おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー

 

2019年7月29日(月曜日)福島県相双地方の天気:晴れ浮かぶ 午後は所によって

【野馬懸取材など相双地方訪問記】
 昨年に続き、今年(2019年)も相馬野馬追の3日目、南相馬市小高区の小高神社で行われる“野馬懸”を見学・取材することにしました。“野馬懸”こそが相馬野馬追であり、国指定の重要無形民俗文化財であります。
 「少しでも良い場所で観ることができれば」ということで、米沢を発ったのは午前4時50分。午前8時前には小高神社に着きました。しかし、馬場(竹矢来)周囲にはビッシリとカメラが設置されています。取材場所を探し、今年は昨年(馬場の西側)とは正反対にあたる馬場の東側(役員席の北隣り)としました。ただ、少し斜面で、長時間では、強い日差しと暑さも加わり、なかなか大変でした。
 午前9時すぎからの式典・踊り奉納・おはらいなど一連の儀式が終わり、野馬の追い込みが始まったのは、午前10時30分頃です。

 下の写真左が馬場(竹矢来)の様子です。

  

 上の写真右、1頭目が追い込まれました。白い馬です。
 下の写真左、追い込んだことを役員席に報告です。

  

 上の写真右、2頭目が追い込まれました。
 下の写真左、2頭のお馬さんがじゃれ合っています。

  

 上の写真右、3頭目が追い込まれました。
 下の写真左、2頭目と2頭目のお馬さんでじゃれ合っています。

  

 上の写真右、捕獲する馬を決めます。1頭目は白い馬です。

  

 いよいよ、御小人による素手での捕獲です。1頭目は白い馬は、なかなか捕らえることができませんでしたが、みんなの力で捕らえることができ(上の写真右)、役員席に報告(下の写真左)です。

  

 2頭目は顔に流星のあるお馬さんです。上の写真右からの4つの写真は連続撮影です。

  

 下の写真左では、とうとう振り落とされてしまいました。

  

 上の写真右と下の写真左は3頭目です。馬に乗りかかっています。
 今年は馬が場外へ飛び出すこともなく、3頭の捕獲は無事終了。
 1頭目の白いお馬さんは神前に奉納され、2頭目・3頭目のお馬さんは競りに掛けられます(下の写真右)。

  

 昨年(2018年)はここまででしたが、今年は震災後初めて神旗争奪戦(後祭)が復活です。
 ところがなかなか始まりません。会場は少々不穏な空気です。下の写真左は、騎馬の方が観客に怒鳴っているところです。「さっさとどけろ!」と。神旗打ち上げは花火打ち上げと同じです。関係者以外は、打ち上げ場所から決められた距離で離れなければなりません。しかし、一部の観客が指示に従わなかったのであります。
 ようやく観客が移動し、神旗争奪戦開始です。

  

 ところが、馬場が狭いため、打ち上げられた神旗が風の影響で周囲の木立に落下。上の写真右は木立に引っ掛かった神旗を長い棒で突っついているシーンです。下の写真は神旗を持って主を報告するシーンです。報告しますと、主から褒美がもらえます。

  

 打ち上げ方向が定まり、神旗は馬場内に落下するようになります(上の写真右)。でも、激しい争奪戦が繰り広げられるわけではありません。小高の仲間たちだからです。

  

 やがて、褒美をもらうのは子どもたちや女の人たちとなります。伝統を継承するためです。

  

 上の写真左は、太陽の右が花火の煙、その左下が神旗です。

  

 上の写真左は、小さなお子さんが神旗をかざしています。

  

 さらに、上の写真は姉と弟です。神旗を2人でタスキのように持っています。ちょっと感動的なシーンです。会場からも大きな歓声と拍手です。
 女性はある年齢になると馬には乗れなくなりますが、地域の文化を守るって、こういうことなんだ、と思い知らされます。

 すべての行事が終わったのは午後1時前です。長かったですが、感動的シーンもあって、楽しむことができました。  

 小高交流センターに立ち寄りました。月曜日は休みですが、さすがに“小高マルシェ”はオープンしていました(下の写真左)。地元の農産物を中心に販売しています。
 スタッフの人と話しました。その人は時々山形県寒河江市に行っているそうです。小高出身で、今は寒河江市に住んでる人と会うためだそうです。その人は避難者への理解があり、私は心穏やかになりました。

  

 そのあと、いつものように“小高ぷらっとほーむ”で休憩します。気が付くと、雷鳴が頻繁に聞こえるようになります。上の写真右は午後2時41分、駅前通りでの撮影です。北西方向に真っ黒い雲です。

 浪江町へ移動しました。下の写真左は、オープンしたばかりのイオン浪江店です。町役場の近くです。店内は広く、商品も豊富です。これでさらに「帰還を後押ししよう」とのことですが、果たして・・・。浪江町の帰還率は数パーセントです。原発目の前で、これからどれだけの人が戻るのでしょうか。

  

 これまた、いつものように町営大平山霊園へ行きました。上の写真右は東向きの撮影です。海側は晴れています。右端が請戸小学校(下の写真右)です。震災遺構になるのでしょうか。下の写真左、宇宙桜で草刈りです。

  

 次は請戸川です。
 下の写真左の中央奥に見えるはずの福島第一原発は、霞んでほとんど見えません。

  

 請戸川の河口付近では護岸工事が進んでいます(上の写真右と下の写真右)。ここでも雷鳴が頻繁に聞こえます。南西方向には真っ黒い雲です。

  

 暑さと雷鳴・・・きょう(7月29日)の相双地方の天気は、なかなか落ち着きません。
 福島県川内村では午後3時30分までの1時間に41ミリです。レーダー画面では双葉町や大熊町にも強力な雨雲が見られました。
 最高気温は、浪江:33.0℃(12時58分:+4.7℃)、相馬(33.7℃:12時56分:+5.6℃)で、厳しい暑さです。

 

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