おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー

 

2021年6月3日(木曜日)晴れ浮かぶ 夕方以降は薄曇り曇り晴れ間あり

【しゃくやく祭り グランドフィナーレ】
 山形県南陽市の元中山地区。国道13号線から僅かに西に入った地域ですが、上山市との境目に近く、同じ置賜地方でも、米沢からは遠い存在です。この元中山地区にあるのが諏訪神社です。その諏訪神社が毎年この時期に開催しているのが“しゃくやく祭り”です。
 宮司の大武伸彦さんが1996年、「氏子の人たちに楽しんでもらいたい、田植え後に疲れを癒やせる場をつくりたい」などの思いで、芍薬(シャクヤク)約600株を地元住民らと境内に植えたのが始まりで、第1回の“しゃくやく祭り”は1997年です。その後は品種や株数が増えていきました。2000年代に入り、私も何度か取材・見学しました。それだけ知られる存在になっていったのです。これだけ多くのシャクヤクを見ることができる場所は、少なくても山形県にはありません。貴重な存在と言えます。
 今では、諏訪神社の敷地16,400平方メートルのうち、8,500平方メートルでシャクヤクが栽培されています。諏訪神社は日本一の栽培面積としています。そこに108種、約5000株のシャクヤクが生育し、最大で10万もの花が咲き乱れるそうです。

 その“しゃくやく祭り”、「今年が最後」というニュースが山形県内で大きく報じられました。ビックリです。各社の報道によりますと、宮司の大武さんにとって、体力的に維持・管理が負担になってきたとのことです。また、ピーク時には約8000人が訪れていましたが、近年は減少傾向でした。そう言えば、私も足が遠のいていました。特に昨年は、コロナ禍により、約3000人だったそうです。維持・管理には、肥料代や除草などの費用もかかります。
 こうしたことで、宮司の大武さんは区切りを付ける決断をしました。ここにもコロナ禍の影響が及んでしまいました。
 約4000株は今秋、長井市の民間温泉施設へ引き渡されることになっています。

 というわけで、久々に“しゃくやく祭り”を取材・見学することにしました。 

  

 上の写真が諏訪神社です。輪を3回潜ると、厄がはらわれるとか・・。奥が本殿です。お詣りして、シャクヤクを見学します。

  

 はじめに、神社の山側の境内を巡ります。

  

 続いて、神社の里側の畑です。下の写真左の奥に、蔵王山が見えます。

  

 わかった範囲で品種をご紹介します。上の写真右はチェリーズホワイトです。

  

 上の写真右は紅小町です。

  

 会場では販売していますので、値段が付いています。

  

 上の写真左はコーラルニューゴールドです。上の写真右は里側から見た神社方向です。

  

 上の写真左はクリンクルホワイト、上の写真右はブライダルシャワーです。

  

 上の写真左は満月、上の写真右はミスエックハルトです。

  

 上の写真右はヘメリカです。

 写真のように好天に恵まれました。平日ですが、多くの人が訪れていました。入口では手指消毒と非接触検温です。休憩所では、地元の人たちが、シャクヤク茶の無料サービスなどを案内していました。屋外とは言え、密にならないように案内していました。私も独特の風味があるシャクヤク茶をいただきました。
 そして、お土産を買いました。別れ際に地元の方から「祭りは今年でおしまいですが、山側のシャクヤク(約1000株)は来年以降もここで咲いていますので、またお越しください」という言葉をいただきました。なんだか嬉しくなりました。
 地元の人たちの対応ぶりが、本当に気持ち良かったです。感謝の気持ちでいっぱいです。

 

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