おきたまラジオNPOセンター:ひとりごとダイアリー
うたうべねット山形2016
熊本地震救済 チャリティーコンサート
2016年5月28日:1日目
2016年5月29日:2日目
2016年5月28日(土曜日)薄日薄曇り のち昼前から晴れ 少し雲浮かぶ のち晴れ
【うたうべねット山形2016 熊本地震救済 チャリティーコンサート:1日目】
丹波恵子さんを中心に山形在住のミュージシャンたちが立ち上げた“うたうべねット山形”が主催する“チャリティーコンサート”が山形市・霞城セントラル(1階)アトリウムにて開催されました。
この“チャリティーコンサート”、2011年から2015年までの4回は“東日本大震災!復興支援チャリティーコンサート”として開催してきましたが、今回は4月に発生したばかりの熊本地震を救済するためのコンサートとして開催することになりました。これについては、主催者内でもいろいろな意見があったそうですが、熊本地震の被害があまりにも大きかったことから、急遽の変更となりました。
開催は今年も2日間の連続開催です。
昨年は同時開催だった“さくらマルシェ”が同じ山形市内でも別会場での開催になりました。それでもコンサートには“さくらマルシェ”に出店しているお店の出店が相次ぎ、昨年同様にぎやかなコンサートとなりました。また、“だがしや楽校”による遊びの広場も開かれました。
それでは、1日目の模様を写真でご紹介します。
はじめにミュージシャンを出演順に紹介します。
丹波恵子&Ita-nee Ita-nee
丹波恵子 塗貴旭
yuu 尾関春馬
りーな花音 会場のみなさんと一緒にうたうべねット!
ここまでが前半です。
ここでお店をご紹介します。
▼すみやのくらし(28)
宮城県七ヶ宿町からの出店です。出店された女性の方にインタビューしました。以下はその方のお話です。
炭焼きが始めたお菓子工房です。主人は21年前から炭焼きをやっています。木を切るところからの炭焼きです。その炭をパウダーにしてもらって、それを練り込んで、手作りでお菓子を作っています。炭のお菓子を食べることで、お腹の掃除ができるのを願っています。
七ヶ宿町では、ショップは持っておらず、工房形式のお菓子屋です。山の中に小さな家があり、その1室が菓子工房です。敷地には炭焼き窯があります。工房ではお菓子を販売しますし、イベント出店もしています。
菓子工房を始めて3年です。自分も娘もアトピーで市販のお菓子は食べられません。それで日常的にお菓子を作っていました。その内、炭は吸着力が凄く、食べながらお腹の掃除ができることがわかり、料理にも炭を入れるようになりました。我が家では、餃子の皮やピザも黒いです。こうして炭を食べていたら、地域の人たちから「炭を食べるって、おもしろいから、売ってみたら」と言われたことから始まったお菓子屋です。元々は家族のためのお菓子です。身体に優しい材料を使ったクッキー、ケーキ、焼き菓子を販売しています。
きょうは丹波恵子さんに誘われて、出店しました。
私(山口)もいただきました。香ばしく、とても美味しいです。
▼ギャラリー万華鏡(28)(29)
これからがシーズンとなる真っ赤なサクランボが並んでいるおみせです。おみせの人にインタビューしました。その方はギャラリー万華鏡・代表の滝口さんです。以下は、滝口さんのお話です。
きょうは、キャラクターの“さくら”と“ぼん”のデビューです。新商品であり、めずらしいパックを持ってきました。これまでのさくらんぼのケースの概念を崩したものです。
このパックには17粒のサクランボはキチッと入ります。パックを揺らしても、サクランボは中では動きません。とてもかわいいおみやげになると思います。
山形県のサクランボを県外に、あるいは親しいお友だちに贈るのにも最適です。さらに、このパックは、使ったあともいろんな利用方法があります。インテリアとしても使えます。パックは片岡物産の商品です。
私の「どうして、このようなパックを考案されたのですか」という質問に、片岡物産の方は「今まで無かったパックを、山形から発信したいと思い、作りました」と話されました。
