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2018年11月1日〜4日


2018年11月4日(日曜日)朝 午前10時頃から晴れ 夕方から時々晴れ 夕方場所により一時小雨

※地震のデータ(2018年1月1日〜)はこちらをご覧ください

【はじめや50周年記念だがしや楽校】
 内容はこちらをご覧ください。

 

【霧が晴れて快晴も次第に雲が多くなる】
 きょうも朝は濃霧です。霧が晴れたのは午前10時頃です。そのあとは、ほぼ快晴です。
 下の写真は午前10時51分撮影の松が岬公園です。澄んだ青い空がいっぱいに広がっています。

  

 このあと私は山形市に向かいます。途中、高畠町の安久津八幡神社に立ち寄りました。周囲の山々は美しく紅葉しています。右の写真中央は三重塔です。

  

 山形市には昼すぎから夜まで滞在しました。昼すぎになりますと、薄雲が浮かびます。次第に雲の量が多くなります。夕方5時頃、小雨が降ります。強い雨ではなく、空も雲に完全に覆われたわけではありません。雨はまもなくやみましたが、夜は雲の多い天気です。夜11時頃に着いた米沢も雲の多い天気です。


【与論島で猛烈な雨】
 下の図や画像は、気象庁発表の天気図、気象庁発表のアメダスから日照時間、気象庁発表の気象衛星写真、気象庁発表の天気図です。

     
06時00分        12時までの1時間        12時00分          18時00分

 日本付近は高気圧帯ですが、高気圧と高気圧の間に入り、弱い気圧の谷です。沖縄付近の前線ですが、午前9時には消滅する代わりに、沖縄本島付近に低気圧が発生、午後3時には本州の南方沖に別の低気圧が発生しました。北海道を寒冷前線が通過しましたが、影響は小さかったようです。
 全国的に晴れたところが多いです。ただ、前線や低気圧の影響で、沖縄県では断続的に雨が降りました。特に低気圧が発生した場所から近い与論島では『猛烈な雨』が降りました。
 弱い気圧の谷の影響で、本州でもところどころで雨が降りました。先にもご紹介しましたが、山形市では午後5時頃、雨が降りました。
 夜は伊豆諸島で強めの雨が降りました。

 下の画像は、国土交通省・防災情報提供センター・リアルタイムレーダーの画面です。
 あわせて、国土交通省や自治体設置の雨量計にて観測した1時間降水量(▲印:80ミリ以上)、気象庁アメダスでの1時間降水量(◎印:80ミリ未満)もご紹介します。

   
07時40分          09時30分          09時40分          10時00分

▲鹿児島県大島郡与論町大字茶花字窪舎:99ミリ(10時00分まで:鹿児島県沖永良部事務所)

   
12時00分          17時00分          20時50分          22時55分

◎静岡県賀茂郡東伊豆町稲取:10.0ミリ(12時11分まで)

 全国のアメダスでの第1位です。気象庁発表です。なお、観測データは速報値で、のちに訂正される場合があります。
◎1時間降水量・・・鹿児島県大島郡与論町与論島:82.0ミリ(09時59分まで:1978年の統計開始以来11月の観測史上1位
◎3時間降水量・・・鹿児島県大島郡与論町与論島:94.0ミリ(10時20分まで:1978年の統計開始以来11月の観測史上1位
◎24時間降水量・・・鹿児島県大島郡与論町与論島:110.5ミリ(11時00分まで)
◎きょう1日の総降水量・・・鹿児島県大島郡与論町与論島:103.0ミリ
◎最大風速・・・鹿児島県大島郡和泊町沖永良部:15.0m/s(北東:08時56分)
◎最大瞬間風速・・・鹿児島県大島郡与論町与論島:20.6m/s(北東:09時33分)
 最大瞬間風速について、統計開始以来11月の観測史上1位の地点はこちらです。


【北海道で最高気温が記録的高温】
 下の図左は、気象庁発表の最高気温分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最高気温をプロットし、分布図にしたものです。
 下の図右は、同じく気象庁発表の最高気温平年差分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最高気温の平年差をプロットし、分布図にしたものです。

  

