だがしや楽校・ひとりごとダイアリー

 

とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re

 

2013年2月23日(土曜日)横浜市の天気:晴れ

【とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re】
 横浜市戸塚区にある横浜市立品濃小学校にて“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”(主催:とつかのおもちゃ箱実行委員会)が開かれました。

 “とつかのおもちゃ箱”と言えば、例年12月に開催されているはずなのに、今回はどうしたのでしょう。Re(リターン)の意味は、そこにあります。
 2012年も12月15日に開催する予定でした。ところが、会場である品濃小学校にて感染性胃腸炎で欠席する児童が増えたことから、保健所から開催に対して自粛要請がありました。それに基づいた品濃小学校での判断等により、主催者(“ひよこトナカイ”こと神田さん)は、断腸の思いで開催を断念したのでした。
 しかし、中止したのではありません。延期したのです。だから、リターン(復活)なのです。まるで不死鳥のようです。それだけ“とつかのおもちゃ箱”は、この地域(戸塚区)に欠かせないイベントになったのです。みんなが待ちに待った“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012”。満を持しての開催です。

 私個人的には、延期が幸いしました。2012年12月15日は、米沢市の避難者支援センター“おいで”主催で“クリスマス会”が開催されていたからです。
 私にとって“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校”は、全国数ある“だがしや楽校”の中で、最も大切にしている“だがしや楽校”のひとつです。なぜなら、私のことを大切にしてくださるからです。それは例えば、“とつかのおもちゃ箱”に対する私の関わり方を明確にしてくださるからであります。具体的には、私の取材活動をバックアップしてくださるのです。だから私は安心して取材できるわけです。安心して参加者の皆様とお話することができるわけです。
 さらに、私の拙い話を聴いてくださること、その時間を設けてくださることも、私には大きいです。“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校”では、開催終了後(閉店後)、ミニ反省会を開きます。ミニ反省会では、参加者同士で、感想を紹介し合います。その時に、私がお話しする時間を設けてくださるのです。
 それは、私が望んだわけではありません。お話する時間が無かったとしても、私としては、気にすることはありません。しかし、お話する時間を設けてくださり、しかも拙い話を真剣に聴いてくださる姿勢に、私も人間です。最高の気分になります。
 きょうも“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”もそうでした。
 少なくても、私なら、遠路遙々お越しになった人の話は「いっぱい聴きたいよね」と思います。だから、2月10日に茨城県つくば市から米沢へ来られた“ラヂオつくば”のパーソナリティの2人にインタビューし、久々に“おきたまWebラジオ”の番組を制作したのです。
 これが、人と人とのつながり・コミュニケーションです。

 ただ、開催の延期によって、参加(おみせを出すことが)できなくなってしまった人たちがいたことは、残念です。それでも、開催できたことは本当に良かったと思います。

 なお、今回の“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”は、横浜市立品濃小学校創立30周年記念との連動開催でもあります。

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 “とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校”では、つぎのようなメッセージを出しています。

 だがしや楽校のおみせは
(1)自分の得意なこと、好きなことを披露する場
(2)できることをする。ムリはしない
 この2点を大事にしています。決して、「営利を目的としたお店」ではありません。
 と、いうことで、以下のようなことがありえます。
★売り物や見せるものがなくなったら、お店を閉めます。
★つかれたら、お店を閉めて休みます。
★おみせをひらいている人たちも、ほかのおみせであそびます。
   おみせが閉まっていても、おこっちゃや〜よ♥

 このメッセージは“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校”では毎回発せられていますが、これこそが“だがしや楽校”の原点であります。

 それでは、これから“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”の模様をご紹介します。
 今回も可能な限り詳しくお伝えしたいと思いますが、これまでのような詳細レポートまではご勘弁願います。雰囲気だけでも味わっていただきたいと思います。

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 きょうの横浜市戸塚区は、米沢の大雪をよそに、朝から快晴です。ただ、米沢の寒さほどではないものの、ちょっと寒いです。