おみせでは、パック詰め体験もできます。
ギャラリー万華鏡は、山形市旅篭町1丁目にあります。ギャラリー万華鏡では丹波恵子さんのCDを取り扱っています。
▼ハワイアンショップ フラフラ(28)(29)
カラフルなハワイの衣装やグッズなどがいっぱいのおみせです。おみせの人にインタビューしました。以下はその方のお話です。
仙台でハワイアンショップをやっています。“ハワイアンショップ フラフラ”と言います。お店では、皆さんにアロハの心を伝えています。フラをやっている人が練習で着る衣装やアクセサリーを提供しているほか、ハワイの雑貨などを販売しています。自分で実際にハワイへ行って仕入れ、皆さんのお届けしているお店です。店内はハワイの感じです。お店でショッピングを楽しんでいただき、そこでお客様がハワイにも行きたくなるようなお店にしています。山形からも多くのお客様が来ています。
場所は、青葉通り、藤崎から歩いて2〜3分のところです。
お店は、7年前からやっています。昔からハワイが好きでした。アロハとは「皆さんをハッピーにする」という考え方が好きでした。それでお店を始めました。お店では男性のアロハシャツもいろいろ置いています。
きょうのチャリティーコンサートに出店したきっかけです。仙台では“アロハ・ソサエティ”というボランティアに参加しています。“アロハ・ソサエティ”では、東日本大震災後、ハワイの人が仙台に来た時、一緒に被災地をまわって、ボランティア(フラをお見せしたり、音楽を聴いてもらったりしています)を行っています。その兼ね合いから、きょうもボランティアということで、私たちの思いをお伝えしたい、ということで参加しました。
▼シェイプスクリエイト サクマ(28)
主催者のインフォメーションは「アルミ缶を利用して本格的なカラフルな手作りキャップが並び参加応援です」という内容です。よくわからないまま、おみせのご主人と思われる方にインタビューしました。
私が「ここはどんなおみせですが」と尋ねますと「アルミ缶帽子を作っています」というお答えです。アルミ缶帽子??・・・初めて聞く言葉に、私のインタビューは詰まり気味です。
以下は、ご主人の方のお話です。
鶴岡から来ました。シェイプスクリエイト サクマと申します。いろんなことをやっていますが、きょうはアルミ缶帽子を作りだけに専念しています。
アルミ缶帽子・・・手に持ちますと、軽いです。実際にかぶれます。
アルミ缶帽子は、金属ですので、赤外線も通しません。夏、赤外線が強くても、赤外線を通さないので、熱射病防止に良いと思います。かぶっても暑くありません。宇宙服などにもアルミが使われています。ただ、一般的に普及していませんので、良さはわからないと思いますが・・・。
アルミ缶帽子は、ざっと30年くらい前から作っていますが、本格的には、店を出して(独立開業し、個人事業主として始めて)からですので、6年目です。
鶴岡市西荒屋に自宅兼店舗があります。そこへ行けば、アルミ缶帽子はいつでもあります。標準で1個,1000円ですが、程度やガラに応じて変動します。
アルミ缶帽子については、加工代行という手法をとっています。ツバの部分は500ミリリットルの缶、かぶる部分は350か250ミリリットルの缶です。お客さんが「このアルミ缶で作って下さい」と持ち込んだ場合には、それで作ります。それが加工代行です。
例えば、Cコーラの1997年モデル缶なら税込800円で作っています。Cコーラの2006年モデル缶なら税込2,000円で作っています。
これまで会ったことはありませんが、日本国内でアルミ缶帽子を作っている人は数名いるみたいです。宮城県に1名いることは知っています。大阪にもいるらしいです。
30年前にアルミ缶帽子を作ってかぶってきた講師の人がいて、その人から作り方を教えてもらいました。
本業ではマイクロ風力発電機を作っています。
▼小座間農園(28.29)
天童市からの出店です。すっかりお馴染みです。
