だがしや楽校ひとりごとダイアリー

 


だがしや楽校アシストチームプロジェクト

 年月日:2011年3月31日(木曜日)
 ばしょ:ほのかたらのきだい避難所 

 

だがしや楽校慰問隊プロジェクト

 

《はじめに》
 山形県鶴岡市の“だがしや楽校”仲間・阿部等さん(だがしや楽校だがしや倶楽部・部長)が中心となって、被災地の子どもたちや避難所で過ごす子どもたちを支援する一大プロジェクト“だがしや楽校アシストチーム”を展開しようとしています。
 これについて、3月26日、阿部さんから次のような発表がありました。(茶色文字が阿部さんからのメッセージです)

 “だがしや楽校”として、被災地支援で何かできないかということで、大学生を中心に、おもちゃや駄菓子を持って慰問に行くプロジェクトを発案しました。
 山口さん
(私のことです)の声掛けで、(文部科学省)国立教育政策研究所教育課程研究センターのご尽力により25日、10トントラックにて7トンの絵本を無事搬入することできました。来週はバンダイよりおもちゃ20トンが搬入される予定です。
 このおもちゃと本を避難所の子どもたちに“だがしや楽校”をやりながら配布します。
 鶴岡市長よりは市をあげて支援体制を作っていただいております。
 4月から地元災害ボランティアも総力を挙げて子どもたちへの支援に力を尽くす所存です。

 すでに、物資の搬入は進んでおり、25日の搬入では、鶴岡市長からの全面的バックアップにより、場所を提供していただいた鶴岡市職業訓練センターにて、ボランティア15名で搬入作業を行ったそうです。

 
写真は搬入作業の様子です(阿部さん提供)


 そして、きょう(3月31日)、阿部さんより「避難所で“だがしや楽校”を開きました」という報告と写真をいただきました。それでは、避難所での“だがしや楽校”をご紹介しましょう。

 

2011年3月31日(木曜日)

【避難所で“だがしや楽校”を開きました】(茶色文字が阿部さんからのメッセージです)
 本日、鶴岡のほのかたらのきだい避難所に行って、試験的におもちゃと絵本を持ってSさん・Fさんとだがしや楽校を開いてきました。
 今回はブラバンアクセサリーのみの屋台でしたが、子どもだけでなく、大人まではまっていました。
 0歳から7歳のこども7名と大人14名が南相馬から避難して来ていました。

 

 最初は、子どもたちもおっかなびっくりでしたが、徐々に溶け込んできてくれました。半べそで泣いていた子が、最後は大声で走り回ってくれるほどに元気になってくれました。
 帰りには、お菓子をいただいたりして「やっとお友達になれたのにさみしいね」って言ってもらえたり、全員で見送りしてもらったりと、やっぱり“だがしや楽校”の力はすごい、と実感しました。

 
4枚の写真は阿部さん提供です


 子どもたちの元気な顔を拝見して、ホームページを制作した私(山口)が逆に勇気付けられました。子どもたちから「みんな、がんばろう!」と励まされているような感じです。胸が詰まる思いです。
 “だがしや楽校”は、子どもたちからもいろんなことを教えてもらう場ですが、私はホームページを制作しながら、子どもたちから、勇気と元気と笑顔をいただきました。
 ありがとうございます。

 なお、鶴岡市の“ほのかたらのきだい避難所”は、鶴岡市の市街地から南東へ10km近く離れた山裾にある山形県の緊急指定避難所のひとつです。

 いよいよ、“だがしや楽校”としてもこれまでにない一大プロジェクトとなる“だがしや楽校アシストチームプロジェクト”が動き出しました。


《だがしや楽校慰問隊プロジェクト》
 ところで、阿部さんは、このたびの大震災で多くの子どもたちが被災者になってしまったことに心を痛み、素早く“だがしや楽校”として自分が出来る支援を検討されました。そして、“だがしや楽校慰問隊プロジェクト”を計画しました。
 これは、要らなくなったおもちゃを持ち寄ってもらい、それを持って被災された子どもたちのところに行き、“だがしや楽校”を開きながら慰問するという支援活動です。
 この“だがしや楽校慰問隊プロジェクト”も進めていきます。詳しくはこちらをご覧ください。

 

情報&写真提供:阿部等さん(だがしや楽校だがしや倶楽部・部長)

企画・制作・編集:山口充夫(だがしや楽校コーディネーター)

 

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