おきたまラジオNPOセンター・ひとりごとダイアリー

 

2021年12月30日(木曜日)晴れ薄雲浮かぶ 午前中から夜は曇り晴れ間あり 午後一時 夕方から夜は一時

【ひとりごとダイアリーこの1年】
 今年(2021年)は音楽映画が充実していました。私も近年になく映画館に通いました。ただし、すべて山形市の映画館です。米沢にはシネコンはありますが・・・。
 その中でダントツに感激・感動した映画は、7月7日に鑑賞した“アメリカンユートピア:American Utopia”です。これは、デヴィッドバーンのブロードウェイでのライヴを記録した映画で、監督はスパイクリーです。私にとって、1960年代からこれまでに鑑賞した無数の映画の中で、最高の映画となりました。いつまでも観続けたいと思った初めての映画でした。夜9時からの上映でしたが、上映が終わって、館内にて拍手がわき起こったことも感動的でした。
 ほかにも、アリーサ・フランクリンをテーマにした『アメイジング・グレイス』『リスペスト』を鑑賞。特に『リスペスト』は劇映画を超える仕上がりで素晴らしかったです。出来れば『リスペスト』『アメイジング・グレイス』に観たかったと思いました。
 『ビリー』では、遠い存在だったビリー・ホリデイが身近に思えるようになりました。『サマー・オブ・ソウル』はコンサート映画ですが、1969年の時代背景を上手に取り込んでいました。『ジャズ・ロフト』はジャズファンにはたまらない映画と感じました。上映タイミングも良かったようです。これらの映画で共通するのは、多様性を認め合うことに大切さです。

 今年は『多様性』が取り上げられた1年でもありました。性別を表記しない動きも伝えられるようになりました。一方で、この動きや認識に逆行するような発言があり、東京オリンピックに対する見方は厳しさを増しました。
 新型コロナウィルス(COVID-19)の感染者が急増する中(第5波)で開催された東京オリンピックとパラリンピック。パラリンピックについては、障がい者スポーツに対する認識・理解は進んだと評価できる一面はありますが、特にオリンピックでは、相変わらず、ナショナリズムが前面に出た報道が目立ちました。選手の活躍は評価したいですが、オリンピックを頂点にしたスポーツ界で良いのか、考え直すことも必要ではないか、と感じました。IOCという特殊な組織は、会長の行動でも伝えられました。

 今年は民主主義が後退する1年でもありました。アメリカでのトランプ支持者によるアメリカの議会議事堂占拠に始まり、アフガニスタン、ミャンマーでの出来事は、胸を締め付けられました。香港も非常に心配です。
 私は「数年前から世の中は悪い方向に向かっているのではないか」と感じていましたが、それが現実になっていると思うのです。それは日本も例外ではありません。日本の場合、形だけの民主主義になっていないのか、と危惧しています。
 衆議院選挙では、身近なところで選挙違反事件が発覚し、山形県内では大きなニュースになりました。よく「政治に無関心」と言いますが、「政治を信用していない」という言葉に置き換えられるのではないでしょうか。ただ、その責任は私たち一人ひとりです。
 ここで私が思い浮かべる言葉は『組織』です。私たちが『組織』にこだわらない意識を持ち、行動すれば、世の中は良い方向に向かうと思います。本来『組織』は一人ひとりのためにあるはずなのに、いつの間には『組織』のために・・という論理が働いています。

 米沢では、東京第一ホテル米沢が9月30日をもって営業が終了しました。現在の天皇陛下も泊まられたホテルであり、私も様々なことで利用してきましたので、かなりビックリです。今後は、新たな運営会社の下で再開を目指します。
 もっと驚いたのが米澤新聞の休刊です。それも突然の休刊です。米澤新聞は10月27日付けで発行を停止。会社は破産しました。コロナ禍による影響と伝えられていますが、それだけではないようにも思います。記者さんたちの一生懸命に働いていた姿を思い出しますと、割り切れないものを感じます。