それで、インタビューというより談義です。私が「“さくらマルシェ”はその後どこで開いていますか?」と尋ねました。すると「今は大沼山形店前で開いています」という答えでした。それは“さくらマルシェ”の客層などを考えての場所変更のようです。
ただ、小座間農園さんが扱っているドライフルーツは、屋外での販売が大変のようで、苦労もしているそうです。きょうも、そのドライフルーツをはじめ、美味しいものをたくさん持ってきました。談義の最後に「ここでは売上より、私たちを知ってもらうことを大切にしています」と話されました。
▼ベジ吉おかめ工房(28.29)
真室川町からの出店です。ババロア、ピクルス、おはぎ、おこわ、ふきの煮物など、すべて手作り品を販売しています。
私の顔を見るなり、元気に挨拶してくださいました。いつの間にか顔馴染みになりました。ここでも談義となります。
私が「味噌は持って来なかったのですか?」と言いますと、「はい、そうなんです」という返事でした。それだけ、季節に合わせて、いろんなものを販売しているのです。それも手作りで。
きょうの販売が終わったら、真室川町へ戻り、明日販売するものを仕込み(手作りして)、明日になったら、ここに来ます。恐れ入りました。
▼Northland Rabbit北国うさぎ(28.29)
木製食器などにオリジナルのネームや名前をその場で彫ってくれます。きょうも大人気です。
このお店もお馴染みになりました。毎回、米沢からやって来ます。
お店では、青森ひば製品なども販売しています。
▼たんぽぽ工房(28.29)
手織りしたバックが並んでいるおみせです。スタッフの方にインタビューします。
社会福祉法人愛泉会が運営するデイサポート“たんぽぽ工房”と言います。山形市南館にあります。障がいを持っている方が日中利用している施設です。主に知的の方が利用しています。
販売しているのは、“さおり織り”と言って、利用者が手織りしたものです。それをボランティアの人たちがバックなどに作ります。作ったものは、利用者もお店に立って販売します。こうしたことから、活動の輪を広げています。このような形での販売は、月に1回ほど行っています。福祉センターに置いて常時販売もしています。
きょうは“さくらマルシェ”でお世話になった人からの紹介で、出店しました。
私(山口)が調べたところでは、今年度の利用者は24名で、今年は大沼デパートで開催されている“さくらマルシェ”に出店しているようです。
▼上山いずみの家(28)
小物やお菓子類など並んでいるおみせです。インタビューします。
上山いずみの家は知的障がい者の就労支援施設です。知的障がい者の方といっしょに作った商品を販売しています。本当ならパンを作って販売しています。利用者は全体で30人あまりです。開所は平成5年4月ですので、23年前です。パン作りを始めて10年ほどです。
場所は上山市東町です。きょうは、丹波さんと施設長が知り合いで、丹波さんから声がけをいただき、出店しました。
私(山口)が調べたところでは、運営は社会福祉法人上山翔泉会です。昭和54年には上山市福祉授産いずみ作業所を開所しています。
▼だがしや楽校(鶴岡)(28)
だがしや楽校・だがしや倶楽部(山形県鶴岡市)の子どもたちによる“こどもみせ”の“だがしや楽校”です。それぞれの子どもたちが、それぞれにおみせを準備して、小物などを販売しています。もちろん、みんな手作りです。
“だがしや楽校”を楽しみにしている子どもたちは、販売だけでなく、ほかのおみせを回ったり、コンサートに聴き入ったりして、エンジョイしていました。
▼だがしや楽校(山形)(28)(29)
下の写真左は、山形市の“だがしや楽校”仲間・Rさんたちによるお馴染み“マツボックリ・ツリー”を作るおみせです。
▼駄菓子総合研究所(28.29)
東京からだがしを沢山持って来た本場の駄菓子屋さんです・・・と思ったら、キャベツにバームクーヘンに・・・と駄菓子屋かな(?)と思うものまで売っていました。(上の写真中・右)
でも、美味しければ良いんです。
▽出羽の恵みかすりや(28)