 米沢アメダスでの最高気温は18.2℃(15時26分:+3.3℃)です。
 山形県の気温を観測しているアメダス22地点の中で、最高気温が最も高かったのは鶴岡の19.5℃(13時33分:+3.5℃)、最高気温が平年より最も高かったのは高畠の19.2℃(14時40分:+4.4℃)、最高気温が最も低かったのは新庄の14.4℃(15時10分:+0.6℃)です。私が昼すぎから夜まで滞在した山形の最高気温は16.8℃(15時19分:+1.6℃)です。

 最高気温は、北海道へ平年よりかなり高く、11月としては記録的高温になった地点もあります。北海道(十勝地方)河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷は18.2℃(12時08分:+10.0℃)です。
 下の表は、統計開始以来11月の観測史上高い方から1位だった地点です。気象庁発表です。

 
 平年比は、上標津+8.0℃、中標津+8.4℃、根室中標津+8.1℃、弟子屈+9.1℃、鶴居+9.3℃、鶴丘+9.6℃、白糠+9.6℃、知方学+5.6℃、池田+9.1℃、苫小牧+7.1℃ です。

 下の図左は、気象庁発表の最低気温分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最低気温をプロットし、分布図にしたものです。
 下の図右は、同じく気象庁発表の最低気温平年差分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最低気温の平年差をプロットし、分布図にしたものです。

  

 米沢アメダスでの最低気温は3.1℃(03時32分:-1.5℃)です。
 山形県の気温を観測しているアメダス22地点の中で、最低気温が最も低かったのは大井沢の-0.2℃(06時29分:-2.3℃)、最低気温が最も高かったのは飛島の11.2℃(23時15分:+2.0℃)、最低気温が平年より最も高かったのは鼠ケ関の10.5℃(05時35分:+3.0℃)です。

 最低気温は、北海道の一部で平年より高いです。ただ北海道にも平年より低めの地点が多くあります。関東地方から紀伊半島も平年より高め傾向です。東北地方の一部、中国・四国・九州地方の一部も平年より低めです。北海道(網走・北見・紋別地方)紋別郡滝上町は6.4℃(23時59分:+6.8℃)、福島県郡山市は1.0℃(05時53分:-4.8℃)です。

 各地の最高気温・最低気温です。
◎北海道(胆振地方)厚真町・・18.0℃(14時39分:+6.4℃)、2.6℃(23時55分:+2.3℃)
◎岡山県倉敷市倉敷・・・・・・21.2℃(14時22分:+1.9℃)、7.4℃(06時49分:-1.8℃)


2018年11月3日(土曜日文化の日)朝 のち晴れ

※地震のデータ(2018年1月1日〜)はこちらをご覧ください

【文化の日らしく秋晴れ】
 朝は霧です。かなり濃い霧です。その霧が消えるようになったのは午前10時を過ぎてからです。なかなか消えなかった霧でしたが、その後はさわやかな秋晴れです。

  

 上の写真は午前11時25分撮影の松が岬公園です。ご覧のとおりの天気です。
 きょう(11月3日)も松が岬公園の紅葉・モミジをご紹介します。青空の下での写真です。

  

 上の写真は、上杉記念館(上杉伯爵亭)のモミジです。青空の下で真っ赤なモミジがさらに映えています。

  

 上の写真右と下の写真左は、舞鶴橋から東へ伸びる参道(歩道)です。この写真を撮影している場所の左手にあるのが上の写真右のモミジです。一晩で一気に色づいたように見えます。

  

 上の写真左は、お堀の内側のモミジです。こちらも一晩で色づきが進んだように見えます。 

  

 米沢市内から見える周囲の山々もご紹介します。上の写真左は蔵王山です。米沢市泉町地内での撮影です。上の写真右は朝日連峰(大朝日岳)です。米沢市笹野地内での撮影です。
 蔵王がこれだけ真っ白になったということは、昨日までの寒波が強かったことを示しています。
 写真は午前11時22分から昼12時06分にかけて撮影しました。


【全国的に秋晴れも南西諸島は愚図つく】
 下の図や画像は、気象庁発表の天気図、気象庁発表のアメダスから日照時間、気象庁発表の気象衛星写真、気象庁発表の天気図です。

     
06時00分        12時までの1時間        12時00分          18時00分

 日本付近は広く高気圧に覆われています。このため全国的に晴れたところが多いです。ただ、太平洋側の一部では日中から雲がかかりました。
 高気圧の南側の縁にあたる南西諸島は、昨夜9時に発生した前線の影響もあって、愚図ついた天気です。ところどころで断続的に強い雨が降りました。