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 今年(2021年)も新型コロナウィルス(COVID-19)に振り回された1年でした。
 私はここで思うのは、人間の無力さと愚かさです。あれから2年も経過しているのに、状況は変わっておりません。何も解決しておりません。その一方で、人間の能力を活用しているものがあります。しかし、それは人間自身を恐怖に陥れるものです。
 新型コロナウィルス(COVID-19)の発生源がいまだに解明されないことも、人間の能力を適切に使っていない証しです。
 山形県では、3月中旬から6月上旬にかけて感染確認が相次ぎました。3月25日には49人の感染発表がありました。私は6月20日と7月11日にワクチンを接種しました。山形県では7月下旬から9月にかけて感染確認が相次ぎました。8月21日には69人の感染発表がありました。
 10月以降は比較的落ち着いた状況となりました。ただ、11月下旬から12月上旬は天童市でクラスターが発生し、天童市への出張を断念しました。
 全国でも第5波が収束後、感染状況は落ち着いてきました。ところが11月下旬になって、オミクロン株の確認が発表され、状況は一変です。世界では年末に入って感染が急拡大です。日本でもここに来て、感染者が増加傾向です。オミクロン株感染者も増えています。
 結局はこの年末年始も新型コロナウィルス(COVID-19)に支配されたままです。
 もうひとつ申し上げたいのは、いまだに感染対策に無関心な人が数多くいることです。地域の人たちによる地域の活動では、大半の人がマスクをしているのに、残念ながらマスクをしない人がいました。それも招集した人でした。最近のことです。福島のカフェでは、テーブルに默食を呼びかける張り紙があるのに、マスクをせずに会話する人たち。ある自動車関係の事務所でのマスクなし風景などなど。
 一方で、「いつまで我慢すればいいのか」と思う気持ちは、膨らむ一方です。
 ひとりごとダイアリーでは感染対策を呼びかける意味で、感染状況をお伝えしていますが、伝え方は試行錯誤でした。自治体によって発表の仕方が異なることに対しては、今年も困惑しました。特に福島県・宮城県の発表が簡略化され、感染経路が追えず、対策につながらない発表になってしまいました。

 山形市のシンガー・ソングライターで、私が応援している丹波恵子さん、コロナ禍で苦労した1年でした。それでも丹波さんは「何かできることはないか」と常に前向きに考えました。
 4月23日には初めての試みで、蔵王の一角で、桜の下での「無観客ライブ」を実行。その様子を私が撮影し、YouTubeで配信しました。
 10月2日には 高畠町文化ホール まほら ホワイエ にてコンサートを開催しました。チョー久々の本格的な単独ライブになりました。
 そう言えば、高畠町文化ホール まほら の皆さんの温かな対応ぶりにも感心しました。ここでは10月30日、アツキヨのコンサートも行われています。このコンサートも、とても良かったです。

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 今年(2021年)は東日本大震災から10年目でした。3月11日に米沢市・伝国の杜で催された東日本大震災復興祈念事業(米沢会場)では、主催者である東日本大震災復興祈念事業(米沢会場)実行委員会の一員として記録担当のスタッフを担いました。昨年は中止となったため、2年ぶりの開催でした。ただし、無観客での開催でした。無観客でも開催できたことは良かったと思います。リモートになりましたが、コンサートも行うことができましたし、内容的には、ほぼ例年通りでした。厳しい状況の中「立派にできた」という評価も聞かれました。
 ただ、やむを得ないとは言え、リモートになって「残念」という思いもしました。
 そして、憤りを感じる場面があったことは、しばらく忘れることはできないでしょう。実行委員会はお互いに協力し合って事業を遂行するものですが、上下関係のような発言を受けたことが、非常に残念でした。
 また、2022年3月11日に向けての第1回実行委員会開催が12月になってしまいました。私としては、早めの開催をお願いしていた経緯もあり、少々残念な思いになりました。その2022年3月11日ですが、これまでの1か所(米沢市・伝国の杜)での開催から、置賜地域3市5町それぞれでの開催になります。開催方法はそれぞれに自治体に委ねられます。

 コロナ禍で避難者の人たちと接する機会は少なかったですが、久々にお会いした時に、話が弾んだ時には、とても嬉しくなりました。また、久しぶりにお会いした子どもさんの成長ぶりには、言葉がありませんでした。