  

 写真はJR東戸塚駅の東側駅前です。写真左は北方向です。写真右は南方向で、正面奥に品濃小学校が見えます。

  

 品濃小学校は2年2ヶ月ぶりです。前回は東日本大震災前の2010年12月でした。
 私が品濃小学校に着いた午前9時20分頃には、かなり準備は進んでいました。受付は早くも大忙しです。さあ、あとはオープニングを待つばかり、といった感じです。そして、季節外れ?の“ひよこトナカイ”さんが登場し、いよいよオープニングです。

 午前9時50分、オープニングは今回も“ピーチーズ バトンクラブ”の子どもたちによるパフォーマンスです。“ピーチーズ バトンクラブ”は5つの小学校に通う子どもたちが、品濃小学校で練習しながら活動しています。

 午前10時5分、“ひよこトナカイ”さんの開会宣言で“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”スタートです。それにしても、きょうの“ひよこトナカイ”さん、いつも以上にテンションが高いです。どうしたのかな・・・。

  
          開会宣言                       はろ〜わ〜く

 はろ〜わ〜くには、お仕事を求めて、たくさんの子どもたちがやってきました。写真は、受付して、求人票ならぬお手伝いカードを真剣に見る子どもたちです。

  
  はろ〜わ〜く(受付)           お手伝いする子どもたち

 会場ではお手伝いする子どもたちの姿をたくさん見ることができます。写真はおみせのPRする子どもたちです。

  
  超楽しいストラックアウト            森っちサンタからのおくりもの

 超楽しいストラックアウトは、野球好きな子どもたちが、今流行りのストラックアウトのおみせを出したものです。ビンゴを出すと豪華賞品が・・・。

 森っちサンタからのおくりものは、品濃小学校のOB・OGである秋葉中学校に通う中学生の皆さんによるおみせです。ボール投げなどのゲームでプレゼントをゲット!

  
お針子クラブ&ミニヨンのおしゃれショップ

 お針子クラブ&ミニヨンのおしゃれショップは、“とつかのおもちゃ箱”ではお馴染みのおみせです。写真のとおり大にぎわいです。お針子クラブは、川上小学校の女のお子さんたちが中心になって活動しています。

  
品濃BCのゲーム&小物やさん  

 今年もおみせを出した品濃BCは、品濃小学校PTAのバトミントンサークルです。バトミントンのラケットやシャトルを使ったゲームとかわいい手作り小物を販売しています。

  
   ジュエリー&マッスル               発表のおみせ:ダンス・キッズ 

 品濃小学校に通う子どもたちで活動している品濃ミニバスケットクラブによるおみせです。“とつかのおもちゃ箱”は初参加です。シュートが入ると、かわいいモールのティアラなどの賞品がもらえます。

 パフォーマンスのおみせ・その2は、ダンス・キッズです。幼稚園から小学6年生までの女のお子さんで編成されています。毎週土曜日に行っている練習の成果が見事に発揮されました。写真は“ラバンバ、La Bamba”に乗ってのダンスパフォーマンスです。

  
Yokohama TOPS                     夢売り屋台 

 “とつかのおもちゃ箱”初参加の“Yokohama TOPS”は、公式ドッジボールのチームです。20名を超える子どもたちが参加しているそうです。私も初めてお聞きした公式ドッジボール。1チーム12名で対戦するそうで、全国大会もあります。

 石川博美さんによる夢売り屋台は、前回(2011年12月)に続いての出店です。地域活性化のためにがんばる石川さんのおみせでは、50円の夢くじが幸運をもたらします。

  
フレンド工房

 フレンド工房(市民活動・出張ワークショップ)の白岩さんとは、昨年(2012年)3月11日の“つづき楽校”(横浜市都筑区)以来の再会です。その後も、横浜市内を中心に、あちこちでおみせを出しています。みんなでデザインして遊ぼうというおみせです。