 下の8つの画像は、国土交通省・防災情報提供センター・リアルタイムレーダーの画面です。
 あわせて、気象庁アメダスでの1時間降水量(◎印:80ミリ未満)もご紹介します。

   
02時00分          02時30分          07時00分          08時00分

◎沖縄県中頭郡読谷村:11.5ミリ(12時16分まで)
◎沖縄県島尻郡南大東村(南大東島):10.5ミリ(18時22分まで)

   
10時30分          11時00分          12時00分          18時00分

 全国のアメダスでの第1位です。気象庁発表です。なお、観測データは速報値で、のちに訂正される場合があります。
1時間降水量・・・沖縄県八重山郡与那国町与那国島:23.0ミリ(02時43分まで)
3時間降水量・・・沖縄県八重山郡与那国町所野:43.0ミリ(02時50分まで)
24時間降水量・・・沖縄県八重山郡与那国町所野:87.5ミリ(14時00分まで)
きょう1日の総降水量・・・沖縄県島尻郡久米島町久米島:71.ミリ
最大風速・・・北海道(日高地方)幌泉郡えりも町えりも岬:18.1m/s(西北西:08時50分)
最大瞬間風速・・・北海道(日高地方)幌泉郡えりも町えりも岬:23.1m/s(西:08時17分)

 下の図左は、気象庁発表の最高気温分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最高気温をプロットし、分布図にしたものです。
 下の図右は、同じく気象庁発表の最高気温平年差分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最高気温の平年差をプロットし、分布図にしたものです。

  

 米沢アメダスでの最高気温は17.2℃(14時40分:+2.1℃)です。
 山形県の気温を観測しているアメダス22地点の中で、最高気温が最も高かったのは飛島の18.6℃(12時49分:+2.7℃)、最高気温が平年より最も高かったのは大井沢の16.7℃(13時14分:+3.2℃)、最高気温が最も低かったのは肘折の14.6℃(14時42分:+1.3℃)です。

 最高気温は、北海道で平年より高いです。北海道(網走・北見・紋別地方)紋別郡遠軽町生田原は19.8℃(14時15分:+9.5℃)、北海道(網走・北見・紋別地方)紋別郡遠軽町遠軽は20.0℃(14時11分:+8.8℃)、北海道(十勝地方)帯広市は19.9℃(14時03分:+8.3℃)です。


【西日本も寒い】
 下の図左は、気象庁発表の最低気温分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最低気温をプロットし、分布図にしたものです。
 下の図右は、同じく気象庁発表の最低気温平年差分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最低気温の平年差をプロットし、分布図にしたものです。

  

 米沢アメダスでの最低気温は4.6℃(00時16分:-0.1℃)です。
 山形県の気温を観測しているアメダス22地点の中で、最低気温が最も低かったのは大井沢の-0.4℃(06時34分:-2.6℃)、最低気温が最も高かったのは飛島の11.6℃(02時06分:+2.2℃)、最低気温が平年より最も高かったのは鼠ケ関の11.1℃(20時50分:+3.5℃)です。

 最低気温は、北海道北部で平年より高いです。そのほかの地域では、平年より高めの地点と平年より低めの地点が混在しています。九州地方は平年より低く、西日本でも0℃近くまで下がったところがあります。日本全国、寒くなってきました。
 北海道(留萌地方)天塩郡天塩町は11.4℃(00時23分:+9.0℃)、北海道(宗谷地方)稚内市沼川は8.5℃(00時01分:+8.5℃)、島根県出雲市斐川は3.8℃(05時03分:-5.5℃)、大分県由布市湯布院は0.5℃(06時44分:-5.5℃)

 各地の最高気温・最低気温です。
◎北海道(胆振地方)厚真町・・15.9℃(13時56分:+4.1℃)、-0.6℃(06時28分:-1.1℃)
◎岡山県倉敷市倉敷・・・・・・20.2℃(14時18分:+0.7℃)、7.7℃(06時37分:-1.6℃)


2018年11月2日(金曜日)曇り 朝一時差す 午前中は一時弱い降る 午後は曇りで一時 夜は晴れ

※地震のデータ(2018年1月1日〜)はこちらをご覧ください

【松が岬公園の紅葉】
 下の写真は午前10時45分撮影の松が岬公園です。この時間は曇りで、ごく弱いですが、雨があたるのを感じます。

  

