おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー

 

2023年7月15日(土曜日曇りのち のち曇り一時 山形市: 時々小雨 一時曇り

【はじめや前こどもまつり】
 山形市の駄菓子屋“はじめや”にて“はじめや前こどもまつり”が開かれました。
 “はじめや前こどもまつり”は、東北芸術工科大学の学生さんたちが考えた屋台(あそびのおみせ)で、子どもたちと学生さんが触れ合う活動です。学生さんたちにとっては遊びの内容を考える過程で、さまざまなことを学びます。学生さんたちを指導するのは“だがしや楽校”仲間のIさんです。子どもたちにとっては学生さんたちを触れ合える貴重な時間ですが、それだけではありません。遊び方を工夫するお子さん、積極的にコミュニケーションを図るお子さんなど、いろいろな楽しみ方ができる場です。
 “はじめや前こどもまつり”、今年は2回開催予定でした。1回目は6月でした。ところが、Iさんが新型コロナウィルス(COVID-19)に感染されたことで中止になりました。そこで、きょう(7月15日)はリベンジをかねて、2回分の開催となりました。前半が13時〜15時、後半が15時〜17時です。
 天気なら“はじめや”脇のみなみ公園で行うことにしていましたが、きょうの山形市は朝から雨でしたので、“はじめや”の店内と軒先で行うことになりました。でも、これが結果的に良かったようです。なにせ、2回分の4時間という長時間です。日光に照らされ、暑くなれば、熱中症の心配が増します。きょうの山形の最高気温は27.8℃(17時37分)でした。真夏日にはなりませんでした。ただ、蒸し蒸しの陽気です。熱中症に気を遣いながらになりました。

 少し写真でご紹介しますが、私ものんびり・まったり過ごしましたので、以前のような、すべての遊びを紹介することはしておりません。それでも、アッと言う間の4時間でした。この楽しい雰囲気は、私にとっても貴重な時間です。

  

 上の写真左が駄菓子屋“はじめや”です。ご覧のとおり、雨にもかかわらず、多くの子どもたちが集いました。上の写真右は“はがしてうきでるすいぞくかん”という遊びです。

  

 上の写真左はとんとんずもうを作る様子、上の写真右はちょうちんを作る様子です。
 雨が小降りになったところで、みなみ公園でも遊びました。下の写真左は東西海藻乱獲大作戦(変形騎馬戦のような遊びです)、下の写真右は宝探し(ヒントは子どもたちが文言を考えました)です。

  

 ほかには、うみのおようふくやさん、まほうのジュースやさん、逆さぬりえ、という遊びがありました。とんとんずもうではいつの間にか遊び方が変わっていたりして、子どもたちの発想力は凄いです。
 Iさんが大学院の頃に行ったワークショップに参加していた当時は小学生で、現在は高校生という方が見学に来られたり、別コースの芸工大の学生たちさんが見学を兼ねて遊びに来られたりと、とてもにぎやかなこどもまつりになりました。久々にTさんともお会いできました。
 暑さに弱い“はじめや”のおばちゃんですが、相変わらずお元気な様子でした。

 私は、こうしたのんびり・まったりした雰囲気、多様なコミュニケーションから学ぶことの方が大切・・と思っています。
 経済優先・効率優先・生産性優先などなど・・私はこれらのことをすべて否定するわけではありませんが、ますますギスギスしている世の中になったひとつの要因は、こんなところにあると思っています。
 今年の“はじめや前こどもまつり”はこれでおしまいです。子どもたちからは残念の声が聞かれました。

 

HOME