 被災地には4月2日と10月9日に訪ねました。
 浪江町では、請戸漁港が整備され、請戸小学校が福島県では初めて震災遺構として公開され、道の駅では酒造りが始まるなどでにぎわっていました。ただ、市街地では更地が増えていくなど、復興には程遠い状況でした。そもそも、原発の現状を考えますと「復興は難しいのではないか」とも考えます。
 南相馬市小高区では、いわゆるよそ者・若者による地域活性化の動きが顕著になりました。地元では評価・期待する声がありました。一方で、複雑な思いも感じました。
 宮城県の亘理町・山元町では、感染状況の落ち着きもあって、再開する動きがみられるようになりました。

 2月13日の23時08分頃、福島県沖を震源とする大地震が発生しました。震源の深さは55km、地震の規模を示すマグニチュードは7.3と推定されます。これは、阪神淡路大震災や熊本地震と同規模です。この地震で、震度6強を、宮城県では蔵王町円田、福島県では相馬市中村・国見町藤田・新地町谷地小屋で観測しました。米沢では、震度5弱をアルカディアと林泉寺で、震度4を駅前と金池で観測していました。
 この地震では各地に大きな被害が出ました。亘理町のコミュニティFM放送“FMあおぞら”では、入居しているスーパーマーケットの空調用の循環水の配管が破損、大量の水漏れが発生。このため、送信機、パソコン、電話回線、インターネット回線、事務系備品など、 すべて水浸しになってしまいました。これで放送が困難となり、2月14日と15日、送信停止・放送停止となりました。
 今年(2021年)は地震が多かったように感じます。12月4日からのトカラ列島での群発地震では、一部の島民が避難する事態になりました。

 11月、白鷹町立荒砥小学校の6年生児童による震災支援に関する調査に協力しました。後日、そのお礼として、学習の成果品や深山(みやま)焼の陶器が送られてきました。それは“思いやりのバトンリレー”という児童たちの取り組みでした。感激しました。詳しい内容はこちらをご覧ください。

 8月、山形県新庄市にコミュニティFM放送局“あすラジ”が開局しました。“あすラジ”は午前7時から夜8時まで、すべて生放送です。また、パーソナリティ(スタッフ)では、フリーランスの人はお断りし、みんなが未経験者です。今のところJCBAには加入しておらず、単独路線を貫いています。新庄地域の経済力を考えた場合、注目のコミュニティFM放送局と言えます。私は3回にわたり新庄市に遠征するほど、“あすラジ”を応援しました。

 ラジオ業界では6月、民間放送のAM局(中波局)のうち、北海道放送・STVラジオ・秋田放送を除く44社が、2028年秋を目処にAM放送からFM放送へ移行することを発表しました。将来的にはAM放送を廃止し、FM放送のみにする局が多いとみられます。AM放送での送信施設における維持費用の問題などによるものです。ただし、ラジオ受信機の買い換えが必要であるため、課題はあります。
 NHKは、ラジオ第1放送と第2放送を、2025年度に一本化する方針を示しました。

 メディア関係では、憤りを感じたことが1つありました。
 山形県内のテレビ局による東日本大震災10年関連の報道です。3月頃の放送です。その報道は、福島県からの避難者による山形県内での活動の様子を伝えていました。それを報道では「山形県内でも少なくなった避難者が集える貴重な場」と伝えていました。さらにその報道は「米沢市内のある施設も避難者が集わなくなった」という意味の内容を伝えました。その施設の方によりますと、「何の説明もなく、撮影していった」とのことで、その方も困惑していました。
 こういう報道をされますと、テレビ報道が信用できなくなります。

 11月3日、鶴岡市を訪ねました。例年なら年に数回は鶴岡市を訪問するのですが、2020年も1回のみ、そして今年(2021年)も、この日の1回のみでした。この日は鶴岡まちなかキネマでの取り組みを取材しました。
 昨年(2020年)閉館に追い込まれたまちキネ。その後、存続に向けての動きがありました。そして、今年(2021年)になって、鶴岡市社会福祉協議会がまちキネの建物と駐車場を取得することがわかりました。そして鶴岡市社会福祉協議会は、施設の一部を映画機能付き交流スペースとして貸し出すことになりました。それを担うのが山王まちづくり株式会社です。山王まちづくり株式会社では現在、金・土・日・祝日限定でプレ上映を行っています。
 私が訪ねた11月3日もプレ上映を行っていました。加えて、まちキネを活用したイベントが行われていました。館内はにぎわっており、取り組みの効果を感じました。ただ、課題もあり、関係者の努力は続きそうです。