 きょう(11月2日)は、いつもの撮影ポイントから移動し、松が岬公園内を歩いてみました。紅葉をお楽しみいただきたいと思います。午前10時43分〜午前11時03分の撮影です。

  

 上の写真は、上杉記念館(上杉伯爵亭)のモミジです。真っ赤に色づいています。

  

 上の写真左は、お堀の内側のモミジです。緑から橙色そして朱色へと色が変化しています。
 上の写真右は、お堀の内側からお堀沿いのモミジを撮影したものです。

  

 上の写真左は、平日にもかかわらず、多くの観光客が訪れている様子です。
 上の写真右と下の写真左は、舞鶴橋から東へ伸びる参道(歩道)です。伝国の杜前広場の北側です。樹木によって、色づき方が異なり、コントラストが鮮やかです。

  

 上の写真右は、伝国の杜の東側です。後方は兜山です。こちらも鮮やかです。


【なかなか雲とれず】
 さて、きょう(11月2日)の米沢は、高気圧に覆われつつあるのに、なかなか雲がとれなく、やきもきする天気です。朝は日が差すこともあったのですが、午後には逆に雲が分厚くなり、薄暗くなってしまいました。午後1時台には雨が降ったりしました。ようやく晴れたのは、夜になってからです。
 このため気温は上がらず、最高気温はこの秋初めての12℃台です。
 松が岬公園には自転車で行ったのですが、気温は11℃ほどです。それでも、そんなに寒くは感じませんでした。直に外の空気に触れることで、身体が順応しているのかもしれません。


【高気圧に覆われるも日本海に筋状の雲残る】
 下の図や画像は、気象庁発表の天気図、気象庁発表のアメダスから日照時間、気象庁発表の気象衛星写真、気象庁発表の天気図です。

     
06時00分        12時までの1時間        12時00分          18時00分

 日本付近は大陸からの優勢な高気圧に覆われてきました。このため、全国的に晴れたところが多いです。ただ、衛星写真でわかるように、日本海には寒気の流れ込みによる筋状の雲が残っています。このため、北陸地方から北の日本海側では、なかなか天気は回復せず、曇りで、ところどころで雨や雪が降りました。
 高気圧の南側の縁にあたる南西諸島では、断続的に雨が降っています。

 下の画像は、国土交通省・防災情報提供センター・リアルタイムレーダーの画面です。

     
06時00分      09時00分      12時00分      15時00分      18時00分      23時00分

 全国のアメダスでの第1位です。気象庁発表です。なお、観測データは速報値で、のちに訂正される場合があります。
1時間降水量・・・沖縄県宮古島市鏡原:28.0ミリ(17時14分まで)
3時間降水量・・・沖縄県宮古島市鏡原:31.5ミリ(18時20分まで)
24時間降水量・・・新潟県岩船郡関川村下関:36.0ミリ(00時10分まで)
きょう1日の総降水量・・・沖縄県八重山郡与那国町所野:35.0ミリ
◎最大風速・・・沖縄県宮古島市下地:12.4m/s(東北東:12時31分)
◎最大瞬間風速・・・沖縄県八重山郡与那国町与那国島:16.7m/s(東北東:13時23分)

 下の図左は、気象庁発表の最高気温分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最高気温をプロットし、分布図にしたものです。
 下の図右は、同じく気象庁発表の最高気温平年差分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最高気温の平年差をプロットし、分布図にしたものです。

  

 米沢アメダスでの最高気温は12.2℃(12時32分:-3.0℃)です。これは、この秋最も低い最高気温です。また、山形県の気温を観測しているアメダス22地点の中で、小国(11.1℃:15時12分:-4.3℃)、高峰(11.3℃:14時06分:-3.3℃)に次いで3番目に低いです。
 山形県で最高気温が最も高かったのは、鼠ケ関の16.1℃(13時48分:-0.1℃)、最高気温が平年より最も高かったのは金山の14.9℃(15時04分:+1.3℃)です。

 最高気温は、北海道や東北地方北部などで平年より高め、新潟県とその周辺や西日本では平年より低めの地点が多いです。兵庫県豊岡市は13.0℃(15時59分:-6.0℃)です。