今回は出店できませんでしたが、お馴染み“幸せどら焼き”(差し入れ)で応援です。
上の2つの写真は、コンサート会場の様子です。多くの人たちが演奏に聴き入っています。
また、多くの人たちが募金してくださいました。出店者同士の交流風景も見られました。
それでは、ステージ後半をご紹介します。
ひー・ふーみ 丹波恵子&三澤励
丹波恵子&三澤励&とも姉 三澤励&とも姉
三澤励 エミ&三澤励
ZAKO 丹波恵子&Ita-nee&とも姉
ZAKOは福島からの参加です。明日(5月29日)も出演します。
フィナーレ
ミュージシャン、そしてお店でも、初めての参加があり、出会い盛りだくさんで、私としても楽しい1日となりました。
2016年5月29日(日曜日)晴れ 午後薄雲少し広がる 夕方から薄日薄曇り 夜曇り
【うたうべねット山形2016 熊本地震救済 チャリティーコンサート:2日目】
“うたうべねット山形2016 熊本地震救済 チャリティーコンサート”(主催:うたうべねット山形)の2日目が山形市・霞城セントラル(1階)アトリウムにて開催されました。
早速、ミュージシャンを出演順に紹介します。
丹波恵子&Ita-nee Ita-nee
Ita-nee&とも姉 丹波恵子
ZAKO JUNKS
篠笛尺八智和会 JUNKS&丹波恵子&とも姉
会場のみなさんと一緒にうたうべねット!
ここまでが前半です。
会場の様子をご紹介します。
上の写真は主催者ブースです。出演ミュージシャンのCDなどを販売しています。
続いて、お店をご紹介します。
▼ゆいネットマート(29)
マートということで、手作りラベンダーステック、ハチミツ、黒こんにゃく、にんにくみそ、ショコラ、うめぼし、封筒などいろんなものを売っています。多くの人が立ち寄っていました。
▼タキコおやつ実験室(29)
手作りお菓子が満載のおみせです。店主と思われる女性の方にインタビューした。
米沢市金池に店舗があります。店舗は木曜日・金曜日の正午から午後6時まで開けています。ほかにイベントなどで出店しています。イベントはみはらしの丘でも出店が多いです。
きょうは、朝焼きスコーン、クッキー、シフォンケーキ、蜂蜜レモンのレモネード、レモンスカッシュ(無農薬のレモンを使用)などを販売しています。開店して、まもなく2年です。店舗では生菓子も数種類販売しています。元々お菓子屋さんで働いていました。自立したいと思っていたのですが、子育てで中断、あきらめかけた時もありましたが、周囲の「やってみたら」という声があり、念願叶うことができました。きょうは、丹波恵子さんの友人からの声がけで出店しました。
▼だがしや楽校(山形)(28)(29)
きょうも多くの子どもたちが遊んでいます。
▼駄菓子総合研究所(28.29)
右の写真は、なかなか売れなかったキャベツが売れた瞬間です。酒井さん、大喜びです。
ちなみに、昨日ご紹介しましたキャベツとバームクーヘンは、私(山口)も買いました。
▼ハワイアンショップ フラフラ(28)(29) ▼たんぽぽ工房(28.29)
▼小座間農園(28.29) ▼ベジ吉おかめ工房(28.29)
▼ギャラリー万華鏡(28)(29)
きょう(5月29日)も多くのお客さんで、用意したサクランボは見事に完売です。
▼Northland Rabbit北国うさぎ(28.29)
会場ではきょう(5月29日)も出演者とお店の人たちなどいろいろな交流風景が見られました。また、たくさんの募金をいただきました。
下の写真はステージ周囲の様子です。
それでは、ステージ後半をご紹介します。
つっちーブラックモア yuu
七色楽団 MORI
フィナーレ
2日目のきょう(5月29日)は、昨日より人出はやや少ないように見えましたが、被災地を思う気持ち、そして熱気は変わりありません。
今回は“熊本地震救済”にしたからこそ、来年の開催が重要になります。続けることの大切さから生まれた“うたうべねット山形”です。1年後の再会を楽しみにしましょう。
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