  
プラバン

 プラバン(プラ板:プラバンアクセサリー)は横浜・戸塚でも人気の遊びのようです。品濃小学校はまっ子ふれあいスクールのおみせです。

  
  石けんでポーセリンアート          品濃小学校創立30周年記念企画

 この近くでポーセラーツサロンを開いているという女性の方2人によるおみせです。
 ポーセリンとは『陶器』のことです。ポーセラーツとは「自由な発想で楽しむ磁器上絵付け」の総称で、日本ヴォーグ社がポーセリン(磁器)とアート(芸術)を合わせて創った造語です。きょうは陶器ではなく、子どもたちのために、陶器よりも簡単な石けんにポーセリンアートしようというおみせです。アートされた石けんを使っても、アートは消えません。

 品濃小学校PTA役員会が制作したビデオ“品濃小学校創立30周年・まちとともに歩んだ30年間”が、1階の休憩所で放映されていました。

  
 更生保護女性会のおみせ            ルルとララの手作り屋さん&フリマ

 毎回おみせを出している戸塚区更生保護女性会のおみせですが、協力していたパン屋さんが閉店したため、今回は美味しいあられとビスケットを販売しています。袋には戸塚区更生保護女性会の名前が入っています。

 佐々木家の“ルルとララの手作り屋さん&フリマ”のおみせもお馴染みになりました。写真のように、大人も楽しんでいます。子どもも・大人も・誰でもが参加し楽しむことができる「世代を越えたコミュニケーション」と言われる“だがしや楽校”ならではの風景です。

  
みんなで茶・茶・茶〜♪(喫茶店)           休憩・喫茶コーナー   

 川上小学校はまっ子ふれあいスクールは今回も“みんなで茶・茶・茶〜♪”のおみせです。
 川上小学校はまっ子での最近の様子についてA藤さんは「相変わらず子どもたちは元気に遊んでいます。例年冬になると、はまっ子へ来るお子さんが減るのですが、今年は減りが少なく、にぎやかです。内でも外でも元気に遊んでいます」と紹介してくださいました。

  
品濃町内会・婦人部・手作り品               愛・あむ・クラブ

 品濃町内会・婦人部ではメンバー30人ほどで、地域のボランティア活動、きょうのようなイベントへの参加、お食事会の開催など、楽しくいろんな活動を行っています。おみせにはメンバーで作った小物を出しましたが、お昼前にはほとんどが売れてしまったという人気ぶりでした。

 愛・あむ・クラブは、アクリル毛糸でエコタワシを作っています。メンバーは大勢いますが、来たい時に来て楽しく活動しています。岩手県・宮城県の被災地支援も行いました。取材中、福島出身の方からいわき市の様子を中心にした話を聞くことができました。復興はまだまだ進んでおりません。

  
       やっぴーなおみせ               お金マイスターの楽しい教室     

 “やっぴーなおみせ”を撮影していたら、Nakajoさんの声をかけられました。2009年の“とつかのおもちゃ箱”でお会いして以来の再会です。“やっぴーなおみせ”は横浜市に住む社会人(若者)が集まった“横浜アクションプランナー”によるお店です。東京で仕事をする若者たちが、地元地域(横浜)のために活動しています。Nakajoさんいわく「延期になったことで、参加できました」。おみせでは、子どもたちが卓球を楽しんでいます。

 お金マイスターの楽しい教室は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社のおみせです。前回に続いての出店です。今回はやり方を変え、カルタを使ったクイズで、お金の流れを学びます。 

  
ハートのマスコット屋さん

 戸塚には、挨拶を推進したり、支え合い・助け合いを推進する“ハートプラン”という活動があります。その活動を行っている“東戸塚地域ケアプラザエリア地区別計画推進委員会”のおみせです。委員会では、普及啓発のためにマスコットを作りましたが、このほどマスコットの名前が決まりました。“こころん”です。おみせでは、マスコット作成のキットを配ったりしたのですが、お昼までにほとんど完売するという人気ぶりでした。写真は、おみせにやって来たお手伝い(お仕事体験)の子どもたちと、マスコットの完成品です。