 NPO関係について、今年(2021年)は正直、あまり力を注ぐことはありませんでした。今年の前半、良からぬ情報が伝わってきたことが要因のひとつかもしれません。
 一部のNPOはがんばっているものの、山形県における中間支援の衰退も非常に心配です。結果として、問題が放置されている事例があります。これは私自身にも関係することで、他人事ではありません。
 今年(2021年)の市民活動で注目されたひとつに子ども食堂がありました。コロナ禍で運営は大変ですが、全国的に数が増えていると伝えられています。
 当初は、貧困やひとりで食事している子どもたちのため・・という子ども食堂に対して、疑問もありましたが、地域の人たちが集える場という意味合いに変わってきたことで、私の見方も変わりました。なぜなら、限定したら、逆に行きにくくなるからです。最近は、食育をテーマにした子ども食堂もあります。

 12月、大阪で放火事件がありました。そこは精神科の専門クリニックでした。25人が亡くなりました。発達障がいに対する偏見が大きくならないか、心配です。

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 ひとりごとダイアリーでは天気を詳しくお伝えしています。天気この1年です。
 1月は大雪でした。各地で車の立ち往生が発生しました。
 2月も大雪でしたが、寒暖の差も大きかったです。
 3月は異常とも言える暖かさになりました。
 4月も寒暖の差が大きかったです。山形県では遅霜で果樹を中心に大きな被害が出ました。
 5月は不順な天気でした。米沢も梅雨のような天気の日が多かったです。
 6月は梅雨前線に振り回されました。梅雨前線とは関係ない梅雨入り発表がありました。
 7月3日、静岡県熱海市で大規模な土石流が発生しました。大雨によるものですが、人災との見方が強まっています。
 7月は前半が大雨、後半は猛暑でした。米沢では7月17日から7月21日までの5日間連続で猛暑日になりました。
 8月は前半が猛暑、中盤が大雨と低温、後半になって暑さが戻りました。
 9月は月初めが寒く、後半は暖かくなりました。9月17日、台風(14号)が初めて福岡県に上陸しました。
 10月は前半が暑く、後半は寒かったです。前半の暑さは記録的で、西日本を中心に、各地で真夏日の日数の記録更新が相次ぎました。
 11月は西高北低となる日が多く、愚図ついた天気になりやすかったです。北海道木古内町アメダスでは10分間降水量で55ミリを観測。気象庁の観測史上第1位です。
 12月は前半から中盤は愚図ついた天気あるも気温は高めでした。しかし、12月25日からは数年に一度の寒波に見舞われ、一気に寒く大雪になりました。

 気象庁は12月12日、2021年の天候について、速報版として発表しました。

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《概要》
●日本の年平均気温は1898年の統計開始以降で最も高い値となる見込みです。また、前年12月~1月にかけて日本海側の各地で大雪となったほか、8月中旬は東・西日本で記録的な大雨となりました。
●台風の発生数は平年より少ない22個でした。日本への台風の接近数は平年並みの12個で、そのうち3個が上陸しました。
●世界では、主に北半球の各地で異常高温、異常多雨が発生しました。中国中部の大雨(7月)、南アジア及びその周辺の大雨(5~11月)、ヨーロッパ中部の大雨(7月)、北米中部から西部の熱波(6~7月)など、多数の死者を伴う災害が発生しました。

《日本の天候の特徴》
●気温の高い状態が続き、年平均気温は全国的に高く、特に北日本では1946年の統計開始以来 最も高くなっている。
●前年12月〜1月にかけて、日本海側では各地で 大雪となった。
●8月中旬は東・西日本で記録的な大雨となった

