴をあけ、それをハンコにしますと、思い描いた絵が出てきます。

 下の写真2枚は、創作紙芝居劇団“だだちゃ豆”の“もっけ”こと、中村恵二さんによる紙芝居口演です。口演が始まりますと、いつの間にか、子どもたち、そして大人たちが集まってきます。

  

 鶴岡の人たちに「どんな感想を持ちましたか?と尋ねますと、「去年と違って、ゆったりしています」という答えでした。
 昨年10月と違って、サンバ・パレードが2回にわたり会場を練り歩くなど、慌ただしい感じもします。それでも「ゆったりしています」と言うことは、初参加だった昨年と違って、精神的な余裕ができたのかもしれません。子どもたちも慣れた感じで“こどもみせ”を営んでいました。
 レイアウトを工夫すれば、遊びのコーナーがもっとにぎわったかもしれません。

 さて、きょう(9月11日)は、米沢市内でもいろいろなイベントが催されました。
 その中で、私が情報収集した範囲になりますが、最もにぎわったのが“ドラマチック戎市”だったと思われます。継続する力は大きいです。

 米沢のきょう(9月11日)の最高気温は25.7℃でしたが、熱くなった私は汗ビッショリです。鶴岡の人たちを見送り、自転車で自宅に戻ったあとは、即お風呂に入ったのであります。

 

HOME