【西日本は最低気温平年より低い】
 下の図左は、気象庁発表の最低気温分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最低気温をプロットし、分布図にしたものです。
 下の図右は、同じく気象庁発表の最低気温平年差分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最低気温の平年差をプロットし、分布図にしたものです。

  

 米沢アメダスでの最低気温は4.7℃(01時09分:-0.2℃)です。
 山形県の気温を観測しているアメダス22地点の中で、最低気温が最も低かったのは大井沢の1.7℃(24時00分:-0.7℃)、最低気温が平年より最も低かったのは東根の2.6℃(03時12分:-1.9℃)、最低気温が最も高かったのは鼠ケ関の10.3℃(00時43分:+2.5℃)です。

 最低気温は、東北地方の太平洋側から九州地方にかけて平年より低いです。平年より低め傾向だった南西諸島では平年より高めの地点が出ました。平年より高めは、北海道の一部や東北地方の日本海側の一部などです。愛媛県西予市宇和は2.3℃(06時10分:-6.5℃)、北海道(檜山地方)檜山郡江差町は11.6℃(01時11分:+4.9℃)です。

 各地の最高気温・最低気温です。
◎北海道(胆振地方)厚真町・・13.4℃(12時28分:+1.4℃)、1.1℃(23時31分:+0.4℃)
◎岡山県倉敷市倉敷・・・・・・19.1℃(14時08分:-0.5℃)、5.9℃(06時54分:-3.5℃)

 

【山形県の避難者数】
 山形県はきょう(11月2日)、11月1日の午後5時現在での山形県における避難者の受け入れ状況を発表しました。前回発表の10月4日時点との増減も合わせてお伝えします。

◎山形県内全体の避難者数:2,010人(10月4日より 1人減少)
◎福島県からの避難者数:1,842人(10月4日より 2人減少)
◎宮城県からの避難者数:144人(10月4日より 1人増加)
◎岩手県からの避難者数:15人(10月4日より 増減なし)
◎その他からの避難者数:9人(10月4日より 増減なし)
◎米沢市への避難者数:437人(10月4日より 1人減少)
◎山形市への避難者数:750人(10月4日より 増減なし)

 米沢市について、さらに詳しく見てみますと、福島県からの人は430人(1人減少)、宮城県からの人は4人(増減なし)、その他(茨城県)からの人は3人(増減なし)です。
 同じく山形市において、福島県からの人は702人(増減なし)、宮城県からの人は43人(増減なし)、岩手県からの人は5人(増減なし)です。

 避難先住宅等についてもご紹介します。
◎アパート等(民間賃貸、公営住宅等)・・1,297人(1人減少)
◎その他(知人宅、病院等)・・・・・・・713人(増減なし)

 米沢市と山形市以外の避難者数をご紹介します。
◎置賜地方・・・長井市:57人(増減なし)、南陽市:48人(増減なし)、高畠町:60人(1人減少)、川西町:26人(増減なし)、小国町:2人(1人減少)、白鷹町:3人(増減なし)、飯豊町:21人(増減なし)です。《置賜地域合計:654人:33%(3人減少)》
◎村山地方・・・上山市:50人(増減なし)、天童市:121人(増減なし)、寒河江市:64人(増減なし)、村山市:11人(2人増加)、東根市:51人(増減なし)、尾花沢市:6人(増減なし)、山辺町:6人(増減なし)、中山町:7人(増減なし)、河北町:9人(増減なし)、西川町:3人(増減なし)、朝日町:4人(増減なし)、大江町:1人(増減なし)、大石田町:0人(増減なし)です。《村山地域合計:1,083人:54%(2人増加)》
◎庄内地方・・・鶴岡市:113人(増減なし)、酒田市:124人(増減なし)、三川町:2人(増減なし)、庄内町:4人(増減なし)、遊佐町:5人(増減なし)です。《庄内地域合計:248人:12%(増減なし)》
◎最上地方・・・新庄市:14人(増減なし)、金山町:1人(増減なし)、最上町:7人(増減なし)、舟形町:0人、真室川町:0人、大蔵村:0人、鮭川村:3人(増減なし)、戸沢村:0人です。《最上地域合計:25人:1%(増減なし)》


