おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー

 

2018年9月17日(月曜日・敬老の日)未明 のち曇り 日中晴れ薄雲浮かぶ 午後2時頃から曇り 午後4時すぎ一時 夜は曇り晴れ間あり

【置賜子どもアートイベント】
 第4回“置賜子どもアートイベント KAIHOU 〜解放〜”(主催:置賜子どもアートイベントプロジェクト実行委員会)が米沢市内(米沢総合公園多目的広場)にて開催されました。

 概要については、こちらのチラシをご覧ください。

 第3回までは5月5日の開催でした。今年(2018年)の初めまでは、第4回も5月5日開催で準備を進めました。しかし、主催者メンバーの諸事情などで開催が難しくなりました。それで、これを機会に、本プロジェクトについて、メンバー間で話し合いを行いました。一方で、第3回まで参加してきた人たちからは「今年はやらないのですか」という問い合わせが数多くありました。
 こうしたことから、「9月に開催しよう」となりました。場所も、第3回までの北村公園から総合公園としました。新たなスタートと言えます。

 私はこうした情報を、代表の甘木さんや吉田さんから随時いただきました。
 微力ながら“おきたまラジオNPOセンター”として協賛させていただきました。

 こうした中、私は米沢市のコミュニティFM“エフエムNCV・おきたまGO!”で告知することを提案しました。両者の承諾を得た上で、“おきたまGO!”と甘木さんを繋ぎ、8月14日の“おきたまGO!・ゲストトーク”で放送することができました。

 さらに、“おきたまGO!”9月の番組表のトップに、出演された甘木さん・高橋さんの写真とイベントのついて紹介されました。

 ところで、放送するにあたって、甘木さんから目的や信念について報告してもらいましたので、ここであらためてご紹介します。

《目的》
 創造すること(芸術活動)は、芸術家だけの特権ではなく、全ての人間が豊かに生きるために必要な活動である。人間は、芸術に触れることにより、未知の世界と遭遇して心動かされ、自分の内面を表現することで、他者とつながる喜びを体験する。
 しかし、特に置賜地方には子どもたちがそういった芸術の喜びに触れる機会が少ない。子どもたちは学校と家庭という狭い世界の中で、「1つの答え」を要求されたり、それぞれ人格のある個人としての存在よりも、集団の一部として存在することを求められたりすることもあり、生きづらさを感じることも多いのではないだろうか。
  このイベントでは、子どもたちの内面から溢れ出す自由な発想を尊重し、それを表現する手助けを行う中で、子どもたちひとりひとりの個性を認め合えるような場を提供する。
 芸術の力で、子どもたちの心と身体を解放して無限の可能性を引き出し、自分の将来や自分の暮らす地域に対して夢や希望を持つきっかけを与えることを目的とする。また、メンバーがそれぞれの専門性を存分に発揮し、今この時、この場(野外)でしか体験できないような独自性の高い内容を目指す。

《イベントを継続する信念》
 仕事や芸術活動の合間をぬって、この子どもアートイベントを私たちはボランティアで行っています。
 やらなければ済む事を毎年半年近くかけて準備し、開催している訳は、青空の下で解放される事で普段出来ない事を思いっきり出来る、内面から溢れ出る感性、芸術性を外で表現出来る場所を作り子どもたちの力になれたらという想いが強く揺るぎないからです。準備が大変でも、当日の子どもたちの解放されキラキラしている様子を見ることが出来るとやって良かったと毎年思います。
 子どもたちだけではなく、お母さん、お父さん、おばあちゃん達・・・とご家族も一緒に楽しみ始め、みんな心解放されドロドロに絵の具や墨だらけになりながら、眩しい笑顔で会場がいっぱいになります。
 今回4回目を開催するにあたっても、スタッフの日常が忙しく、例年通り5月5日に開催することが出来ず、今年は開催を見送ろうか・・・と諦めそうになりましたが、「今年は子どもアートイベント開催しますか?」「今年も是非参加したいのですが」等のお問合せを多数頂きまして、9月に開催する運びとなりました。
 楽しみにしてくれている子どもたちが沢山いる、子どもだけでなくお家の方達も楽しみにして下さっていると知り、今までやってきて良かったと思うのと同時に、これからも一年に一回頑張ってイベントを継続していきたいとスタッフ一同思った次第です。

**********

 天気予報では雨予報になったこともあり、天気については心配だったのですが、青空が顔を出す天気となり、無事に開催することができました。当初の定員を超える申し込みがあり、会場は始まる前からにぎやかです。
 山形市や白鷹町など遠距離からの参加者も多く、地域を越えたひとつのコミュニティが形成された感じもあります。参加者は約30名です。
 チラシに載っていないスタッフの人たちは、スペシャルサポートスタッフで大沼洋美さん(カメラマン)、サポートスタッフで、土井さん、森さん、大関さん、戸田さん、菊池さん、青柳さん、それに子どもスタッフ2名です。

  

 上の写真右は、午後1時からのオリエンテーションの様子です。早く遊びたくて、皆さん、ウズウズしています。
 今回は、自転車や軽トラックにもペイントできます。それでは、今年の置賜子どもアートイベントの様子をご紹介します。ひとつひとつの写真に対する説明はありません。自由に雰囲気を味わっていただきたいと思います。

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

  

 

 いかがでしたでしょうか。
 子どもたちの笑顔、時には真剣な表情を見ているだけでも、心が豊かになります。
 私は映像を撮影しながら、本当の意味の「自由」を体験し、知ることで、「余計なルールなんで要らない」と感じました。それで思ったのは、不必要なルールを作ることで、さらに不必要なルールを作らなければならない、ということです。子どもたちは、このような悪循環に対して、警鐘を鳴らしているのであります。それこそが『解放』です。

 なお、置賜子どもアートイベントプロジェクト実行委員会のフェイスブックでも、この日の様子をご覧いただくことができます。ここでは、スタッフであるプロのカメラマン(大沼さん)による写真を観ることができます。

**********

 広報よねざわ:2018年10月1日号の表紙に掲載されました。こちらです。
 また、その説明と編集後記が裏表紙に掲載されました。こちらです。

 

HOME