だがしや楽校_ひとりごとダイアリー

 

 

2015年1月17日(土曜日)山形市日中の天気:曇り時々差し のち

【だがしや楽校@さくらマルシェ】
 昨年(2014年)暮れ(12月27日)に続いて、山形市の霞城セントラル(1階 アトリウム)にて開かれた“さくらマルシェ”での“だがしや楽校”についてご紹介します。

  

 会場を上の階から撮影した写真です。色とりどりのテントが建ち並んでいます。これが“さくらマルシェ”です。一角には“だがしや楽校”のおみせが見えます。

 ところで、“さくらマルシェ”の奥には金屏風が設置されています。また、多くの人が行列を作っています。実はここで“さくら咲くやまがた冬のさくらキャンペーン”のキックオフイベントが催されようとしているのです。というわけで、会場は「さくらづくし」です。

  

 先に“さくら咲くやまがた冬のさくらキャンペーン”キックオフイベントからご紹介します。
 なぜ、冬に“さくらキャンペーン”なのでしょうか。これは今や山形の冬の名物となった啓翁桜をPRし、冬の山形(の観光)を盛り上げようという趣旨で、山形市や山形市内の観光関係者(ホテルなど)で構成する実行委員会が主催となって展開するものです。
 キャンペーンは3月1日まで展開します。期間中、山形市内のホテルなどに啓翁桜を飾るほか、数々のイベントなどが行われます。この内、“日本一早いお花見会”は2月17日に行われます。

  

 上の写真左が啓翁桜です。後方が“さくらマルシェ”会場です。キックオフイベントは嚶鳴女性合唱団(上の写真右)のコーラスで開幕です。続いて、主催者からの挨拶などがあったあと、“やまがた舞子”(下の写真左)による演舞が披露されました。

  

 そして、山形市内の酒造メーカーが共同で仕込んだという日本酒“桜三蔵”で鏡開き(上の写真右)と乾杯で、キックオフを祝いました。“桜三蔵”は啓翁桜の花びらや実の酵母で仕込んだものだそうです。この説明は、実行委員会の一員である銀行関係者が行っていました。
 このあとは、啓翁桜のプレゼントです。先着100名でしたので、行列ができていたのです。

 12月27日の“ひとりごとダイアリー”でも申し上げましたが、米沢の私には、啓翁桜の印象は薄いです。ですから、これだけ盛り上がっている様子を拝見しますと、驚きです。

 それでは、“さくらマルシェ”の様子をご紹介します。今回もいろいろなお店が建ち並んでいます。まず、下の2つの写真は、“さくらマルシェ”の主催者である“茶蔵”のお店です。お菓子などいろいろ売っていますが、私が買ったのは、米粉のシフォンケーキです。フワフワです。

  

 下の写真は天童市の鶏卵メーカーのブースです。平たく言ってしまえば煮卵ですが、黄身の部分がトロッとしているのが特徴だそうです。

  

 山形ガールズ農場のお店(上の写真右)では、4種類のフルーツ味が楽しめるパイが好評です。ほかにも、リンゴやニンジンなど、農場で生産した野菜・果物を販売しています。

  

 上の写真左のお店ではドライフルーツが目玉です。フルーツそのものの美味しさを楽しめるドライフルーツです。自然な味に感心しました。
 今回も庄内地方から参加の人は、レトルトカレー3種類を販売しています。とにかく、このようなイベントでしか売っていないものです。

  

 上の写真左は今回が“さくらマルシェ”初参加という米油のお店です。健康にも良く、味もアッサリしているという米油ですが、製造・販売には苦労があるそうです。
 上の写真右では3姉妹の人たちが、手作り工芸品から各種漬物など、いろいろなものを売っています。私は、ムラサキイモで作ったムースが美味しかったです。

  

 山形市村木沢のお店では、今回も啓翁桜を販売しています。また、蕎麦やラーメン、大根やキャベツなど、こちらもいろいろなものを売っています。

  

 木製品を販売しているお店では今回、名入りの実演も行っています。ヒートペンで可愛いイラストを描いていました。

 さて、きょうもすべてのお店の人たちとお話することができました。その時の話や、私が調べた内容から、“さくらマルシェ”について、さらにわかったことをご紹介します。

 12月27日の“ひとりごとダイアリー”でもご紹介しましたが、“さくらマルシェ”は“やまがた6次産業ビジネス・スクール”で学んだ人たち(修了生)が中心になって開いているマルシェ(市場)です。
 このビジネス・スクールは、6次産業に取り組む農業関係者や起業人を育成することを目的に、2009年にスタートしたものです。主催は当初、山形県・農業関係団体・山形大学・フィデア総合研究所などで構成するやまがた第6次産業人材創生コンソーシアムでしたが、2014年度から、主催は山形県となり、やまがた食産業クラスター協議会とコンソーシアムとの協働運営となりました。

 この内、2013年度の修了生が中心となって結成したのが“6次産業ビジネスネットワーク チーム25”です。置賜地方・村山地方の農家・農産物加工業者など約20名ほどで結成しました。
 中心になったのは、“さくらマルシェ”の主催者である米沢市のお茶屋さん“桑名園”を経営するIさんです。Iさんは、米沢だけでなく、山形市でカフェ・レストラン“茶蔵(さくら)”を展開します。昨年(2014年)は山形市で3店舗目となる霞城セントラル店をオープンします。
 Iさんの思いは「生産者の顔が見える取り組み」です。それが“チーム25”による“さくらマルシェ”につながりました。Iさんには「生産者と共に、山形の農産物・山形の味を、将来は全国に発信したい」という思いがあるからです。

 私も去る12月30日でのお手伝いから「生産者の顔が見えるマルシェ」は重要なキーワードになると強く感じました。
 “さくらマルシェ”には“チーム25”以外の人たちによるお店も出ますが、共通するのは「手作り」です。みんな、ある意味、生産者です。

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 最後に“だがしや楽校”をご紹介します。「さくらづくし」ということで、桜色(ピンク)のマツボックリにデコレーションする遊びです。

  

 写真のとおり、きょうは年輩の女性の方々が大勢集いました。“さくら咲くやまがた冬のさくらキャンペーン”キックオフイベントから流れてきた人たちです。子どもたち中心の“だがしや楽校”とは少し違った雰囲気ですが、これも“だがしや楽校”ならではの風景です。

  

 昼頃になって、外を見ますと、雪が降ってきました。でも、米沢に比べれば、まったく大したことない雪です。それより、会場の温かさが、時間の経つのを忘れさせます。

 

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