2018年11月1日(木曜日)朝まで のち曇り時々差す一時晴れ

※地震のデータ(2018年1月1日〜)はこちらをご覧ください

【朝まで雨】
 きょうから11月。あるお店に買い物へ出掛けますと、店内は昨日(10月31日)までのハロウィンから一転、クリスマス・モードになっていました。素早い変わり身に、追い付いていけない感じです。

 米沢では午前6時頃まで雨でした。本降りの時もあり、雨の音が大きく感じました。
 その後も雲の多い天気が続きました。日が差したり、晴れたりする時間帯はありましたが、夜になっても雲に覆われました。
 下の写真は午前9時33分撮影の松が岬公園です。きょう(11月1日)の中では最も青空が広がりました。桜(ソメイヨシノ)では、西風で落葉が進んでいますが、写真のとおり、まだまだ紅葉を楽しむことができます。今年は予想外に(と言ってしまいますが)、桜の紅葉は鮮やかです。

  


【冬型の気圧配置緩みつつあるも北陸から北は天気愚図つく】
 下の図や画像は、気象庁発表の天気図、気象庁発表のアメダスから日照時間、気象庁発表の気象衛星写真、気象庁発表の天気図です。

     
06時00分        12時までの1時間        12時00分          18時00分

 冬型の気圧配置は西から緩んでいます。大陸からの優勢な高気圧が次第に日本付近を覆っています。太平洋側を中心に晴れているところが多いです。南西諸島は高気圧の南側の縁にあたり、雲に覆われています。ところどころで雨も降っているようです。
 北陸地方から北の日本海側では、寒気の吹き込みで、きょう(11月1日)も愚図ついた天気が続きました。東北地方でも標高の高い山々では雪が降り、平地でも雨が降りました。一部で降水量が多くなり、きょう(11月1日)になっても、山形県の庄内地方や最上地方の一部には大雨警報が発表されたほどです。
 雨や雪は未明から朝が中心でしたが、日中から夜にかけても、北陸地方を中心に断続的に雨が降っています。

 下の画像は、国土交通省・防災情報提供センター・リアルタイムレーダーの画面です。

     
00時05分      02時20分      04時00分      06時30分      15時30分      19時00分

 全国のアメダスでの第1位です。気象庁発表です。なお、観測データは速報値で、のちに訂正される場合があります。
1時間降水量・・・新潟県村上市三面:16.5ミリ(02時42分まで)
3時間降水量・・・新潟県村上市三面:24.0ミリ(04時40分まで)
24時間降水量・・・山形県西置賜郡小国町:106.0ミリ(04時30分まで)
きょう1日の総降水量・・・新潟県岩船郡関川村下関:37.5ミリ
◎最大風速・・・沖縄県八重山郡与那国町所野:15.8m/s(北東:03時24分)
◎最大瞬間風速・・・沖縄県八重山郡与那国町与那国島:21.5m/s(北北東:03時46分)

 下の図左は、気象庁発表の最高気温分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最高気温をプロットし、分布図にしたものです。
 下の図右は、同じく気象庁発表の最高気温平年差分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最高気温の平年差をプロットし、分布図にしたものです。

  

 米沢アメダスでの最高気温は14.0℃(13時45分:-1.4℃)です。
 山形県の気温を観測しているアメダス22地点の中で、最高気温が最も高かったのは飛島の16.1℃(13時03分:0.0℃)、最高気温が平年より最も高かったのは新庄の14.6℃(13時30分:+0.3℃)、最高気温が最も低かったのは肘折の11.6℃(11時25分:-2.0℃)、最高気温が平年より最も低かったのは小国の12.0℃(12時31分:-3.6℃)です。

 最高気温は、北日本や東日本で平年より高めの地点はありましたが、全国的に平年より低めの地点が多いです。福島県南会津郡檜枝岐村は6.6℃(14時37分:-6.3℃)です。

 下の図左は、気象庁発表の最低気温分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最低気温をプロットし、分布図にしたものです。
 下の図右は、同じく気象庁発表の最低気温平年差分布図です。全国の気温を観測しているアメダス927地点の最低気温の平年差をプロットし、分布図にしたものです。

  

 米沢アメダスでの最低気温は5.5℃(23時45分:+0.5℃)です。
 山形県の気温を観測しているアメダス22地点の中で、最低気温が最も低かったのは高峰の3.4℃(23時47分:-0.2℃)、最低気温が平年より最も低かったのは東根の3.6℃(23時23分:-1.1℃)、最低気温が最も高かったのは飛島の10.0℃(17時31分:+0.3℃)、最低気温が平年より最も高かったのは大井沢の4.4℃(06時22分:+1.9℃)です。