 ハートのマスコット屋さんを取材していますと、“エフエム戸塚”のスタッフから声をかけていただきました。
 “エフエム戸塚”では、今回の“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”へおみせを出すことはできませんでしたが、スタッフの人が会場を巡っては取材していました。
 そのスタッフの方へ私は米沢市に新しいコミュニティFM“エフエムNCV・おきたまGO!”が開局したことをご紹介し、“おきたまGO!”へのメッセージをもらってきました。これから機会があれば、“エフエム戸塚”と“おきたまGO!”が連携できれば・・・と思っております。

  
しなの食堂

 “とつかのおもちゃ箱”では欠かすことができないおみせのひとつが“しなの食堂”です。品濃小学校PTA役員会のおかあさんたちが愛情込めて作りました。私もいただきましたが、今回はさらに美味しく感じました。それもそのはず、お肉・野菜とも、吟味したそうです。
 隣りでは、おにぎりやお茶も販売していました。
 品濃小学校PTA役員会は、30周年記念事業にも取り組んでいます。
 ところで、東戸塚地区の民生委員・児童委員、主任児童委員を担っている松田さんは、この4月から、戸塚区のコミュニティFM“エフエム戸塚”のパーソナリティ(夕方の生放送)を担うことになりました。

  
にこにこコロッケ                  りんどう亭 

 “東戸塚地区配食サービスの会 にこにこネットワーク”のおみせは、今回もあの平田牧場の三元豚ひき肉入りです。平田牧場は山形県酒田市にありますので、ひいき目になってしまいます。
 高齢者だけでなく、病気療養や産前産後など食事作りが困難な人のために、安心安全でおいしいお弁当を作り続けています。活動は15年になりました。

 高齢者食事サービスグループ「りんどう」は、一人暮らしの高齢者や高齢者世帯で食事の支度が困難な方に対して、毎週水曜日、お弁当を作って配達しているボランティアグループです。きょうはあったか〜いうどんを提供しましたが、お昼には完売しました。

  
   紙芝居                 こどもハンドメイドMs(エムズ)

 紙芝居を口演しているのは“てんとう虫”の人たちです。読み聞かせやおはなし会を小学校(川上小学校)や地域で行っている人たちの内、4人で“てんとう虫”として紙芝居も行っています。前回の“とつかのおもちゃ箱”(2011年12月)では取材できませんでしたので、ようやく心残りが解消しました。

 品濃小学校に通う女のお子さん2人(Okubさん・Kuramさん)によるおみせです。2人で考えたおみせです。1ヶ月間かけて作ったポケットティッシュケースを販売しています。私のインタビューにしっかり答える2人は、大人顔負けです。作る時、そしてきょうも「楽しいです」を笑顔で答えていました。

   
Nゲージの世界               発表のおみせ:K-popライブ

 今回も“鉄道子ども会”による“Nゲージの世界”のおみせが出されました。ここは男のお子さんに人気のおみせです。“鉄道子ども会”は子どもたちへの社会教育として活動しているところが特徴です。

 K-popライブは、2012年6月に開講したばかりの Jewel Step DANCE studio によるパフォーマンスのおみせです。K-popですが、曲はJ-popや洋楽最新ヒットが使われています。それにしても、戸塚にはいろんなダンス・スクールがあるんですね。みんな楽しんでダンスしています。

  
たのしいぼうくじのおみせ

 写真左は小学4年生のお子さんが私の顔を見つけ「去年も来た!」と言った瞬間です。私は「よく憶えているな〜」と感心するばかりです。私が前回も今回もビデオカメラ(HDV)を持っているから、わかったようです。
 そのお子さんをはじめ品濃小学校4年生の男のお子さんたちで出したおみせは、前回に引き続き“たのしいぼうくじのおみせ”です。今回は1等から8等まであります。