《概況》
 2021年は、年間を通して気温の高い状態が続き、低温は一時的だったため、年平均気温(2021年1月〜12月)は全国的に高かった。特に、北日本は、平年差+0.9℃と1946年の統計開始以来第1位タイの高温となっている。1月前半は強い寒気が南下し、低温となり、日本海側では大雪による交通障害が発生したが、1月下旬以降は4月上旬にかけて、全国的に寒気の南下が弱く、気温の高い状態が続いた。特に3月は寒気の南下が顕著に弱く、北・東・西日本で記録的な高温となった。6月以降8月上旬にかけて、北日本では気温の高い状態が続き、 特に7月中旬から8月上旬にかけては、太平洋高気圧が北日本付近に張り出したため、旬平均気温がかなり高い状態が続いた。8月中旬は、太平洋高気圧が弱まり、前線が本州付近に停滞し、活動が活発になったため、東・西日本では大雨が続き、西日本ではこの時期としては記録的な低温となった。太平洋高気圧が弱い状態は9月上旬にかけて続き、このころ東日本で顕著な低温となった。10月前半は寒気の南下が弱く、全国的に顕著な高温となったが、10月後半からは、寒気が西回りで南下することが多くなり、北日本は高温傾向だったが、西日本や沖縄・奄美では低温傾向となった。

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 今年(2021年)の音楽界を振り返ります。
 今年(2021年)に入り、突然オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)が大ヒットを飛ばしました。17歳です。これまでも演劇などで活躍してきましたが、若いです。内容は元彼に対するものでした。ザ・キッド・ラロイ(The Kid LAROI)や一発屋と言われたリル・ナズ・エックス(Lil Nas X)が大ヒットを放ちました。グラミー賞でノミネートされなかったザ・ウィーク・エンド(The Weeknd)は堅実にヒットを出しました。秋には今や大物と言えるエド・シーラン(Ed Sheeran)やアデル(Adele)の新作が立て続けに発表されました。エド・シーランはポケモンとコラボしたことも話題にありました。ロックではイタリアのマネスキン(Måneskin)が注目されました。

 私が注目したアルバムの1つは、ウルフ・アリス(Wolf Alice)の“Blue Weekend”です。あまりにも豊かな表現力に圧倒されました。ウルフ・アリス(Wolf Alice)はイギリスの女性1人、男性3人による(オルタナティヴ)ロックバンドです。
  ハー(H.E.R.)の“Back Of My Mind”も大傑作でした。H.E.R.(Gabriella Sarmiento Wilson)はアメリカの女性シンガー・ソングライターです。1997年6月27日、カリフォルニア州ヴァレーホ(Vallejo, California, U.S.)生まれです。

 コロナ禍で音楽界は厳しい状況が続きます。それでも豊作の1年でした。
 ただ、発表の形態が、特にアメリカ・イギリスでは配信が中心となり、CDが売れているのは日本だけ、という話もあります。これも考えようで、1曲1曲を大切にしたい私には、歓迎することにも感じます。アルバムを大切にするか、シングルか、難しいところです。

 アメリカでは、ラッパーの射殺事件が複数あったことが残念です。そもそも、アメリカの銃社会が改まっていないことが問題です。

 フィル・スペクター、チック・コリア、ルーサー・ヴァンドロス、レスリー・マッコーエン、ミルバ、B・J・トーマス、チャーリー・ワッツらが亡くなりました。

 Billboard の年間チャートです。シングルです。1位はデュア・リパです。驚きですが、アメリカでも堅実にヒットしました。デュア・リパはイギリスの女性シンガー・ソングライターです。

01位:Levitating / Dua Lipa
02位:Save Your Tears / The Weeknd & Ariana Grande
03位:Blinding Lights / The Weeknd
04位:Mood / 24kGoldn Featuring iann dior
05位:Good 4 U / Olivia Rodrigo
06位:Kiss Me More / Doja Cat Featuring SZA
07位:Leave The Door Open / Silk Sonic (Bruno Mars & Anderson .Paak)
08位:Drivers License / Olivia Rodrigo
09位:Montero (Call Me By Your Name) / Lil Nas X
10位:Peaches / Justin Bieber Featuring Daniel Caesar & Giveon
11位:Butter / BTS
12位:Stay / The Kid LAROI & Justin Bieber
13位:Deja Vu / Olivia Rodrigo
14位:Positions / Ariana Grande
15位:Bad Habits / Ed Sheeran
16位:Heat Waves / Glass Animals
17位:Without You / The Kid LAROI
18位:Forever After All / Luke Combs
19位:Go Crazy / Chris Brown & Young Thug
20位:Astronaut In The Ocean / Masked Wolf