 最低気温は、関東地方以西で平年より低いです。長野県南佐久郡南牧村野辺山は-6.2℃(05時08分:-6.7℃)です。北海道のオホーツク海側は平年より高いです。北海道(網走・北見・紋別地方)常呂郡佐呂間町は4.6℃(23時24分:+5.0℃)です。

 各地の最高気温・最低気温です。
◎北海道(胆振地方)厚真町・・11.7℃(11時53分:-0.5℃)、-1.2℃(05時32分:-2.0℃)
◎岡山県倉敷市倉敷・・・・・・17.6℃(14時46分:-2.1℃)、7.1℃(04時43分:-2.4℃)

 

【10月の天気】
 10月の天気を振り返ります。10月は「一気に季節が進んだ」という印象です。
 10月1日の午前4時頃、台風24号が米沢付近を通過しました。台風24号は、静岡県で大規模停電をもたらし、首都圏では電車のダイヤが大幅に乱れ、大混乱となりました。台風24号が過ぎ去って、ホッとする間もなく、台風25号がやって来ました。台風25号は各地に高温をもたらしました。10月6日は新潟県で猛暑日となりました。また、関東地方を中心に季節外れの暑さとなりました。台風25号は温帯低気圧に変わっても猛威を振るい、北日本を中心に暴風が吹き荒れました。
 このように、10月上旬は、台風と暑さということで、夏からの異常気象が続きました。
 10月中旬になって、天気はようやく落ち着いてきましたが、秋雨前線が本州の南方海上で停滞する状況が続き、一部で愚図ついた天気となりました。秋雨前線の南側になった小笠原諸島の父島では、10月19日まで真夏日が続きました。中旬は、全国のアメダスでの真夏日が、父島1地点という状況が続きました。中旬は西日本で低温傾向となりました。
 下旬は、10月21日から22日、25日から26日は全国的に安定した晴れの天気でしたが、その前後は不安定な天気です。特に10月28日以降は冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に不安定な天気になることが多かったです。場所によっては降水量も増え、山形県では鶴岡市に土砂災害警戒情報が発表になるほどです。月末には山形県でも標高の高い山で雪が降りました。
 このように10月は、1ヶ月間で、夏の雰囲気から冬の気配に変わってしまいました。

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 米沢アメダスの観測データで、10月の天気を振り返ります。
 10月の最高気温の平均値は19.8℃です。これは平年値(18.7℃)より1.1℃高いです。
 10月の最低気温の平均値は09.4℃です。これは平年値(08.6℃)より0.8℃高いです。
 10月1ヶ月間の平均気温は13.9℃です。これは平年値(13.1℃)より0.8℃高いです。
 10月6日に観測した最高気温:29.4℃は、1976年の統計開始以来10月の観測史上最も高い気温です。
 10月の総降水量は39.5ミリです。これは平年値(106.1ミリ)の37%です。また、1976年の統計開始以来10月の観測史上少ない方から第7位です。
 10月の総日照時間は131.9時間(参考値)です。これは平年値(124.8時間)の105%です。
 10月1日に観測した最大瞬間風速:17.9m/s(南東)は、2008年の統計開始以来10月の観測史上第1位です。

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 このあとご紹介する6つの図は、気象庁発表のものです。全国のアメダス観測地点での観測データについて、平年差を地図上にプロットして分布図にしたものです。

 下の図は、平均気温での平年差分布図です。左が10月1日〜30日の30日間で、右は10月2日〜31日の30日間です。

 

 北日本や東日本を中心に平年より高いです。九州地方と南西諸島は平年より低いです。確かに、南西諸島は平年より低い日が多く、九州地方も10月中旬や下旬は平年より低い日が多かったです。

 下の図は、総降水量での平年差分布図です。左が10月1日〜30日の30日間で、右は10月2日〜31日の30日間です。

 

 北海道・東北地方北部・高知県・九州地方南東部・日本海の島々・沖縄県などでは平年より多いですが、そのほかでは平年より少なく、関東地方や東海地方では平年より極端に地点もあります。

