おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー
2019年11月19日(火曜日)曇り時々雨日中時々日差す 夜雨
【One Coin 地域力 カフェ】
令和元年度 第3回“One Coin 地域力 カフェ”(主催:
地域力共創推進コンソーシアム)
を山形市内(山形市総合福祉センター)にて開催しました。
はじめに、内容(概要)を主催者発表のものでご紹介します。
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《テーマ》
NPOの活動を通して「仲間」「森林」「山村」そして「生き方」を考える
《話題提供者》
三森和裕(みつもりかずひろ 愛称:トトローン)さん
プロフィール:
・山形市で育つ。大学で造園・環境を学ぶ。
・県内の造園、公園の設計や森林案内、樹木診断など緑の仕事に従事。
・平成18年、仲間とともにNPO法人“美しいやまがた森林活動支援センター”設立。
現在副理事長。
・森林インストラクター・樹木医
http://www2.jan.ne.jp/~moridon/outline.html
《概要》
三森さんことトトローンさんは、“緑”の仕事にずーっと関わってこられました。13年前に特定非営利活動法人(NPO法人)美しいやまがた森林活動支援センターを仲間とともに立ちあげて、森林の不思議を感じ、森林の魅力を一緒に楽しもうと環境プログラムを実施しておられます。
また、8年前に同法人が飯豊町中津川地区に設置した「中津川森と暮らしの学校」(飯豊町大字小屋:旧中津川小学校小屋分校)では、森林のみならず、さらに山村の魅力を学び、活き活きとした山村の生活から、自らの生き方を振り返ることをテーマに活動しておられます。
三森さんの話をお聞きして、厳しいながらも山村の生活の魅力は何かを共に語りませんか?!
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主催者での企画会議で三森さんを推薦・提案したのは私(山口)です。
三森さんと初めてお会いしたのは2006年(平成18年)の秋です。「NPO法人を設立したい」ということで、現在の理事長である織田さんと故伊藤さん(生前は副理事長)とともに相談に来られたのであります。三森さんらの話をお聞きし、NPO法人として活動・運営できると判断した私は、設立までサポートしたり、定款内容について助言したりした記憶があります。三森さんたちのご努力により、設立までの過程は順調で、2007年2月には所轄庁(山形県)より認証されました。設立時のイベント(南陽市で開催)には私も招かれました。そのイベントでは、シンガー・ソングライター・丹波恵子さんのライブも行われました。
三森さんとはその時からの付き合いですが、三森さんいわく、その付き合いは「つかず離れず」です。言い当てています。近年、三森さんとお会いするのは、年2〜3回程度でしょうか。5月の大森林祭やNPO法人主催の勉強会や交流会などです。勉強会では私が講師を務めたことがあります。まさに「細く長くの付き合い」です。
というわけで、三森さんの気心はわかっているつもりです。そう考えますと、三森さんの話題提供は「おもしろくなるのでは」と期待しました。
会場入りした三森さんは、主催者代表の黒沼さんと打ち合わせします。三森さんは発表のための資料を持ってこられました。黒沼さんが「(話題提供がスムーズにできるよう)あらかじめホワイトボードに貼りましょう」と言います。三森さんは「話題提供中に示していきます」と言います。
三森さんの話題提供は紙芝居です。その都度、キーワードを書いた紙を示して話を進めます。それは、書道家でもある三森さんが半紙に自筆したものです。これだけでも、三森さんの思いを感じます。

話題提供は、参加者への投げかけから始まりました。「山村に行ったら、山菜やキノコなどたくさんの山の幸をいただきました。お礼をしたいですが、あなたなら何をおくりますか?」です。参加者からは「(山村には無いだろう)お菓子」などの答えがありました。中には「美しい画像に短歌を添える」という回答もありました。三森さんが言いたかったのは、山村も豊かであることでした。
三森さん、そして美しいやまがた森林活動支援センターの活動は「いろんな生き方があって良いのではないか」であります。それはモノの見方や考え方にも通じます。私(山口)は「今の時代、こうしたことが否定されつつあるようにも感じ、本当に意味で自由に物事を言えない世の中になっているのではないか」と危惧していることから、三森さんの話には興味津々です。
生き物である木材をJIS規格化する動きがあるそうです。しかし、それでは適材適所でなくなり、木造建築の本質を失います。
あるひとつの見方では、都会の良い会社に入り、良い生活をして・・・となりますが、見方はそれだけでしょうか。三森さんによりますと、日本人の大半は雇われ仕事に従事しています。自らの意志で仕事をしているのは、ごく僅か。なぜでしょうか。
三森さんたちの活動によって、中津川地区での移住・定住者は増えつつあります。若い人の移住・定住者も増えています。農家民宿をしながらコーヒーを販売している人もおります。三森さんはそのコーヒーを持ってこられました。私もいただきました。とても飲みやすく、胃にも優しいコーヒーです。美味しいです。きょうはまさに One Coin 地域力 カフェ となりました。
いろんな生き方をするには、いろんなことを知る必要があります。でも、今の子どもたちへの教育は、そのことを教えていないように感じます。だから、「都会に行って、良い会社に・・・」となってしまいます。多様な見方・考え方が浸透せず、「自主性を持って考えたり行動したりする若者が少なくなっている」という指摘もあります。
あらためて三森さんの話をお聴きして、三森さんたちの活動は、人として大切なものを育むという大きな意味・意義があることを強く感じました。
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