おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー

 

2018年5月27日(日曜日晴れ 昼前から時々薄曇りまたは曇り

【第7回 災害被災地応援 うたうべねット山形!チャリティーLIVE】
 第7回“災害被災地応援 うたうべねット山形!チャリティーLIVE”(主催:うたうべねット山形)が山形市・霞城セントラル・1階アトリウムにて開かれました。
 東日本大震災発生直後の2011年4月に第1回を開催して以来、途切れることなく毎年開催している本チャリティーLIVE。4週間にわたり連続して開催したり、土日の2日連続で開催したこともありましたが、今年はきょう(5月27日)1日の開催です。
 主催者代表の丹波恵子さんと同じく南陽市出身のシンガー・ソングライター、Ita_neeさんの2人が中心になって開催し続けて、今回で7回目(7年目)です。2人は、開催の意義や思いについて次のように語っています。

◎Ita_neeさん・・・まだまだ復興途上なのに、義援金の窓口は5年目で閉じてしまった。こんなことで良いのだろうか。自分たちは独自の方法でチャリティーを続けます。

◎丹波恵子さん・・・この場所で行うことにこだわります。通りすがりの人に「なにをしているのだろう」と思ってもらい、立ち止まることで、7年前のことを思い出してもらいたい、という思いがあります。最近も長野県で大きな地震があったように、私たちは災害・震災を忘れてはならないのです。

 今回も多くの音楽仲間が集まりました。初めての出演者もおります。それでは、前半のステージをご紹介します。 

  
 Ita_nee             春流音           せーのたくや

 午前10時から始まったコンサートのトップバッターは今年もIta_neeさんでした。

  
石澤くん           りーな花音            YUU

 なお、ご紹介している映像は、主催者からの依頼により、私(山口)が撮影した公式記録映像からのものです。

  
  ひー、ふーみ       ゆき彦・Ita_nee・尾関春馬      みんなでうたうべ!

 みんなでうたうべ!では“夢の中へ”と“明日があるさ”を歌いました。

 ここで、ステージ紹介はひと息いれて、おみせの数々をご紹介します。

 このあとの6つの写真は、“マルイシ工作室”と“Doing Sociology”のおみせです。通りすがりなのに多くの子どもたちが立ち寄り、楽しいひとときを過ごしたおみせです。

  

 “マルイシ工作室”では“ゆらゆら絵の具いきものを作ろう”というワークショップを行いました。絵の具遊びのときに生まれたカラフルな色を閉じ込めて生き物をつくり、ヒモをつけて、ゆらゆらゆらして遊びます・・・というものです。
 “マルイシ工作室”は“だがしや楽校”仲間のIさんによるおみせです。芸工大のサークル“Doing Sociology”の学生さんへの指導・サポートも行っています。

  

 その“Doing Sociology”ですが、今年で25周年になるという歴史ある学生サークルです。サークルでは、子どもたちのためのものづくり活動(ワークショップ)を行っています。それは、子どもたちにものづくりを楽しんでもらいたい、という思いがあるからです。例えば、大江町の小学校では毎年のようにイベントを開いています。そのために1週間に1回は企画会議を行っています。
 美術を学びながら思ったのは「美術ってもっと楽しいのでは」です。そこで考えたのは「美術の教育の可能性」であり「美術の教育でいろんなことができるだろう」です。さらに考えたのは「そもそも教育ってナンだろう」です。教育とは、学校教育だけではないし、地域にはいろんな教育がある・・・ということです。
 そこで、「外(地域)に出てみよう」ということで活動を行っています。そして、ものづくりの楽しさを伝えたいという思いもあります。
 きょうは17人が参加しています。きょうの遊びは、石ころペイントとお絵描きです。
 インタビューに答えてくれた学生さんは最後に「とにかく子どもたちと遊びたかったです」と正直に話されました。

 そのほかのおみせは、さとう式リンパケアspace喜流、やさしい音色の鈴whisper(小さな鈴とお面)宮城!!、いずみの家(上山市)の手作りお菓子、スカーフ&アクセサリーなど手作り小物!神奈川!!、Live出演者のCD です。

  

 この中で私が注目したのは、初参加のおみせ“whisper”(下の写真左)です。
 おみせ番をしている女性の方(Uさん)にインタビューしました。以下Uさんの話です。
 仙台から来ました。山形は初めてです。鈴の音色は周りを浄化し、運気を引き寄せるといわれます。薬師寺で取り扱っていた鈴を友だちから「ほしい」と言われ、取り寄せている内に店を始めました。仙台の博物館展示でお守りとして赤い鈴が出ました。それをご本尊から問屋に注文しましたが、はじめは「出さない」と言われました。それが先月(4月)になって届きました。手作りお面はお守りとして買っていただいています。イベントなどの時に出店しています。
 私のまったく知らない世界ですが、鈴の奥深さを知りました。多くの人が立ち寄っていました 

  

 なお、Uさんの出店のきっかけは、さとう式リンパケア(上の写真中)の紹介です。

  

 上の写真は、ステージ周辺まで撮影したものです。それでは、ステージ後半をご紹介します。

  
       OSAMU             ゆき彦      ゆき彦・丹波恵子・パーカス!鏡ん!

 OSAMUさんは最近、肘折温泉のイメージソングを作ったこと(地元新聞〈山形新聞〉記事はこちらです)が話題になっています。

  
     丹波恵子            JR2        みんなでうたうべ!パート2

 みんなでうたうべ!パート2は出演者の到着遅れがあり、急遽組み入れたものです。それでも楽しく歌っていました。

  
       JUNKS         大木実&庄子純一郎    フィナーレ:Ita_nee&みんなで!

 大木さん・庄子さんは米沢市からです。
 最後は、Ita_neeさんを中心に「来年また合おうぜ!」と呼びかけあいながらフィナーレを迎えました。

 午前10時すぎから午後4時すぎまでの6時間あまりの長丁場。この間ほぼ休みなく、立ちっぱなしでビデオカメラを操作しました。口にしたのは緑茶と、いずみの家さんの美味しいラスクのみ。でも、楽しい時間、思いの詰まった時間はアッという間です。
 早くも1年後の再会が楽しみになりました。

 ライブの模様を伝える地元新聞(山形新聞)記事はこちらです。

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 その後の丹波恵子さんからの報告で、募金の収益金は合計27,451円とのことです。これについては、実行委員で話し合った結果、福島県 保険福祉部 こども未来局 青少年政策課(福島県の震災孤児基金)に送ることになりました。(寄附申込書の写真はこちらです)

 

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