 アルバムです。1位はモーガン・ウォーレンです。モーガン・ウォーレンはアメリカの男性カントリー・シンガーです。日本ではまったく知られない存在ですし、ラジオ等でも紹介されませんでした。現地アメリカからの情報からも、ある特定での大ヒットという印象です。
 テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が、Big Machine というレーベルでリリースした6枚目までのアルバムについて、権利関係の問題から、再録音・再リリースすると発表。今年は2枚のアルバムを発表したことも、カントリー界における何かがあるのではないか、と感じます。

01位:Dangerous: The Double Album / Morgan Wallen
02位:Sour / Olivia Rodrigo
03位:Shoot For The Stars Aim For The Moon / Pop Smoke
04位:Evermore / Taylor Swift
05位:Certified Lover Boy / Drake
06位:F*ck Love / The Kid LAROI
07位:What You See Is What You Get / Luke Combs
08位:Positions / Ariana Grande
09位:Future Nostalgia / Dua Lipa
10位:My Turn / Lil Baby
11位:Legends Never Die / Juice WRLD
12位:Folklore / Taylor Swift
13位:Hollywood's Bleeding / Post Malone
14位:After Hours / The Weeknd
15位:Justice / Justin Bieber
16位:Fine Line / Harry Styles
17位:El Ultimo Tour del Mundo / Bad Bunny
18位:Good News / Megan Thee Stallion
19位:The Voice / Lil Durk
20位:Planet Her / Doja Cat
21位:SoulFly:Rod Wave
22位:Goodbye & Good Riddance / Juice WRLD
23位:Greatest Hits /Queen
24位:Tickets To My Downfall / Machine Gun Kelly
25位:Hamilton: An American Musical / Original Broadway Cast
26位:A Gangsta's Pain / Moneybagg Yo
27位:When We All Fall Asleep, Where Do We Go? / Billie Eilish
28位:The Off-Season / J. Cole
29位:This One's For You / Luke Combs
30位:The GOAT / Polo G

 続いて、UKチャートの年間チャートです。
 シングルです。

01位:BAD HABITS / ED SHEERAN
02位:GOOD 4 U / OLIVIA RODRIGO
03位:DRIVERS LICENSE / OLIVIA RODRIGO
04位:SAVE YOUR TEARS / WEEKND
05位:MONTERO (CALL ME BY YOUR NAME) / LIL NAS X
06位:LEVITATING / DUA LIPA
07位:STAY / KID LAROI & JUSTIN BIEBER
08位:HEAT WAVES / GLASS ANIMALS
09位:BLINDING LIGHTS / WEEKND
10位:BODY / TION WAYNE & RUSS MILLIONS

 アルバムです。

01位:30 / ADELE
02位:= / ED SHEERAN
03位:VOYAGE / ABBA
04位:SOUR / OLIVIA RODRIGO
05位:GREATEST HITS / QUEEN
06位:FUTURE NOSTALGIA / DUA LIPA
07位:DIVIDE / ED SHEERAN
08位:DIAMONDS / ELTON JOHN
09位:50 YEARS - DON'T STOP / FLEETWOOD MAC
10位:WE'RE ALL ALONE IN THIS TOGETHER / DAVE
11位:THE HIGHLIGHTS THE HIGHLIGHTS / WEEKND
12位:FINE LINE / HARRY STYLES
13位:GOLD - GREATEST HITS / ABBA
14位:MUSIC OF THE SPHERES / COLDPLAY
15位:SHOOT FOR THE STARS AIM FOR THE MOON / POP SMOKE
16位:DIVINELY UNINSPIRED TO A HELLISH EXTENT / LEWIS CAPALDI
17位:RUMOURS / FLEETWOOD MAC
18位:PLANET HER / DOJA CAT
19位:CURTAIN CALL - THE HITS / EMINEM
20位:LIFE BY MISADVENTURE / RAG'N'BONE MAN

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 音楽映画など素晴らしいものを生み出す一方で、いまだにCOVID-19を克服できない人類。希望とむなしさが入り混じった2021年でした。はたして、2022年は・・・

 

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