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| 山形県置賜地方は、山形県の最も南に位置しています。 東側は奥羽山系の栗子峠を越えると福島県、二宿峠を越えると宮城県です。南側は吾妻山系で福島県と接しています。南西側は万年雪に覆われる飯豊山系で、福島県と新潟県で接しています。北西側は朝日連峰で新潟県と接しています。 右の地図の黄色で表した部分が置賜地方です。置賜地方には、3市5町があります。 |
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米沢市 |
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南陽市 |
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長井市 |
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高畠町 |
| 川西町 川西町は、人口約19,000人です。最上川(松川、鬼面川)の西に広がる町です。現在の川西町が誕生したのは、1955年(昭和30年)です。川西町は、県内でも有数の“米どころ”です。また、“米沢牛”の生産地でもあります。 川西町は、何と言っても“ダリア”です。“川西ダリア園”は昭和35年にオープンしました。川西町が誕生した後、町の観光開発を目的に検討した結果、以前から町内で行われてきたダリア栽培を、観光の目玉にしました。現在、園内には650種50,000本のダリアが栽培されています。毎年、8月から11月上旬まで開園しています。 川西町は、井上ひさし氏の生まれた町でもあります。井上ひさし氏の資料は、“川西町フレンドリープラザ”に展示されています。“川西町フレンドリープラザ”は、文化複合施設で、図書館、ホール、会議室などが備えられています。 川西町にも、たくさんの古墳群があります。 町の東半分が平野部で、西半分は丘陵地です。自然豊かな町、それが川西町です。 |
| 飯豊町 飯豊町は、人口約8,900名です。町の北東部は長井市と接した平野部です。その平野部に展開する風景は「第1回美しい日本の村景観コンテスト」で農林水産大臣賞を受賞し、日本一の“田園散居集落風景”となりました。 町の大半は丘陵地域か山間部です。山間部の中津川地区は有数の豪雪地帯です。その一角、白川ダム周辺は、自然を満喫できる保養地になっています。町の最南西端は飯豊連峰です。 毎年6月〜7月にかけては、平野部を見下ろす高台にあるゆり園(いいでどんでん平ゆり園)がオープン、美しいゆりの花の競演が楽しめます。ゆり園を散策したら、温泉“がまの湯”(羽前椿駅の近く)で体を癒すことができます。最近は、中津川地区の“観光わらび園”も注目されています。 飯豊町では、映画「蕨野行」(恩地日出夫監督)の撮影が行われました。「蕨野行」は、平成15年度芸術選奨文部科学大臣賞に輝いています。 飯豊町には、米沢牛を育む広大な牧場もあります。 飯豊町は“めざみの里”と言われます。“めざみ”とは、フランス語で「親しい友達」の意味です。 |
| 白鷹町 白鷹町は、長井市の北隣りです。人口は約17,000人です。1954年(昭和29年)に1町と5村が合併、翌1955年(昭和30年)に西村山郡朝日町の一部を編入して今に至っています。町は、荒砥地区と鮎貝地区の最上川を挟んだ2つの集落を中心にしています。この平野部を、東は白鷹山、西は朝日連峰で囲んでいます。 白鷹町の最大の観光スポットは“あゆ茶屋”です。最上川に仕掛けられた“やな”には、元気の良いあゆが飛び跳ねます。取りたてのあゆは、炭火で焼き、提供されます。この美味しさはたまりません。 町内にはエドヒガンザクラの名木があり、南陽市から続く“置賜さくら回廊”となっています。 300有余年の歴史と伝統を持つと言われる白鷹紬・深山和紙は今でも脈々と受け継がれています。 毎年夏開催される“アジア国際音楽祭”も忘れてはなりません。白鷹町の文化水準の高さを示しています。 国道348号線が整備されたことで、山形市とも至近距離となり、西置賜の交通の要所になりました。 |
| 小国町 小国町は、置賜地方の西の端に位置し、新潟県と接しています。町の中央部に僅かに広がる平地に市街地がありますが、町のほとんどは山間部です。北側は朝日連峰、南側は飯豊連峰がそびえています。山間部には森林が広がっていますが、その大半はブナの森です。 そんな小国町では、登山・トレッキング・渓流釣りなどのアウトドアが観光のメインになりますが、食では豊富な山菜が見逃せません。赤芝峡をはじめ、紅葉スポットもたくさんあります。 人口は約1万人です。小国町は、新潟と山形を結ぶ交通の要所でもあります。 |
以上、置賜3市5町についてご紹介しましたが、どうしても米沢市の字数が多くなりました。そこで、米沢市以外の市や町で「これを紹介してほしい」という情報がありましたら、こちらまでどしどしお寄せください。