 下の図は、合計日照時間での平年差分布図です。左が10月1日〜30日の30日間で、右は10月2日〜31日の30日間です。

 

 東北地方は平年より多い傾向ですが、山陰地方は平年より少ない傾向です。全国的には平年より多い地点・少ない地点が混在しています。

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 最後に気象庁が発表した12月の天候をご紹介します。

《特徴》
 2018年(平成30年)10月の天候の特徴は以下のとおりです。
●北日本は気温がかなり高く、沖縄・奄美ではかなり低かった
 北日本では、上旬や下旬に南から暖かい空気が流れ込んで気温がかなり高くなり、月平均気温もかなり高かった 。一方、沖縄・奄美では、北から冷たい空気が流れ込みやすく、月平均気温の平年差は-1.1℃とかなり低く、10月としては1986年(平年差-1.1℃)以来32年ぶりの低さとなった。
●東・西日本太平洋側では、降水量が少なかった
 秋雨前線に伴う活発な雨雲は南海上に離れて位置し、南から湿った空気が流れ込みにくかったため、月降水量は東日本太平洋側でかなり少なく、西日本太平洋側でも少なかった。
●北海道地方と沖縄・奄美では、降水量が多かった
 北海道地方では、主に上旬の台風第24号及び第25号から変わった低気圧に伴う大雨により、月降水量はかなり多かった。沖縄・奄美では、前線の影響を受けやすく、月降水量は多かった。

1 概況
 9月終わりから10月上旬にかけては、台風第24号と第25号が相次いで日本付近に接近した。
 10月1日には、台風第24号が本州から北海道南東海上を北東に進み、東日本で記録的な暴風となったほか、北日本太平洋側を中心に大雨となった。また、台風第25号は、4日から6日にかけて、沖縄地方から九州の西を経て日本海を北上、その後温帯低気圧に変わっても強い勢力を維持して7日に北海道地方を通過した。この影響で、西日本や北海道地方を中心に大雨となり、九州や東北地方を中心に記録的な暴風となった所もあった。その後は、全国的に天気は数日の周期で変化した。
 北日本の月降水量は、北海道地方では上旬の台風第24号及び第25号から変わった低気圧に伴う大雨の影響でかなり多かったが、東北地方では平年並だった。東・西日本太平洋側では、秋雨前線に伴う活発な雨雲は南海上に離れて位置して南から湿った空気が流れ込みにくかったため、月降水量は東日本太平洋側でかなり少なく、西日本太平洋側でも少なかった。沖縄・奄美では、上旬から中旬にかけて前線の影響を受けやすく、月降水量は多かった。
 気温は、北・東・西日本の上旬は、本州の南東海上で太平洋高気圧が強いことや相次ぐ台風の通過に伴って暖かい空気が流れ込み、かなりの高温となった。特に6日には三条(新潟県)で日最高気温が36.0℃で10月として歴代全国1位の高温となるなど、上旬の中頃は、東日本と西日本日本海側を中心に台風による暖かい空気の流入に加えてフェーン現象の影響で顕著な高温となった。北・東日本では、下旬にも南から暖かい空気が流れ込んで気温が高くなり、月平均気温は北日本でかなり高く、東日本でも高かった。一方、西日本では中旬に冷たい空気が流れ込んで低温となり、月平均気温は平年並となった。沖縄・奄美では、月を通して北から冷たい空気が流れ込みやすく、月平均気温の平年差は-1.1℃とかなり低く、10 月としては 1986 年(平年差-1.1℃)以来32年ぶりの低さとなった。

2 気温、降水量、日照時間の気候統計値
(1)平均気温
 北日本でかなり高く、東日本で高かった。横浜(神奈川県)など4地点で10月の月平均気温高い方から1位タイの値を記録した。一方、沖縄・奄美ではかなり低かった。西日本は平年並 だった。

(2)降 水 量
 東日本太平洋側でかなり少なく、西日本太平洋側で少なかった。一方、北日本日本海側ではかなり多く、北日本太平洋側と沖縄・奄美で多かった。東・西日本日本海側は平年並だった。

(3)日照時間
 北日本日本海側と西日本太平洋側で多かった。一方、沖縄・奄美では少なかった。北日本太平洋側と東日本、西日本日本海側は平年並だった。


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2018年10月30日〜31日       2018年11月5日〜8日