  
コロコロ・ボールくじのおみせ

 品濃小学校4年生の仲良し男子5人組です。図工の授業で習った『釘打ちの技術』を活かし、みんなでゲーム盤(パチンコ台)を作りました。トントン!と釘打ちの音が家中に響き渡り、おかあさんは「うるさかった」と、でも楽しそうに言います。ゲーム盤作りは2週間ほどかかったそうです。ゲーム盤のできばえに私もビックリです。

  
カードショップ

 ボーリングをして点数によって景品のカードがゲットできるおみせです。品濃小学校3年生のK野君・O田君の仲良し2人が出したおみせです。カードショップはこれまでも“とつかのおもちゃ箱”では見られたおみせですが、今回のおみせが楽しさ一番です。

  
だがしやしなの

 お手伝い(お仕事)をしてもらった“とぷれ”(エコマネー)で駄菓子と交換できます。きょうも大人気で、追加仕入れするほどでした。
 “だがしやしなの”は、現在も毎月2回オープンしています。

発表のおみせ:吹奏楽・横浜市立秋葉中学校吹奏楽部

 秋葉中学校吹奏楽部は2回演奏しました。演奏のクオリティは相当高いです。感心しました。
 演奏のはじめには、楽器をひとつひとつ紹介していました。また、1回目と2回目の公演の合間には、子どもたちのために、楽器体験も行っていました。

  

 そして、2回目の演奏は、今回の“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”のフィナーレを飾りました。フィナーレに相応しい見事な演奏でした。

 今回も午後3時でおしまいになった“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”。
 “ひよこトナカイ”さんによりますと、「参加者(おみせを出した人)と来場者(遊びに来た人)を合わせますと、1000人ほどになります」とのことです。
 それでは、今回の“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”を拝見して感じたことを申し上げます。

 まず、ご紹介したとおり、私のことを憶えていてくださった小学生のお子さんがいて、とても嬉しかったです。逆に私が気付きませんでしたので、恥ずかしい!という思いです。

 子どもたちのアイディアが活かされているおみせがいつくかあったことが印象に残りました。“超楽しいストラックアウト”や“こどもハンドメイドMs(エムズ)”などが、その例です。そのためでしょうか、各おみせでは子どもたちが生き生きしていました。

 中学生の活躍もありました。おみせでは“森っちサンタからのおくりもの”。そして、横浜市立秋葉中学校吹奏楽部の演奏は圧巻でした。

 5時間にわたり“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”を拝見したのに、感動するモノはありませんでした。ではなぜ、私は「感動」しなかったのでしょうか。
 それは、“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”は、『日常』の延長であり、『普通』の風景だったからです。もちろん私は、戸塚の日常を見ているわけではありませんが、子どもたちからご年配の方々の様子を拝見していますと、『日常』の風景・『普通』の風景を拝見している気になったのです。
 この『日常』や『普通』が非常に重要です。大勢の人が集うイベントで、『普通』をするのは逆に難しいからです。私たちは、どうしても『特別』に構え、『特別』に準備します。それは『特別』にする方が簡単だからです。
 でも、“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”は『普通』でした。
 それでは、なぜ『普通』にできたのでしょうか。それは、普段から戸塚の人たち同士に「つながり」があるからです。人付き合いがあり、信頼関係が築かれているからです。
 『普通』の凄さ。これだけのイベントなのに、地域の人たちが『普通』に集う凄さ。凄いものをみせていただいたという気になりました。
 そして、きょう1日だけの“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”ではないことも、あらためて感じました。これも、『日常』の「つながり」があるからです。

 きょうの“とつかのおもちゃ箱 だがしや楽校 2012 Re”から、また大きなことを学ぶことができました。“ひよこトナカイ”こと神田さんをはじめ、すべての皆様に感謝いたします。

 

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