おきたまラジオNPOセンター・だがしや楽校・ひとりごとダイアリー

 

しゃぼん玉クラブ だがしや楽校

 

2016年11月20日(日曜日晴れ浮かぶ 昼前から曇り差す 午後曇り 午後2時30分頃から小雨降り続く 夜9時頃から晴れ時々曇り

【しゃぼん玉クラブ こどもまつり だがしや楽校】
 “こどもまつり だがしや楽校”(主催:特定非営利活動法人〈NPO法人〉学童保育所しゃぼん玉クラブ:以下『しゃぼん玉クラブ』と表記します)が山形県米沢市内(西部コミュニティセンター)にて開かれました。(ちらしはこちらです)

 しゃぼん玉クラブは、米沢市内の6ヵ所で学童保育所(放課後学童クラブ)を運営しています。具体的には、愛宕学区に1ヵ所、西部学区4ヵ所、窪田学区1ヵ所です。愛宕学区は、米沢市街地の南西部とその郊外で構成されています。しゃぼん玉クラブ発祥の地です。西部学区は、その名の通り、市街地の西部で構成されています。児童数が多いため、4ヵ所となっています。窪田学区は、市街地から離れた北側郊外で構成されています。
 しゃぼん玉クラブでは、いち早く“だがしや楽校”を取り入れました。具体的には、愛宕学区の学童保育所にて“しゃぼん玉だがしや楽校”を開いたのでした。第1回の“しゃぼん玉だがしや楽校”は大成功でした。なぜなら、その翌年は“ミニだがしや楽校”として行ったのですが、保護者などから「“しゃぼん玉だがしや楽校”を開いてください」という要望が数多く寄せられたからです。それで、翌々年には第2回の“しゃぼん玉だがしや楽校”です。
 それからは毎年“しゃぼん玉だがしや楽校”が開かれてきました。昨年(2015年)は第7回目の“しゃぼん玉だがしや楽校”でした。

 “しゃぼん玉だがしや楽校”には、特徴がいくつかあります。
 支援員(以前は“指導員”と言われた学童保育所スタッフのことです)、保護者、子どもたちが一緒になって開くことです。
 子どもたちも、おみせ番をしたり、遊びの先生になります。
 大きな特徴は、時間を決めて交代することです。時間帯によっては、おみせ番や遊びの先生は大人だけになります。こうすることで、子どもたちも楽しむことができます。また、いろんな体験ができます。
 地域と学童保育所との交流の場になっています。“しゃぼん玉だがしや楽校”は、しゃぼん玉クラブを地域の人に「みせ」るという意味もあります。

 しゃぼん玉クラブでは、ほかにも“だがしや楽校”を開いてきました。
 ひとつは、米沢市児童会館(松が岬公園脇にあります)で毎年5月5日に開かれている“こどもの日”での“だがしや楽校”です。これは、愛宕と西部の支援員(スタッフ)が開いています。
 もうひとつは、米沢市西部コミュニティセンターで毎年11月頃に開かれている地域の文化祭での“だがしや楽校”です。こちらは、西部の子どもたちと支援員(スタッフ)が開いています。
 いずれも、数年にわたり継続していることで、すっかり定着しています。

 今年(2016年)のしゃぼん玉クラブは、改革の年でした。
 それで今年は、愛宕での開催だった“しゃぼん玉だがしや楽校”を発展させた形で“こどもまつり だがしや楽校”として開くことになりました。
 大きな特徴は“しゃぼん玉だがしや楽校”を愛宕・西部・窪田のしゃぼん玉クラブ合同で開くことにしたのです。お聞きしますと、愛宕・西部・窪田の支援員(スタッフ)全員が一堂に会するのは今回が初めてだそうです。そういう意味では、“こどもまつり だがしや楽校”は支援員(スタッフ)同士の交流の場・結束の場でもあります。
 開催場所を西部コミュニティセンターにしたことで、地域の人たちには、これまで以上に、気軽に来ていただくことができるようになったと言えます。
 内容も多彩になり、楽しさが広がった感じです。

 それでは、新たなスタートを切った“こどもまつり だがしや楽校”の模様をご紹介します。

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 きょう(2016年11月20日)の米沢は朝から良い天気です。気温も上昇しポカポカ陽気です。この陽気に誘われ、西部コミュニティセンターは大にぎわいです。

 下の写真左が西部コミュニティセンター入口です。克雪プラザでもあります。
 午前9時45分、オープニングセレモニーです。子どもたちの開会宣言(下の写真中)がありました。ここからが、これまでのオープニングセレモニーと違うところです。けん玉名人のAさん(下の写真右)によるけん玉パフォーマンスです。大技が次々と披露され、歓声が響き渡ります。

  

 Aさんは2年前のけん玉ワールドカップで第3位です。今年(2016年)5月から長井市の地域おこし協力隊として活動しています。だからAさんは、初めての雪国の冬を迎えようとしています。
 オープニングセレモニーが終わり、いよいよ“こどもまつり だがしや楽校”の始まりです。

  

 Aさんは引き続き、昔遊びのコーナーでけん玉を教えます。(上の写真中)
 今回の“こどもまつり だがしや楽校”では、Aさんをはじめ、地域の人たちも参加しています。上の写真右は、米沢とんと昔の会による昔語りです。お子さん3人の語りもありました。

 下の写真左は、蕎麦を茹でるKさんです。今回の“こどもまつり だがしや楽校”では、10割蕎麦が提供されました。私もいただきました。風味が違います。Kさんと談義することができました。Kさんは「蕎麦教室で教えられる蕎麦作りは“勘”です。私はマニュアルを作っています。だから蕎麦作りは簡単です。みんなが美味しい蕎麦を作ることができます。蕎麦作り名人というの人が私のところへ見学に来たのですが、私の作り方を見たら、黙って帰りました」と言います。興味ある話です。皆さんはどのように思いますか。

  

 いつも“しゃぼん玉だがしや楽校”でおみせを出していた愛宕地区の高橋さん(上の写真中)。今回も美味しいリンゴとラフランスを格安(おまけタップリ)で販売していました。リンゴは甘くて美味しいです。
 ここまで地域の人たちのおみせをご紹介しました。

 ここからは、しゃぼん玉クラブのおみせです。子どもたちもおみせのスタッフです。写真で青い服を着ている人たちがしゃぼん玉クラブのスタッフです。
 上の写真右は、昔遊びのコーナーです。Aさんのけん玉のほかに、コマ回しもできました。保護者(おとうさん)がおみせ番です。
 コマの脇は、輪投げ(下の写真左)です。下の写真中は、わたあめです。人気で行列ができていました。

  

 上の写真右は、バルーンアートです。“しゃぼん玉だがしや楽校”には無かったおみせです。保護者(おとうさん)や支援員の人たちがおみせ番です。

 続いて、遊びのコーナーです。
 下の写真左は紙皿コマ作り、下の写真中は紙皿回し作り、下の写真右はコルクストラップ作りのおみせです。

  

 さらに、下の写真左はお馴染みシュシュです。
 下の写真中はハロウィン風アロマバスボム作りです。バスボムはお風呂に入れるとシュワシュワとはじけます。バスボム作りだけ有料ですが、きょうだけ値引きサービスです。

  

 ここまでが遊びのコーナーです。
 上の写真右は、バザーです。お家で不要になったものを持ち寄って、格安で提供しています。

 最後に、美味しいものを提供しているおみせが並んでいるコーナーのご紹介です。差し詰め、フードコートと言った感じです。下の写真左のとおり、大にぎわいです。

  

 上の写真中は今やしゃぼん玉名物となったとん汁、上の写真右はしゃぼん玉特製玉コンニャク、下の写真はみんなが大好きチョコバナナです。

  

 上の写真中は“しゃぼん玉だがしや楽校”には欠かせないくじ引きです。特賞は今回もチョコバナナです。そして、上の写真右は駄菓子屋さんです。

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 昨年までの“しゃぼん玉だがしや楽校”と違って、今回の“こどもまつり だがしや楽校”では、けん玉、昔語り、お蕎麦を例にあげるまでもなく、地域の人たちとの関わりが顕著になりました。
 それから、6ヵ所の学童保育所スタッフが一堂に会したことも、しゃぼん玉クラブとしては大きなことです。
 会場を西部コミュニティセンターにしたことで、特に遊びのコーナーがゆったりした感じになりました。作っている脇で皿回しすることもできました。
 これだけ素晴らしい“だがしや楽校”です。もう少しPRに努め、もっと多くの子どもたち(市民)が集うことができれば・・・と思いました。特に、距離的に遠い窪田の子どもたちにも来てもらう工夫が必要かもしれません。

 今回の“こどもまつり だがしや楽校”は、みんなで創り上げようとしている“しゃぼん玉クラブ”を象徴しているように見えました。

 

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